監督・選手コメント

J1リーグ第5節 C大阪vs湘南 試合後監督・選手コメント

監督コメント

曺監督 総括
曺監督

お疲れ様でした。
2013年以来にこのスタジアムに来ましたけれど、ピッチとサポーターの温度が近くて、本当にヨーロッパのような雰囲気の素晴らしいスタジアムで、選手たちも奮い立つような雰囲気だったと思います。内容的には色々とやらなければならないことがありますが、今日に関しては選手たちは全力で戦ったんじゃないかと思います。
今日はゲームプランをしっかり決めて、相手のストロングを抑えながらも相手が嫌がることをやっていこうと2週間準備をして来ました。得点を取った形や後半のゲームの進め方は本当に選手が全力でやってくれた結果だと思います。足りなかったのは僕の采配で、もう少しできることがあったと自省していますけれど、今日ピッチに出た選手は非常にたくましく、J1に戻って来た中で「チャレンジする」というよりも「このステージでやるんだ」というエネルギーがみなぎったように思いますし、それは監督として非常に嬉しかったです。
セレッソさんは想像していた通り、本当に個人の力量があってイージーミスをしない、判断を間違わない、そしてフィニッシュに至るまでのバリエーションに非常に優れたものがありました。我々にとってはこういう試合の体験が残りの試合に必ず繋がっていくと思います。今日は選手にお疲れ様と言ってあげたいです。

曺監督 質疑応答

- セレッソ相手にどういう対策を講じたか?

セレッソさんは本当にセカンドボールを奪う力やそこからゴールに向かう力は高いので、それを蓋しないといけないなと思っていました。それはできた部分とできなかった部分はあったと思います。

- 今日は早め早めに交代のカードを切ったと思うが狙いは?

少しアクシデント的なこともあったのでアウェイでは珍しく早めにカードを切ったんですけれど、こうしておけば良かった、ああしておけば良かったということは少しありますが後悔しているわけではないです。ただ最後10分くらいの進め方でもう少し攻撃的な色を出せればと感じています。

尹晶煥監督 総括

久しぶりに勝利の味を味わうことができて本当に嬉しく思っています。2週間しっかりと準備をしてきましたがその結果がしっかりとついてきてくれたと思います。最も大切なことは選手の高い集中力と最後までやってやろうという意欲が見えたことです。もちろん前半同点にされた時は雰囲気が少し変わってしまいましたが、後半また我々が再びゴールを入れて勝てたことは選手たちに感謝したいです。今日から十数試合をこなして行きますが、その連戦の最初の試合を勝てたことを嬉しく思います。いつもたくさんの方に応援にきてもらっていますが、その応援に応えることができて本当に嬉しく思います。これからタイトなスケジュールでけが人も多く出てしまっていますが、最大限この1ヶ月間で良い結果を出すために最善を尽くして行きたいです。

尹晶煥監督 質疑応答

- 杉本健勇選手の起用方法について狙いは?

この2週間(ヤン)ドンヒョンと(柿谷)曜一朗が非常によく準備をしていましたし、健勇と(山口)蛍については疲労感は確かにありますが怪我を持っているところもあったので、そういう様々な状況を考えての起用の仕方になりました。中盤のところでけが人が出ていて不足していたので、1番疲労が溜まっている蛍が出なければいけないような状況でした。健勇の場合は後半のどのタイミングで投入するかは非常に悩んだんですが、良い結果が出て良かったです。

- 初出場のオスマル選手への評価を

適用やいろんな部分含め良い姿をお見せするということはできませんでしたが、この2週間良い準備はしてきましたし、今日はバランス面で良いものを見せてくれたと思います。勝利に大きな力で貢献してくれたと思っています。

- 次はACLだがどう臨むか?

まず我々にはまだチャンスはありますし、ただ今戦う人数がたくさんいない中で最大限活用できるところを活用しいていきたい。今日試合に出たメンバーで次に誰が出るかはわからないですが、リーグをより重要視しています。今日の勝利は全ての選手に良い影響を与えてくれると思っていますし、誰が出ようと勝利に導くプレーができるという自信を持ってくれればと思います。1日、2日と時間があるので、検討していきたいです。

選手コメント

FW 15野田 隆之介
野田 隆之介

悔しいです。やっぱり決めるところ、最後のところをもっと大胆にやらなければいけないですし、その精度も足りなかったと思います。みんな走っていたし、戦う気持ちは全面に出ていたと思いますけれど、そういう精度の部分は相手の方が上手だったかなと思います。中断期間に練習してきたことをそのまま出そうと思っていましたし、前から行ってセカンドボールを拾って、それを素早くゴール前に運んでいくということは意識していました。練習でのフィーリングは悪くなかったですけど、そういう中で今日もミスは何回かありましたし、そういうところを無くしていかないともっと上へはいけないと思いました。

DF 29杉岡 大暉
杉岡 大暉

交代で入って最初の方はボールが来なくて消えてしまった部分もあったんですが、最後の方になって自分らしさが出せるようにはなりました。もっと立ち上がりからボールが来なくてもランニングで相手をかき回せるようにしなければとは思いました。自信を持ってプレーしようとは思って、久々のJリーグで雰囲気も良かったですし、やってやろうと思っていました。(U-21パラグアイ遠征の疲労は?)思ったよりも疲労感無くできました。ここから連戦なのでまた切り替えてやっていきたいです。

DF 36岡本 拓也
岡本 拓也

(得点シーンは)カズ君(大野和成)からすごく良いボールが来たので、とにかく無心で振りました。逆サイドから入っていくことは意識していたので、得点につながって良かったです。守備の部分は山根がすごく頑張ってスライドしてくれていたので問題なくできていたと思いますが、最後の精度のところはやっぱり相手の方が上だったのかなと思います。1点取られた後にみんなで集まった時は「続けていこう」と話して、そこで我慢してプレーできたことは大きかったと思います。僕自身としてはもう少し(松田)天馬を動かしてうまく守備ができればより効率的に守れたんじゃないかと。後半はみんなのプレーのテンポも良くなって、相手が少し間延びしてきたこともあってうちの良さが出た部分はありました。あのテンポで続けていくことが大事だと思います。ただやはり負けてしまっているので、結果にこだわってやっていきたいです。

MF 18松田 天馬
松田 天馬

練習でやってきたことはある程度やれたと思いますが、負けたことはやっぱり悔しいです。個人的にはこれまでの4試合に比べて前に仕掛けて行くプレーへの意識は高くできたと思います。その中でうまくいった部分といかなかった部分がありますが、比較的チャレンジできた試合だったと思います。コンディション的には悪くなかったと思いますけど、まだまだ90分プレーしきれない自分を情けなく思いますし悔しいです。シュートの場面ももっと最後までパワーを持って打ちたいですし、そういうところで差が出てしまったと思います。次までまた期間が短いので切り替えて、また100%でやれるように準備していきたいです。

FW 17端戸 仁
端戸 仁

自分が入ってから相手のゴール前まで迫るチャンスはあったので、今日に関して言えば相手チームは交代で出た選手がしっかり活躍して、自分達は入れられなかった、というゲームになってしまったと思います。アウェイとは言え最低でも勝点1は持って帰りたかったですし、勝点3を持って帰るチャンスもあった中でこの結果なので、素直に自分の力の無さを痛感しています。相手が実力のあるチームだった中で、ゴールにあと一歩というところまで行っているのだから、あとはネットを揺らすところの精度や迫力を出していけば絶対に点は取れるようになると思います。そこは練習するしかないと思うし、15連戦なのでここからしっかり勝点をとっていけるようにしたいです。前半見ている感じでは守備に回る時間が長くて、得点はしましたけどあまり相手のゴールに向かって攻撃できてないなと感じていたので、まずは自分が間で受けてシンプルにボールをはたいてもう一度出ていくという作業を意識していました。その中で最後ゴールに関わるということを考えていましたけどそれができなくて残念です。なかなかこんなに過密なスケジュールを戦うこともないですけれど、だからこそチーム全員の力が大事になりますし、今日出た選手、出ていない選手といますけどこのチームの良さは全員が全員をカバーできるというところだと思うので、また練習から切磋琢磨して勝ちに向かっていければと思います。