馬入日記

【馬入日記:2月27日】「目の前の試合にどれだけやれるか」

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開幕戦を終え、馬入では再びトレーニングが始まっています。
ここに記すまでもなく、土曜日の勝利の余韻に浸らず、熱と緊張感を帯びた約120分で選手たちは汗を流しました。

「何をやったわけでもない」

長崎戦を振り返り、そう語るのは石川俊輝選手。
後半開始からの出場で、結果的には決勝点となるJ1初ゴールをマーク。それでも本人の手応えはまだまだ物足りなさが募るよう。

そうとは言え、開幕戦での白星は間違いなく今後に向けた好材料。思い出すは2年前、苦しい戦いとなった2016シーズン。「あの年は1勝するのに9試合かかったし、どれだけ最初勝つことが難しいか、勝利を得ることが大変なのかを身をもって体験した。そういう意味でも最初に勝てたのは精神的に大きい」当時を知る石川選手にとっても、この1勝の意味は計り知れません。

次節挑むは昨季の王者川崎フロンターレ。くだんの2016シーズン、等々力でのゲームに石川選手は苦い記憶が残ります。それでも目の前に迫る試合に向け、その記憶を引きずることはありません。

「雑念は持たない方が良いし、そういう思いはシーズンが始まる前や終わって振り返る時に持てば良い。開幕して始まってしまえば、目の前の試合にどれだけやれるかが大事。前節点を取ったからといって出られるチームじゃないし、練習に注力して今週もやっていくだけです」

どこまでも続く毎日の競争。チームは次戦に向け、スタートを切っています。