馬入日記

【馬入日記:6月23日】前向きに

DSC_41263月に左手第4指骨折により離脱していたタンドウベラピ選手が、リハビリ生活を経て練習のピッチに戻ってきました。
「3ヶ月間長かった」と話すタンドウ選手、チームに再合流して以降プレーできる喜びを噛みしめる日々が続いています。

「復帰を待ち遠しくしていました。いまはみんなとサッカーができることが楽しい。これからはまたチームのために、コンディションを良くしてキレを戻していきた。試合にも出られるようにしたいですね」

今から約5年前にも足の骨折により長期間の離脱を経験しているタンドウ選手。今回も苦しい期間を過ごしましたが、当時の経験が活きた部分もありました。リハビリ期間中にグラウンドで前向きな姿勢を常に見せていた様子は、まさにその経験があったからこそ。

「5年前は6ヶ月の離脱で、ずっとサッカーができなかった。今回はその経験もあって初めてではなかったから、メンタル的にもしっかり整理して臨めましたし、フィジカル面だけじゃなく頭の中の考え方やどうやってやればもっと上手くいくか、というようなことも時間を使って考えることができた。実際に練習や試合で仲間がプレーする姿を遠くから見て、自分なりにいろいろ分析することができましたし、いろいろ学ぶことが多かったです。こういう時は『Everything happens for a reason』(何事も必然)と思って、苦しいながらも前向きに取り組むことができました」

ポジティブに時間を過ごした3ヶ月を経て、いよいよピッチに戻ってきた今月、これからは再び1枠のポジションを仲間とともに競い合います。

「GKというポジションは1人しか出られない。だけど、当然みんな出たい。そういう想いを持った中でみんな日々トレーニングをして、体のケアをして、毎日続けている。そうしていくことでGK4人全員で上の方向に向いて上がって行けると思う。GKというのは大事なポジションだと思うし、チームを良くしていくために4人が楽しくハードワークをしていく。そうして試合に出るのは1人だけだけど、他の選手もやるべきことは絶対にあるし、そこからは試合に出ても出なくても、しっかりチームのために、チームが強くなるためにできることをはっきりやらないと。そういうことを毎回続けていきたいです」

仲間との練習はかなわなかった3ヶ月であったものの、復帰のために確かに歩みを続けたタンドウ選手。タフな試合を戦うチームを支えるため、再び切磋琢磨の日々が始まります。