馬入日記

【馬入日記:10月31日】古林選手インタビュー「ベルマーレらしい練習」

151030-1今週はリーグ戦がありませんが、オフ明けから激しい練習が行われています。
昨日は60分1本の紅白戦!一人ひとりがまるで公式戦のような真剣さで、球際に激しく勝負にこだわって戦った60分でした。
今日もシュート練習から、昨日とは形を変えた紅白戦。バチバチと激しい練習を終え、選手たちは充実した表情でした。

練習後、古林選手に話を聞きました。
FC東京戦、鹿島戦とシャドーの位置で出場し、2試合連続でゴールを決めました。

鹿島戦を振り返ると…
「前半、いい形で自分たちのサッカーができて満足できる内容だったと思います。でも後半は鹿島も攻めてきて、ああなった時に自分が先手をとって裏に出たりとか、チームを助ける動きをしていかなければいけなかった。そういう意味では、後半はもう少し何かできたんじゃないかなと感じています」と。

追加点となった古林選手のゴールは相手のクリアを永木選手や大槻選手が繋ぎ、ゴール前の古林選手が右足で決めたものでした。

「相手のキーパーもあまり速いボールじゃなかったからタイミングを外されたと思うので、簡単にインサイドに流しました。あのポジションにいたからこそ、こぼれ球だったり何かが起きるかもしれないということは感じていました。目の前にきた時は“よっしゃ!”と思ってライダーキックを決めてみました(笑)」と。

ここ2試合務めているシャドーというポジションについては…

「FC東京戦の時の最初の10分くらいはどうプレッシャーをかけていいか分からなかったり、走り方も違うので少し戸惑いました。右のアウトサイドだったら、相手の左サイドハーフやサイドバックにプレッシャーをかけて、一旦ボールが出たら戻って…という縦の動きが多いんですけど、シャドーのポジションになると真ん中にプレッシャーをかけて、サイドにプレッシャーをかけて、また3度追いくらいでボランチにプレッシャーをかけるということをしていかなければいけないので、最初は息が上がってしまいました。ユースの時にやっていたこともあって徐々に慣れていきましたけど」と。

周囲から見ていると、本当に溌剌とプレーしているように見えます。

「あそこで持ったら前に仕掛けたり裏に飛び出したり、それは自分の一番の特徴でもあるので」

藤田征也選手との関係も感触がよさそうです。

「お互いがお互いを一番分かっているというか、すごく動きやすいです。征也くんがサイドに張っていたら中にいったり、中にいったら僕がサイドに開くとか。征也くんがこう動いたら僕はこう動こうということが何も言わないでもできる。試合中に声はかけてますけど、阿吽の呼吸でできるという感じです。東京戦で初めて二人でやりましたけど、二人で出たらどうなるかっていうのは、誰にも分からなかったと思う。でもあそこで二人で出してもらって、いい形で結果を出せたことはよかったと思います」

さて、鹿島戦から次のアウェイ新潟戦までは2週間空きます。
選手たちはメリハリあるトレーニングによって、鍛えられています。

「紅白戦はバチバチでしたね。本当に試合という感じだったし、前の日の夜から試合前日みたいな感じでちょっと緊張してた感じだったと思います。そういう練習ができることはすごく大きいと思う。こういう練習をやらないチームもあると思うし、こういうのはベルマーレらしいと思います。あと2試合に向けていいトレーニングをすることが来年にも繋がっていくと思う。みんなすごく緊張感高くやってるし、それが成長にも繋がると思います」