馬入日記

【馬入日記:8月14日】清水戦で値千金のゴール!島村選手インタビュー

150814-1水曜日にアウェイで行われた清水との一戦は、手に汗握る激闘の90分でした。
立ち上がりからハイテンションな試合は前半8分にオウンゴールで先制するも、後半に追いつかれ1-1に。しかし77分、島村選手が値千金の一撃を決め2-1で勝利しました。

試合後に曺監督が「こういうサッカーをやっていこうと、本当に長い期間やってきて、これまでうまくいかなかったことも多い中、選手が日々練習に向き合って、絶対に強くなるんだという気持ちが常にエネルギーとしてチームに宿っていることが勝点3を神様がくれたと思っています」と話していました。エネルギーに溢れる試合は見応えがありました。

決勝点を決めた島村選手に話を聞きました。
まずは、改めてゴールシーンを振り返ってもらいました。

「あのシーンの前に、薫(高山選手)がニアで頭でそらしたりして、ファーに2回くらいボールが流れていたので、そういう感じで誰かがすらして自分のところにこないかなと思ってファーで待っていました。きたら絶対決めるという気持ちでいたんですけど、本当にきました(笑)」

昇格を決めた試合を筆頭に、大事な場面で決めるというイメージが島村選手にはあります。

「ああいう時、意外と冷静になれるんです。目の前にボールがきた瞬間に“もらった”と思いました。モチベーションは常に高く持っていますけど、重要な試合はいつも以上に力が湧いてくるというか。誕生日で30歳を迎えたばかりということもあったし、アウェイにもかかわらずサポーターがたくさん来てくれたということもあって気合が入っていました。そういう時って、なぜか昔からチャンスがくることが多いんです」

そのチャンスに決め切る力。さすが元FW!今季これで3得点目です。

「1試合の中で一度はチャンスがくると思っているので、その時には確実に決めたいと思っていますし、チャンスがきたら冷静に、という心の準備もできています。FWだった時もそんな感じで点を取っていました。あとは普段のシュート練習を大事にしてきたので、やっぱり練習ですね。やっていてよかったと思います」

もちろんDFとしても、能力の高い相手FWを抑えるために奮闘しました。

「相手のフィジカルも本当に強かったので、体力的には消耗しました。もっともっと詰めていかなければいけないし、ピンチも多かったのでそれは次への課題としてやっていかなければいけないと思っています。スタメンで出る時というのは去年も今年も多くはないですけど、スタートで出た時に何ができるかは重要だと思っています。そこで結果を出すことがまた次の出場を掴むことに繋がると思う。守備で安定感を出すことは一番だし、自分の強みとして得点という部分が出せればもっとアピールになると思うので、努力しなければと思います」

それにしても、集中力を持続したタフな試合が続いています。

「J1は強力なアタッカー陣がいるので、本当に90分気が抜けない。でもそういった相手をしっかり抑えることが成長に繋がると思います。強い相手と試合ができて本当に楽しいですね」

チームとしての成長を感じています。

「5年前、アウェイで清水と戦った時には全然ダメだった。今回、アウェイで勝って帰ってこれたことは大きいですし、連勝できたことも大きいと思っています。以前は、自分たちの力不足を痛感させられましたが、今は練習からしっかりやって、試合で結果が出て自信になっていると思う。試合前から“勝てる”と思って試合に臨めていると思います。今年だけを見ても、技術がいきなりよくなるということはないけれど、少しずつみんなうまくなっていると思うし、何より精神的にタフになってきていると思う。そこはだいぶ変わったと思います」

手応えがあるからこそ、もっと成長したいという向上意欲が増しています。

「もっと成功体験を積み重ねていきたい。2ndステージはさらに上位を狙える位置にいるので、より上を目指していきたい。日曜日は浦和と対戦しますが、本当に強い相手だと思うのでそういう相手に勝つことができたら、より成長を感じられると思います。無失点で得点を取って勝つというのがベストなので、そこを目指していきたい。簡単なゲームはないし、難しいことだけどそこにチャレンジしていけば、もっと上を目指せると思います」

日曜日は埼玉で開幕戦以来の対戦となる、浦和レッズとの一戦。
自分たちの成長を、ピッチの上で表現し、必ずや勝点3を奪いたいところ。
ぜひスタジアムで熱いご声援を!