馬入日記

【馬入日記:5月9日】岡田選手インタビュー「得点で気持ちを伝えたい」

150509-1明日はアウェイの中銀スタジアムでヴァンフォーレ甲府戦です!(14:00キックオフ)
水曜日のホーム・神戸戦から中3日。しっかりコンディションと気持ちを整えて臨む一戦です。

神戸戦で約2カ月ぶりとなるリーグ戦出場を果たした岡田選手。
練習後に話を聞きました。

「神戸戦では、僕自身の気持ちの問題なんですけど“今日は1点取れる”という想いがすごくあった。結局取れなかったんですけど、でも絶対に点を取ってやるという強い気持ちでプレーしていました」

これまで以上に強く抱いていたという“絶対に点を取ってやる”という気持ち。これには理由がありました。

「途中交代で出場するのは開幕戦の時以来だったんですけど、正直に言うと、自分の中でなかなか開幕戦を振り払えなくて、悪いイメージが残っていました。そこを振り払って出るというのはすごく難しかった。だから絶対に点を取るということを自分で言い聞かせてピッチに入ったという感じでした」と岡田選手。

開幕戦の悪いイメージというのは、56分に途中交代で出場し80分に途中交代をしたこと。

「曺さんと話もしていました。曺さんは“俺が出すタイミングも悪かった”という言葉もかけてくれたけど、自分のプレーがよくなかったことは分かっていたので、自分に矢印を向けなければいけないし、自分の責任だと感じていました。その後、何回かメンバーに入ったけど、ベンチですごく緊張していて出たらどうすべきか…みたいな気持ちでいました」

開幕戦からの2カ月という長い期間、岡田選手はもがいていました。

「でもそれだけ考えられたし、あの時のことがあったから、試合に対する想いとか責任の重さを、より考えて臨めるようになったと思います。自分から、試合に出たいっていう気持ちがどんどん強くなっていきました」と。

そういう想いがあった中での神戸戦。63分、覚悟を持ってピッチに入ったのです。

「無我夢中で、とにかく得点を目指してチームのためにやろうという気持ちでした。うまく試合に入れたことはよかったと思います。ただ、まだまだチャンスに絡めなかったりシュートのシーンも課題はたくさんあります。でも、あの時から少し前進したかなと思います。リスタートというか、変なイメージは払しょくできたし気持ちも楽になりました」

それにしても、ポジション争いの激しいチームの中で、特にシャドーの熾烈さは誰もが感じているところです。そこについては…

「いろんなタイプの選手がいるから“アイツああいうプレーもできるんだ”とか見て勉強になります。去年も競争は激しかったし、そういうものは自分を成長させてくれると思う。その熾烈な中で自分の特徴を出して、それが成長に繋がっていけばと思います。だから、嫌ではないですね。悔しい時はあるけど」と。

そして怒涛の連戦を戦う中、明日はアウェイで甲府戦です。

「緊張の糸を切らさずに、甲府戦に出られたらチームのために頑張りたい。なかなかスペースがないチームかなと思っていたんですけど、甲府が勝った鹿島戦などは別のチームみたいだったし、どうくるかは分からない。とにかく自分たちは強い気持ちをもって戦いたいです」

そして、岡田選手が話の最後にふとこんな言葉を。

「神戸戦で出場する時、声援とか拍手がすごくて、それが一番嬉しかったです」と。

いろいろと考えを巡らせている最中、ケガがあったりコンディションを崩したりしたこともあって、リーグ戦は結局開幕戦以来の出場でした。
途中交代で入った岡田選手に大きな拍手が起こっていました。

「開幕戦の直後、サポーターの方が声かけてくれたことも力になりました。それに、このままじゃダメだなと思わせてくれました。だから拍手を聞いた時、早く点をとってサポーターの皆さんに恩返ししたいと思った。ちゃんと点を取って気持ちを伝えたいと思っています」

明日もぜひ、熱いご声援をよろしくお願いします!