馬入日記

【馬入日記:7月9日】真摯に向き合う日々。秋元選手インタビュー

リーグ前半戦が終了し、今週末13日(日)天皇杯2回戦 vsFC琉球戦が行われます。(16:00キックオフ)
愛媛戦の1敗のみだった前半戦ですが、チームは結果が出ているから楽をしているということではありません。逆に、厳しい日々を送っているからこその、今の結果があると言えます。

21試合の中には、そして日々のトレーニングの中には、様々なことがありました。そこに、真摯に向き合う選手たちがいたことは間違いありません。

今季、愛媛から移籍加入した秋元選手。
秋元選手の存在の大きさは、試合を重ねる毎に感じるものでした。

「曺さんから、前半戦の失点は一桁でいこうと言われていて、自分の中でも讃岐戦の時に8失点だったので、その時くらいから一桁で折り返せたらいいなと思っていました。結果的に前半を9失点で折り返せたということはよかったです。ただ、自分の力ではなくて、本当にみんながすごく守ってくれることが大きい。前線からの守備もそうだし、ゴール前で絶対に守らなきゃいけないところはしっかり身体を張る。そういうことの積み重ねだと思います」

前節の群馬戦は1-0の勝利。
ベルマーレが主導する時間は長かったものの、終盤は群馬の猛攻を凌ぎました。
秋元選手のファインセーブや的確な判断も光りました。

以前、ここまでの試合で一番印象深い試合は?と聞いた時には、アウェイでの松本山雅戦と答えていた秋元選手。
実際に前半戦全体で考えるとどうか、と改めて聞くと…

「やっぱり山雅ですね。磐田の試合もよかったけど、山雅の時の亮太(永木選手)の3点目とかは後ろから見ていて痺れました。亮太は本当に代表レベルですよ。すごいと思う。それに、うちは試合終了の笛が鳴る時に相手陣内にいることが多いと思うんです。普通、勝っていたらアディショナルタイムくらいになれば、時間を作ってとか、適当にボールを上げてとか、そういうプレーになるものだけど、うちはそうではない。キーパーからしたらすごく助かります」と秋元選手。

常に「まだまだやるべきことがある」と語る秋元選手ですが、具体的にはどんなところに課題を感じているのでしょうか。

「やっぱりクロスボールですね。昔からの課題でもあるんですけど、もっと出れるようにならないと。もっと出れるようになったら自分の幅が広がると思う。出ようという意思が高くなったら、ポジショニングやその前の準備、姿勢も変わってくると思います。そこは自分の中でしっかり整理していきたい。“出れないよ”で終わらせたらこの先の伸びシロはなくなってしまうと思うので、真摯に受け止めてやっていきたいです」

勝点60で折り返した前半戦ですが…
「何と言うか、みんながそのことについて、しれーっとしてる感じがいいですよね。浮かれるなんて、まったくない。この間、スカパー!のインタビューで大介(菊池選手)がいいこと言ってましたね。“J2で優勝しても日本の中では19位なので”って。すごく感心しました」と。

まだまだここからが大事、と誰もが感じている中、天皇杯を挟み、20日からリーグ後半戦が始まります。
ぜひ、志高き選手たちのプレーを見に来て下さい!

※7月20日(日)熊本戦 試合情報
http://www.bellmare.co.jp/homegame20140720