馬入日記

【馬入日記:6月25日】「強い気持ちを前面に出して」遠藤選手インタビュー

ホームでの北九州戦(28日)に向け、変わらずトレーニングに励む毎日です。
練習後、遠藤航選手に話を聞きました。

まずは先週の土曜日に行われたジュビロ磐田との一戦について。

「あれだけ緊張感があって、相手もすごく気持ちが入っていて前からきたし、それぞれのよさを出し合ったゲームだったと思います。個人としては、落ち着いてプレーできましたし、ああいう緊張感ある中でも楽しんでプレーできたことはよかったと思います。それに、アウェイでしたけど、本当に多くのサポーターが来てくれていたので、声援はすごく届いていたし、サポーターの皆さんが後押ししてくれたのは間違いないです」と遠藤選手。

観ているほうも、90分間があっという間に感じた白熱のゲーム。
選手たちも、やっていて本当に楽しかったようです。

岡田選手の先制ゴールをアシストしたのは遠藤選手でした。早いリスタートからの得点は遠藤選手と菊池選手の素早い判断から生まれたものでした。

「リスタートの時の相手のウィークポイントの分析もあったし、そこはうまく突けたと思います。DFも目を切っていたので、瞬時にチャンスだと思いました。もともと、セットプレーは大事になると思っていたので、2点目はオウンゴールでしたけどセットプレーに対してみんながしっかり入っていくとか、そういうことをやれたからこそのゴールだと思う。普段の練習から続けてやっていることがこういう結果に繋がるのかなと改めて思いました」

シンプルに“勝因”は何だったか、と聞くと…

「球際の面は五分だったと思いますけど、最後の運動量かなと思います。前線の選手もすごく頑張ってくれてたし、うちのほうが帰陣は速かったと思います。攻から守へ切り替わったところのスピードは僕らのほうがあったかなと思うので、その切り替えが勝因のひとつだと思います。相手は、奪ってから縦につけたくても、なかなかつけられずに横パスになって、時間かけて攻撃をさせたところもあった。そこで速くブロックを作れたことはよかったと思います」と。

ただ、勝利の中にも反省はあります。

「欲を言えば3点目を取りたかったし、失点した時も下がりすぎてボールにいけなかったので、ああいういいシュートが入ったと思う。そういうところは少し隙があったかなと思います。前半も1回裏をとられてシュートを打たれる場面があった。たまたま入らなかったですけど、そういうところが勝敗を分けると思うので、そういう意味では自分たちにはやるべきことはまだまだあるなと感じています」

昨年のアウェイでの戦いは0-4の敗戦でした。遠藤選手はケガをしていて出場できず、「テレビで観ていて、出られない悔しさもあった。だから今回、自分がやってやろうという気持ちで臨みました」と。

その気持ちは、選手全員から強く感じられました。

「J1で来年やりたいという気持ちもあるし、自分たちはまだまだだから、やらなければいけないという気持ちもある。相手が2位の磐田で、去年は一度も勝てずに終わったというところで、絶対に勝ちたいという気持ちもありました。もちろん僕らだけじゃなくて相手もそういう気持ちできたからこそ、強い気持ちを前面に出さなければ勝てないと思っていました。ただ、いま思うのは、こういう試合をベースにしなければいけないということ。自分たちの力を出せればこういうゲームができるということだと思うので、それを常に毎試合出していかなければいけないと思います。讃岐戦は内容に納得のいかないところもあったので、こういう試合を続けていきたいと思います」

さぁ次節はホームに戻って北九州との戦いです。
北九州は現在4位につけ、再び上位対決となります。

「北九州は上位を倒しているチーム。磐田とはチームの色は違うと思うし、また手強い相手になると思います。磐田戦のような試合を僕らは続けていくことが自分たちの成長にもなるし、サポーターの皆さんもきっとああいう試合を求めて僕らの試合を観に来てくれていると思うので、そこは絶対にやらなければいけないという気持ちです。相手もありますけど、磐田戦のような試合を出せるようにこの1週間いい準備して臨みたいと思います」

わくわくするようなサッカーを再び。
6月28日(土)はぜひ、BMWスタジアムへ。北九州戦は19:00キックオフです。

※試合情報
http://www.bellmare.co.jp/homegame20140628