MATCH試合結果

2012 Jリーグ ディビジョン2

第38節 VS ヴァンフォーレ甲府

10月14日(日曜日) 15:00 @山梨中銀スタジアム

HOME  ヴァンフォーレ甲府 湘南ベルマーレ  AWAY
ヴァンフォーレ甲府 2 0 前半 1 2 湘南ベルマーレ
2 後半 1
77 > 78 勝点 64 > 65
井澤 惇 50分
ダヴィ 62分
得点者 28分 大槻 周平
51分 キリノ
選手 シュート シュート 選手
GK 1 荻 晃太 0 STARTING
LINEUP
0 阿部 伸行 27 GK
DF 2 福田 健介 0 0 鎌田 翔雅 2 DF
DF 17 津田 琢磨 0 0 遠藤 航 3 DF
DF 19 盛田 剛平 0 0 大野 和成 22 DF
DF 6 佐々木 翔 0 0 古林 将太 5 MF
MF 18 柏 好文 1 0 ハン グギョン 7 MF
MF 27 伊東 輝悦 0 2 永木 亮太 6 MF
MF 4 山本 英臣 0 0 髙山 薫 23 MF
MF 10 井澤 惇 2 2 菊池 大介 10 FW
FW 20 フェルナンジーニョ 4 1 大槻 周平 19 FW
FW 11 ダヴィ 3 2 キリノ 9 FW
GK 22 岡 大生 SUB 金 永基 1 GK
DF 5 ドウグラス 0 山口 貴弘 4 DF
MF 7 石原 克哉 0 0 島村 毅 30 DF
MF 16 松橋 優 1 0 坂本 紘司 8 MF
MF 28 畑田 真輝 下村 東美 14 MF
FW 9 高崎 寛之 岩上 祐三 15 FW
FW 14 永里 源気 0 古橋 達弥 18 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
37分
20 フェルナンジーニョ 反スポーツ的行為
85分
16 松橋 優 異議
11 シュート 7 30分
9 キリノ ラフプレー
90分+3
30 島村 毅 ラフプレー
10 ゴールキック 11
4 コーナーキック 4
12 直接フリーキック 12
0 間接フリーキック 2
1 オフサイド 0
1 PK 0
得点経過
50分
10 井澤 惇
右 20 ~ ↑ 中央 10 右足S
62分
11 ダヴィ
PK 11 左足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
28分
19 大槻 周平
右 5 ~ ↑ 中央 23 ヘディング ↑ 19 ヘディングS
51分
9 キリノ
右 5 ↑ 中央 9 ヘディングS
選手交代
56分
17 津田 琢磨 → 7 石原 克哉
70分
27 伊東 輝悦 → 16 松橋 優
80分
10 井澤 惇 → 5 ドウグラス
60分
10 菊池 大介 → 8 坂本 紘司
73分
19 大槻 周平 → 18 古橋 達弥
85分
5 古林 将太 → 30 島村 毅
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
16,643人 曇、弱風 21.6℃ 38% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
久能 幸二 村上 伸次 手塚 洋 平間 亮 國吉 真吾 角田 亜由美

湘南 曺監督 試合後コメント

総評

お疲れ様でした。
湘南からも本当にたくさんのサポーターに来ていただいて、1位と2位の対決ということで、スタジアム全体が本当にJ1やヨーロッパのような雰囲気の中で試合ができたということは、選手たちにも非常にいい経験になったと思います。
試合の流れで言うと、前半はプラン通りと言いますか、選手がしっかりタスクを実行してくれて、いい試合になっていたと思います。後半の立ち上がりにとられて、1-2にされた後の時間帯はどうなるかなと思って見ていたんですけど、我々の前への推進力というのは失うことはなかった。そのまま3点目4点目をとって勝てればよかったのですが、残念です。MOST残念ではないですけど、残念×2くらい残念だと思っています。
ただ、今日プレーした選手たちは、今年一年間やってきたスタイルを本当に最初から最後まで実行しようとしてくれたし、そのことに関して、まったく後悔はしていません。我々の選手たちを、本当に誇りに思います。
甲府さんが昇格を決められたことは、心からおめでとうと言いたいですが、残り4試合で自動昇格の2位以内を選手全員と狙って、もう1ヶ月くらいしかないですけど、シーズンの終わりまで足をとめないで、前への推進力を出して、絶対にクラブとサポーターの皆さんと喜べるようにやっていきます。

質疑応答

後半立ち上がりに追いつかれてからすぐにまた1点を取った、その点に関しては?

シーズン当初から0-0で長い時間行って最後に1点取ろうというチーム作りはしてないので、とにかく1点2点取れるようなチームとして決定機を増やそうというかたちを選手と一緒につくってきたこことが、甲府さんという強豪相手に、相手の勢いを止めるような得点が生まれたことは、前節愛媛戦や天皇杯柏戦から選手たちが学んで、自分たちのスタイルを貫きとおしてくれたことが結果として表れたということだと思います。
それに関しては非常によかったと思います。

シーズン前半戦も甲府とはドローだったが、同じドローのなかにも見られる成長は?

あの時はちょうどゴールデンウィークだったと思うんですけど、我々の連勝が止まり、連敗をしたあとに甲府さんと戦うなかで、前と後ろの呼吸がすこし合わず、サイドから何度か崩されて決定的なピンチを招いた試合でした。後半には退場者が出たのでその後は一方的に攻められた印象があります。
今日に関しては前期やったときよりも我々がゲームコントロールできる時間帯もあったし、そのなかでいい得点が2点生まれた。あの日、選手は甲府さんを強いと体感として思ったはず。そこから学んでここまでやってこられたのはひとつ彼らの成長だと思う。ただこれが天ではなく、このあともさらに成長するためにやっていくだけなので、湘南に帰ってからしっかりリカバーして、次のジェフ戦に向けてまた湘南らしい試合ができるようにやっていきたいと思います。

目指しているアグレッシブなスタイルを発揮したと思うが、試合前にはどのような話をしたのか?

実は今日はミーティングをしませんでした。うちの残っているスタッフ、ユースのスタッフも含めて、一体感を出そうと一生懸命きのう夜遅くまでつくってきた映像を見てゲームに臨みました。
僕は監督として、監督が求める戦術を選手がただ遂行するチームにはもともとしたくなかった。彼らが面白いとか見ているひとが楽しいとか、そういうサッカーをやっていこうと決めていました。そういったスタッフの思いや選手の思いがひとつになって、ここに出てなかった選手の情熱も含めて、今日グラウンドで出せたと思っています。
アマチュアイズムな言い方ですけど、僕は人として生きているなかでそういうことがとても大切だと思っているし、勝敗以上にどう戦うかというプロセスをこれからも大事にしていきたいし、選手にも大事にしてほしい。
そういうチームにしていきたいし、もっともっとそういうチームになってもらいたいと思います。

(※会見を締めるところで)
最後に、3年前の2009年、ここで坂本のゴールで我々が勝ってあのあとJ1に昇格した。この地で今日は引き分けというかたちで勝点1しか取れなかったが、城福さんは私の大学の先輩ですし、苦労されてやっていることも聞いていたので、敗者の弁ではないですけど、甲府の監督、スタッフの方々、選手、それから甲府を取り巻く周りの人たち、サポーターの皆さんに心からおめでとうございますと言いたいし、僕らもBMWスタジアムでこういう思いができるようにしっかり悔しさを胸に刻んで次に向かいたいと思います。
ありがとうございました。

大槻周平選手コメント

こういう大事な試合は先制点がカギを握ると思っていたので、絶対に決めてやろうという気持ちでした。薫くん(高山)からいいボールがきたので、決めるだけでした。
でも自分の得点ということより、引分けということが本当に一番悔しいです。とにかく勝ちたいという気持ちだけなので、本当に勝ちたかった。
アウェイにもかかわらず、ああやってサポーターの皆さんがたくさん来てくれている中で、勝ち切ることができなかった。本当に悔しいです。
いい形もできていたし、内容的には自分たちのやるべきことはやったし、あとは結果だけだったと思う。
途中から相手は引分けを狙ってくるだろうという予想はできたし、でもそういう中でも決め切りたかった。そんなに簡単じゃないなと思いました。
(次節に向けて)相手もまた強いわけだから、しっかり1週間いい準備をしてまた頑張りたいです。

古林将太選手コメント

相手の昇格が決まるかもしれないという状況はあったかもしれないけど、意識しすぎず自分たちのサッカーをやろうということで試合に入りました。そういう面ではいい部分も出たと思います。
ただ、失点のシーンは自分が戻りきれなかったし、よかった部分もあるけど課題も感じる試合でした。
航(遠藤)のクリアを読んで、もっと絞りながら相手を見れればよかったと思います。
大介(菊池)が戻してくれて、キリノが見えていたんですけどうまく入ればいいなと思って入れました。いいところに上げられて、キリノがうまく合わせてくれた。
(先制点も湘南に戻って2得点に絡むというのはなかなかなかったので、ああいう形でいかにいいクロスを入れられるかというのが大事だと思うので、どんどん積極的に上がっていいボールを上げたいです。
悔しいですが、自分たちも昇格をしたいという気持ちはさらに高まったしやっていくだけだと思います。

大野和成選手コメント

甲府はダヴィとフェルナンジーニョを中心に攻撃してくるチームなので、ボールをまわしている時もラインの上げ下げしながらも、その二人の選手のことは常に気にしていました。
自分がとれなくても後ろ3人と伸くん(阿部)とで連携してコースを切ったりしながら、みんなでカバーし合ってできた。結果、前半は何もやらせなかったと思うのでそこはよかったと思います。
ゲーム全体を通してもいい戦いだったと思うし、みんなでまとまった戦いができたと思うのでそこは収穫だと思います。
(次節に向けて)やってることは間違いないと思うし、流れもいいと思う。また1週間、みんなでいい競争をして千葉戦に臨みたいと思います。

遠藤航選手コメント

内容的には悪くなかったと思います。DFラインもしっかりコンパクトにして相手のロングボールにもしっかり対応できていたと思うので、下を向かずに次に向かいたいと思います。
相手の攻撃は長いボール1本でどうにかしようという感じの単調なものが多かったので、守りやすかった。うちのほうがしっかりボールを動かしながら落ち着いてできていたと思います。
相手は前からきていたんですけど、バイタルのところが空くというのは分析でも言われていたので、FWもしっかり意識してくれていたし、僕らも相手のプレスに対して簡単に蹴るのではなくてしっかり間、間につけていこうということは意識していました。そこはうまくいったと思います。
失点のシーンは、僕が最初に切っておけばよかったのかなと今は思いますが、ただ失点した後にみんなしっかり切り替えることができて、すぐに勝ち越し点を奪えたことはよかったと思います。
目の前で昇格を決められてしまったことは悔しいですが、最低限負けなかったことは次に繋がると思う。また1週間いい準備したいと思います。
次はホームでできますし、湘南らしい戦いをして、絶対に勝点3をとりたいと思います。

キリノ選手コメント

ゴールを決められたことはすごく嬉しいですが、勝点3を得ることができなかったので、本当に悔しいです。
前半は僕自身はあまりよくなかった。後半は少し改善できたと思います。
湘南スタイルというのは敵陣でサッカーをすることなので、僕もそれはよく理解しています。前からどんどんプレッシャーをかけることは当たり前のこととして意識していました。
甲府はとてもいいチームなので、今日の昇格についてはおめでとうと言いたいです。
(次節に向けて)毎試合、勝点3をとることを目標に戦っています。ここのところ勝点3がとれてないのですが、自分のベストを尽くして、戦う気持ちを前面に出していきたいと思います。

髙山薫選手コメント

湘南らしさは出せたと思います。引き分けでは絶対に嫌だと思って戦いました。勝ちたかった。
最後、相手はキープしてきたので、攻め残ってでもなんとか点をとりたいと思っていました。
この前、熊本の敗戦が一番悔しかったと言ったんですけど、今日は本当にいろいろな意味で一番悔しかったです。ああいう形でPKを決められてしまって、目の前で昇格を決められてしまったことも悔しい。プロになって初めて、悔しくて涙が出そうだった。
(高山選手自身はかなり警戒されていたようだが?)個人的にはなかなかいいプレーができなかった。でも気持ちの部分は本当に強く持っていたしファイトできたと思う。
(次節に向けて)うちも千葉もヴェルディも、ここにきてなかなか勝てなくなっている状態ですが、次節はまた直接対決になる。千葉とは真っ向勝負になると思う。
ホームで戦えるし、ここまできたら“湘南魂”でビッグウェーブを起こしたいと思います。

永木亮太選手コメント

悔しいです。でも自分たちのサッカーはできたし、90分間集中を切らさずにできたと思います。ダヴィ対策というか、トップに当ててくることは分かっていたので、そこのケアなどは狙い通りにできていたし、相手に崩された場面は自分たちのミスやPKだった。自分たちらしくサッカーできたし、うちのゲームだったと思う。
(カバーリングの面などでもかなり集中していたが?)最近はそういうところができてきているので、それは維持するように心掛けている。そこはいいかたちになってるなと自分でも思うが、今日で言えば、カウンターのときにキリノへのラストパスがずれてしまったり、そういうところがまだ甘い。現状には満足してないし、もっと精度を高めていきたい。(目の前で昇格を決められたが)みんな悔しいと思うし、逆に自分たちが昇格すれば同じようにできるので、昇格したい気持ちがより高まったと思う。本当にこの試合をバネに、残り4試合ですが、全勝する気持ちでやっていきたい。

甲府 城福監督 試合後コメント

総評

湘南は一貫して前に速いスピード感のあるゲームを今シーズン展開していて、それに苦しめられたと思います。最初、湘南が大きなボールから入ったことで、もう少し繋ぎたかったが前の圧力が強くて繋ぐ回数が少なかったかなと思います。
途中から盛り返してチャンスは作れたと思う。そんな湘南の力を考えると我々のゲーム内容は出来が悪かったとは思わない。反省はもちろん失点のところ。あるいは同点にした後すぐに点を取られるところは反省しないといけないが、最後我々は勝点1を取ると昇格できるという状況でしっかり試合をクローズできた。
4ヶ月半負けていないチームがしっかり勝ち取った、積み上げてきたものを発揮できた。勝って優勝したかったが、昇格をホームでサポーターと喜びあえてよかった。選手を誇りに思います。

質疑応答

監督が就任した時に「甲府らしさはサポーターと作り上げる」という話をされたが1年間やって甲府らしさとは?

サッカーの話をすると、どういうチームのようなサッカーというのはあまり意味がないと思う。自分が選手とともにやるべきことはこのチームの最大値を出すこと。それを一番念頭に置いてきました。その中でやりたいサッカーはあるけれどやりたいサッカーをやるためにこういうメンバーがほしいというクラブではない。
最大値を出しながら牛歩のごとくやりたいサッカーに近づいていくのが我々のあるべき姿。そういう意味では積み上げて行ける選手、チームでないと、牛歩のごとくであってもやりたいサッカーに近づいていけないと思うので、積み上げていける集団であることが大事。
今週、火曜日から土曜日の5日間のトレーニングは5箇所違った練習場でやりました。その中でスタッフが練習の数時間前に練習場に行ってラインを書いたところが3箇所。我々はこういう状況で日々過ごしています。当たり前ですが、何を意味しているかというと毎日全部の荷物を撤収するということです。スパイクもベッドも毎日用意する。想像してほしいが、自分のロッカーがない、部屋がないということがどれだけ負担になるか。
僕が知る限りですが、甲府のスタッフはビッグクラブの3倍働いている。その中でJ1に戦っていくという意味では練習に集中できる環境は必要。我々がライン引きのためにグラウンドに早く出ることは嫌ではない。ただ、芝生の種類、ピッチの硬さが毎日違う練習場を転々とすると選手の膝や腰への負担は大きい。これはやった人にしか分らない。
甲府は大企業の私有地のグラウンドを借りる訳にはいかないので、山梨の全ての立場の方々がJ1で最低限戦える環境というものを皆さんで考えてもらえると有難い。
我々は最大の努力をするが、今のJ2で昇格争いをするチームの中でグラウンドを転々としているのは甲府だけだと認識しています。そこの改善をしながらも選手の補強やスタッフのレベルアップも必要。こういうトータルがなければJ1で戦って行くことは正直厳しいと思います。

就任時にプロビンチアの象徴という目標を掲げられたが現時点でどの程度のところにいて、この先どう進んでいくのか?

これもちょっと違う所から話をさせてもらいますけれど、ちゃんと正確な数字を調べてはいませんが、J2ができて13~14年、昇格を果たしたチームは約40チームくらいだと思います。その歴史の中で1年しかJ1にいられずにJ2から1年でJ1に昇格したチームは京都しかない。2006年の京都はJ2に落ちたときに主力はひとりもチームを出ずに、8人の即戦力を獲得した。なので僕は歴史上1年でJ1に上がったというのは少し違うと思います。
なぜ1年しかJ1にいられなかったチームが1年でJ1に戻ることが難しいのか。それは選手の草刈り場になるからです。甲府も6人の選手が海外やJ1に行きました。そういう状況から1年でJ1に上がるのは我々の認識では歴史上初めて。それくらい歴史が証明するように簡単ではない。それを達成したのはプロビンチアの一つの成果。象徴の序章としては一つの成果だと思います。ただ、ここから先は「こういう環境だからJ1に1年しかいられませんでした」という言い訳はしたくない。ここから先、J1でどういう風に定着していくのか。我々よりもはるかに予算規模が大きく、環境がいいクラブとどう対等以上に戦っていけるのかは、私の研鑽を含めて選手とともに積み上げていかないといけないものだと思います。

20試合負けなしの終盤戦となったがターニングポイントは?

時々その質問をされるのですが、我々は前半戦は圧倒したゲームをやってきました。シュート数とCKの数が断トツの1位だった時期がありました。しかしながら勝点を重ねることができない苦しい時期がありました。理由はひとつではなく、我々は毎試合、ここまで38試合ですが、その試合でできたこと、できなかったこと、毎試合我々が目指すサッカーの中で何ができて何ができなかったのかは必ずフィードバックします。
二度と見たくないシーンでもみんなで共有します。それをやっていくことで、なぜこの試合で勝点ゼロなんだ、勝点1なんだという悔しさでは、前半の3分の1は中位に甘んじましたが、断トツの1位だったと思います。それは我々はクオリティを目指してそれだけ攻め込んで勝点を取れなかった。それには必ず理由があるわけですね。運だけじゃなくて。その理由を一つひとつ骨身に染み込ませて中盤戦を過ごして、終盤になって「もう2度とああいう思いはしたくない」という中で、絶対にやらなければならないこと、絶対にやってはいけないことがみんなの中に少しずつ染み込んでいったのかなと。何か魔法のような言葉や何かの試合でとか、何かの一つのプレーとかで変わるものではない。
ひとつひとつの悔しさを骨身に染み込ませてきた全員の成果だと思います。