ニュース

2010Jリーグ ディビジョン1 第25節 試合結果

2010Jリーグ ディビジョン1 第25節
2010年10月3日(日)15:05キックオフ 国立競技場

3

FC東京
2 前半 0
1 後半 0
0

湘南ベルマーレ
21 >> 24 勝点 15 >> 15
38分 39 大黒 将志
39分 18 石川 直宏
84分 16 リカルジーニョ
得点者  

出場選手

シュート数 選手名 背番号 ポジション 背番号 選手名 シュート数
0 権田 修一 20 GK GK 1 野澤 洋輔 0
0 椋原 健太 33 DF DF 5 臼井 幸平 2
0 今野 泰幸 6 DF DF 6 村松 大輔 0
1 キム ヨングン 17 DF DF 4 山口 貴弘 0
1 中村 北斗 14 DF DF 13 鈴木 伸貴 0
1 石川 直宏 18 MF MF 15 ハン グギョン 1
0 森重 真人 3 MF MF 7 寺川 能人 2
1 徳永 悠平 2 MF MF 8 坂本 紘司 1
3 リカルジーニョ 16 MF FW 40 エメルソン 0
4 平山 相太 13 FW FW 17 馬場 賢治 2
4 大黒 将志 39 FW FW 11 阿部 吉朗 1
 
塩田 仁史 1 GK GK 39 都築 龍太
0 松下 年宏 8 MF DF 14 阪田 章裕
大竹 洋平 19 MF DF 30 島村 毅
羽生 直剛 22 MF MF 2 田村 雄三
田邉 草民 27 MF MF 41 永木 亮太 0
1 重松 健太郎 24 FW FW 18 新居 辰基 1
0 前田 俊介 32 FW FW 22 中村 祐也 0
68分
2 徳永 悠平 反スポーツ的行為
77分
8 松下 年宏 反スポーツ的行為
16 シュート 10
9 GK 17
7 CK 4
10 直接FK 8
0 間接FK 2
0 (オフサイド) 2
0 PK 0

得点経過

38分
39 大黒 将志
右 CK 18 ↑ 中央 6 ヘディング → 39 左足S
39分
18 石川 直宏
左 16 ~ → 中央 13 → 18 右足S
84分
16 リカルジーニョ
右 24 → 中央 14 → 左 16 ~ 右足S

[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

選手交代

72分
3 森重 真人 → 8 松下 年宏
77分
18 石川 直宏 → 24 重松 健太郎
88分
39 大黒 将志 → 32 前田 俊介
65分
7 寺川 能人 → 41 永木 亮太
66分
17 馬場 賢治 → 18 新居 辰基
79分
8 坂本 紘司 → 22 中村 祐也

開催データ

[入場者数] 20,508人 [天候] 晴のち曇、無風 [気温] 24.7℃ [湿度] 54% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分

[マッチコミッショナー] 難波 邦雄 [主審] 木村 博之 [副審] 相葉 忠臣 [副審] 穴井 千雅 [第4の審判員] 前島 和彦 [記録員] 遠藤 郁夫

湘南 反町監督 試合後コメント

●反町監督 総括
悪いところを探すのが難しいゲームだったかなと思います。
それくらい我々は最下位にもかかわらず勇敢に戦ったのではないかと思っています。
残念ながら及びませんでしたが、次の試合もありますので、ファイティングポーズをとってやっていくしかないと思っています。

●反町監督 質疑応答
–いつ先制できてもおかしくない状況だったが狙い通りの攻撃だったのか?

FC東京さんがなぜこの位置にいて苦しんでいるのかが分かるような部分だと思うんですよね。縦のボールを入れたときに最終ラインと勝負ができると踏んでいたので。ある意味、予想通りだと思っています。試合終了後にいつも監督が言う言葉ですが、あれが入っていればという試合でしたね。ただ全体的には悪くはなかったと思います。ザッケローニ日本代表監督が権田を選んだことによって、権田が自信を持ちいいプレーをしたのかもしれません。(会場笑い)最後のところをこじ開けることができなかった。この試合の前までは我々のほうが得点数が多いんですけどね。失点数は別にしてですよ。ずっとこうやって戦ってきたのでチャンスを作れるところまでは必然ですし、向こうのチームの状態から見れば、それも必然なのですが。少し遠かったのと逆に向こうは一瞬の隙を突いてきた。実は昨年、湘南と東京Vがここで試合をしたんですが、そのプレイバックを見ているみたいに。そのときは土屋がヘディングで競り勝ってキーパーの前を横切った大黒がゴールを入れた。その映像も見せていますしそれをすると言っていても、止められない。我々に集中力が足りなかった。そこの差があったのかもしれません。少し話が離れてしまいましたが、一瞬の隙をブロックできて一瞬の隙を突ければ、そうしたチームになれば順位は上がる。それができないから、ここに甘んじているということになるでしょう。今日は先制点が左右すると思っていたので、その後の失点も含めて悪くないだけにもう一度試合がしたいと思います。

–失点数が多いことについての理由は?

シーズンの中盤までの失点の仕方と今の失点の仕方が違うということをまず理解していただきたいと思います。今は4バックのユニットにしてもアンカーに入った(ハン)グギョンにしても非常に整理されてきている。ただ、結果だけみて「あ、今日も3点か」となってしまうのは、ひとつ取られてしまうと下を向いてしまってやっていることが少しぼけてしまう。やはり先ほど少し触れましたが、相手に隙を与えるようなところがあるんでしょうね。それは個人のマンパワーかもしれない。特に今日の3点目はそうだと思います。ユニットで守る力は上がってきたけれども、フロンターレ戦もたくさん失点してしまったのはそこに雲泥の差があった。我々はJ2に10年いたチームですから、J1に上がってもなかなかディフェンスのマンパワーのある選手の採用したりということが難しい。そこの部分はJ1の外国人選手のマンパワーと比べると足りないところはあると思います。当然失点を減らして得点が多くなれば、勝ち星は多くなる。トレーニングでも、ここ最近は守備にフォーカスしてトレーニングをしてきた。それを上回る攻撃の力が向こうにはあったのかなというゲームだったのかもしれません。苦しいときに踏ん張りきれれば、もうひとつ上のステージにいけるんですけど、まだそこまでに至っていない現状だと思います。

–組織的には機能していても、両サイドからドリブルで突破を許している印象だが?

だからこそ、何をしなければいけないか。例えばチャレンジ&カバーですよね。小学校の教本にでも出ているようなことですが、1人が行って1人がカバーすればいい。でも、1人が浅はかに行ってしまったことで全然、体勢が変わらないで抜き去られてしまう。それではきついと思います。ウエイトさせて相手をスピードに乗らせない。外へジョッキする、チームとしてシェパードして外へ送り込むことはやっているが、そのタイミングや向こうのファーストコントロールで優位性がわかれているところは否めない。それは、どこのリーグもそうですが、選手にもランクがある。それを承知の上でやるしかない。但し、ゴールは真ん中にあるのでゴールを最後の3分の1でいかに守るかも少し意識してやってきたんですが、その前の段階でやはり優位性が向こうにあった。これは残念ながらJ1の敵対するチームのほうが攻撃力としては少し…と言いたいんですが、もうちょっとあるのかなということは認めざるを得ません。

–FC東京は監督が交代したがどういう違いを感じたか?

そうですね、私の大好きな平山が前に立って、そこにかなり中長距離のパスを入れてそのボールを大黒のコンビネーションですとか、森重が前にサポートするような形が増えたと思います。非常に現実的な戦い方をしているのではないかなと思います。後はそんなにセットプレーにしても大きく変えているわけではないので、選手の並びにしても。チームがガラッと変わったとは思っていませんでした。実際にゲームをしてもそのとおりだった。我々のチームには大きいセンターバックがいなかったので苦労しましたが、次のボールを拾うことや、その裏に出たときの対応、サイドバックの絞りというところはしっかりユニットでできたんじゃないのかなと思います。

–後半の10分過ぎぐらいから後ろで細かいパスを繋ぐスタイルに切り替えて連続してチャンスができた。それは意図的だったのか?

ひとつは大黒と平山がかなりハーフェイラインのところまで引いたので、我々はそこでアンカー経由の三角形でボール動かすことができた。もう少し持ち運ぶことができ、センターバックやサイドバックからのボールが前線とシンクロしていけば、もっと面白いことができたと思います。今日は、今までよりも相手のペナルティエリアまでボールを運ぶ機会が多かったですし、それは、やっていて次に向けての大きな自信になると思います。中盤の人数を3対2を作る。大黒にしても平山にしてもそれほどプレスバックできないですから、そこで前を向くことで距離と幅が的確でしたらバイタルエリアに入れたのですが。ちょっと近かったり、サイドが雑だったのは否めない。ただ、後ろのラインは前の試合よりも落ち着いて動かすことができた。0-2なら後半からメンバーを代えるんですが、そんなにリズムもテンポも悪くなかったのでそのまま続けるほうが得策だと思いました。

–今日は田原選手が出場停止だったがヴァウド選手を起用しなかったのは?

ちょっと体調不良もあってここには連れてきていないですね。今日は馬場を使いましたが、一つは判断が速い、一つはフィニッシュの精度がある。もちろんスピードもないし、高さもないし、顔もそこまでよくない(会場笑)。とりえはそれほどないんですが、今日はよく頑張ったと思います。田原は涼しくなってきたので、やっと体が動くようになると思います。これからの残り試合で活躍してほしい。出場停止で累積警告分がゼロになったので、最後まで頑張ってほしい。ヴァウドも当然その中でチームの力になってほしいと思っています。

 

選手コメント

●馬場賢治
前節の山形戦はディフェンスに走ることも多くFWとしての仕事ができなかったので積極的にシュートを打っていこうと思って入りました。ただ(ゴールを)決められなかったので仕事ができたとは思えない。
特に前半はうちのほうがいい形でボールが奪えて攻撃に繋げることができていたと思う。でもいつも言っているけど決め切ればければいけない。攻撃の形ができていたからOKなのではなくそこで決めてこそ前進できるのだと思う。
僕自身は今日は先のことを考えずいけるところまでいこうというつもりでやりました。
うちのサポーターがFC東京のサポーターよりも気合を入れて応援してくれていて、それがすごく伝わってきて、今日は本当にサポーターのために結果を出したいという気持ちが強かった。結果に繋がらず本当に歯がゆいです。

●阿部吉朗
先制点がとれればと思っていました。それができず悔しいです。
いい場面もありましたが決め切れなかった。もちろん決まるのが一番いいですし決めるようベストを尽くしているのですが。ただ決まらなければ、そのあと自分がどういう態度でやるかということが重要だと思う。僕自身も今後考えてやっていきたいと思う。
前半特に、みんなすごく気持ちが入っていたし、やれるところも見せられたと思う。今日は3点差をつけられたけど、そういう内容ではなかったと思う。
前からしっかりディフェンスして、みんなで積極的にやって、次こそ先制点を決めたいと思います。

●坂本紘司
サポーターのみんなが試合前からホームのような雰囲気をつくってくれた。そういう中でやらせてもらったので本当に勝ちたかった。
今日はいいリズムでやれていた時に、どっちが先に点をとるかということが重要だったと思う。内容は悪くなかったけれど結果がすべてだと思っています。
セットプレーの重要性は言われていたし、そこでやられたことが今日の結果に響いてしまったと思う。マークについていたのは自分だったし、言い訳のしようがない。自分の責任としてとにかく点を取り返そうと思っていました。チャンスもありましたが決め切れなかった。
チャンスを2回、3回とより多く作り出していくことが重要だと思う。次の試合でも貪欲に狙っていきたいと思います。

●野澤洋輔
結果は残念でしたが内容的には上向きになっていると思う。
セットプレーということと大黒ということは共に警戒していたところでした。そこでやられたのは悔しいですが、もちろんみすみすやらせているわけではない。1失点目よりもむしろ2点目の失点が早すぎたことが問題だと思う。
(失点して下を向いたのか?)いや、むしろ「連続してやらせるな」という声が出ていたし気持ち的には落ち着いていたと思う。逆に連続でやらせないという気持ちが強すぎて肩に力が入り過ぎていたのかもしれない。
たくさんサポーターがきてくれて最後までずっと応援してくれた。
内容は徐々に上向きになっているので、下を向くことなく、前向きに頑張りたい。

●永木亮太
監督からも2列目からどんどん飛び出していけと言われていたので、守備のことを考えず攻撃にリズムをつくりたいと思って入りました。
ラストパスは1本出せたけどセンタリングがこぼれてきたところでシュートを打てばよかったというところなど、反省はあります。
1点を返したり同点になるというプレーを出したかったのですが、それができず残念です。
(急な合流だったが大変な部分は?)選手たちとはコミュニケーションがとりやすいのでそこは問題なくやれたと思います。

●臼井幸平
(ケガ明けでしたが?)コンディションは問題なかったです。ただ復帰した試合で勝てなかったことは本当に悔しい。
内容的には悪くなかったと思う。やっていてもそんなにやられている感じはなかった。でもその小さな差がJ1での相手との差なのだと思うので、もっと突き詰めなければいけない。
DFラインの4人は声を掛け合ってやれていたし意思統一できていたと思う。ただ、シュートを打たれる時のラインどりが課題かなと思っています。
(次節に向けて)下を向くことなく、試合を楽しむというか悔いのないようにやり切りたい。次でしっかり取り返したい。

FC東京 大熊監督 試合後コメント

●大熊監督 総括
結果的には3-0ですが、前半少し守備でスペースを与えて先に失点していたら分からなかった。ただ、そこを耐えて勝ちを引き寄せたという意味ではよく90分集中を切らさずに頑張ったと思います。方向性も出してくれているが、後半戦の運動量の落ちや中盤で主導権を握られたり、走り切るところで足りない選手もいる。ずっと勝っていなかったので選手もうれしいと思いますが、次が大切。トーナメントの初戦のつもりで残り9試合を戦っていきたいと思います。

●大熊監督 質疑応答
–ホームで開幕以来の勝利だったがプレッシャーは感じたか?

逆にこれだけの後押しがある。今日は味スタではありませんが、たくさんの人に来ていただきました。これだけの後押しがある中で90分間、ひたむきに勝利を目指すということは最低限必要だということ。選手にも言いましたが、個人の意地やチームとしての意地を試合で表現しないといけない。そして戦術の部分として、今日の中盤の拾われたところの修正をしなければいけない。次の味スタで勝利ができるようにしていきたい。

–勝てなかったときはきれいなサッカーだったが今日は気持ちが表れたサッカーという印象。前半は相手のチャンスが多い中選手の取り組みについては?

プロの世界は、口で頑張ろうと言うだけではなかなか勝利をもぎ取ることができないと思います。逆にロングボールに関して、アンカーの選手や寺川くんに拾われていて、それを早く修正できなかった。途中から修正したが、やはりあそこで拾われてチャンスを作られてしまった。そういった意味でも、選手の姿勢はあるが、前節残り15分間で足が止まっていた。練習やフィジカルコンディションは10日間ぐらいしか見ていないので、落ちているのか後半上がっていくのか、正直上がっていってもらわなければしょうがないと思っていました。気持ちは控え室からあったし、後半は多少落ちた選手もいましたが、上がっていった選手もいた。いいところとまだ足りないところが混在している。メンタル的には諦めてなくて、前半は逆に僕のほうで修正しなければいけないところが多くありました。

–大黒選手が得点を奪ったが大黒選手への期待は?

決定力はあると思います。後半、もう少し運動量が落ちてくると思っていましたが、守備でもよく頑張ってくれたと思います。ただ、自分の中の理想としてはゴール前だけでなく、欲を言えば4枚や3枚のDFラインの裏へと飛び出していくこともやってほしい。そうやって引っ張ったことによって、中盤を使うことができればいい。平山もそれをやっても、なかなか特長が出なかったり大黒が引いてきてしまって逆に中盤で狙いやすい状況ができている。中盤の構成や、ボランチの構成も考えなければいけない。このチームが持っている力で、最も相手に与える脅威を探っていかなければいけないと思っていす。

–森重選手を中盤で使う理由は?

彼のパフォーマンスもあるだろうし、昔と違ってウィンドウも閉まっている。ということは、現状のメンバーで戦わなければいけない。彼のパフォーマンスどうのこうのではないが、彼はほとんどボランチをやっていない。広島皆実でボランチをやっていたときは目にしていますが。正直、出入りの少ないストッパーをやっていた中ではよく頑張っているのかなと思います。ただ、その頑張ったことによって前節の後半15分以降、今節の後半はほとんど攻守に出てこなくなった。本当の彼のボランチの資質は、鍛えた中で、時間を与えた中でやっているわけではない。今後、期待したい部分もありますし、チームが上がっていくためには心臓の部分なのでもう少しアグレッシブにということを要求していかなければいけない。前田に関しても、特長は持っているが、もっと運動量が必要。今日の重松のようにボールを奪うところ、アジアも世界でも当たり前なので、もっと要求していきたいと思います。ただ、彼らはキックやトリッキーな部分など、逆に教えられないものを持っている。それは、努力しても、Jやその上のステージでは表現できない部分がある。そういった個性を大切にしながら、要求していくことも続けていきたい。

–ボランチという意味では今野選手がいるが、今の並びのほうがいいのか?

シビアに見て前節までの24試合で平均1点取れていない現状があります。守備から入るわけではありませんが、今すぐに彼らを動かせる時間はなくて、正直、年代別代表でも今野はボランチで使っていました。ボールを奪う力、得点能力は認めています。サイドバックやストッパーなどもできるユーティリティさは日本の中でも抜けた存在だと思います。ただ、先ほどから言っているように代表と違い、メンバーを変えてということはできない。それにけが人が多く、メンバーを選ぶほどいない。そういった状況の中できっちりとした安定感というのは必要という判断のもとで選手を配置している。これを固定するわけではなく、いろんなバリエーションも練習試合などでやりながら、FC東京のチームパフォーマンス、個人の特性が出るように微調整したい。今がベストなのかどうかは分からない。今野のボランチに関しては魅力があると思います。