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2009Jリーグ ディビジョン2 第12節 試合結果

2009Jリーグ ディビジョン2 第12節
2009年5月2日(土)13:03キックオフ 平塚競技場

1
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
1 前半 0
0 後半 0
0
セレッソ大阪
セレッソ大阪
25 >> 28 勝点 26 >> 26
33分 中村 祐也 得点者

出場選手

シュート数 選手名 背番号 ポジション 背番号 選手名 シュート数
0 野澤 洋輔 32 GK GK 21 キム ジンヒョン 0
0 臼井 幸平 5 DF DF 2 羽田 憲司 1
1 ジャーン 3 DF DF 3 チアゴ 0
0 村松 大輔 19 DF DF 14 江添 建次郎 1
0 山口 貴弘 4 DF DF 17 酒本 憲幸 1
1 寺川 能人 7 MF MF 6 濱田 武 1
0 田村 雄三 2 MF MF 10 マルチネス 2
2 坂本 紘司 8 MF MF 19 石神 直哉 2
3 中村 祐也 22 FW FW 8 香川 真司 3
0 トゥット 9 FW FW 7 乾 貴士 0
2 阿部 吉朗 11 FW FW 9 カイオ 2
 
植村 慶 16 GK GK 1 多田 大介  
阪田 章裕 14 DF DF 4 藤本 康太  
0 永田 亮太 21 DF MF 13 平島 崇 0
0 猪狩 佑貴 28 MF MF 25 黒木 聖仁 0
1 原 竜太 20 FW FW 15 小松 塁  
56分
9 トゥット遅延行為
61分
8 坂本 紘司遅延行為
10 シュート 13
17 GK 8
3 CK 7
12 直接FK 17
3 間接FK 5
2 (オフサイド) 2
0 PK 0
75分
9 カイオラフプレー
82分
10 マルチネスラフプレー
89分
8 香川真司遅延行為

得点経過

33分
22 中村 祐也
左 8 ~ → 中央 22 ~ 右足S

[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

選手交代

76分
9 トゥット→20 原 竜太
81分
8 坂本 紘司→21 永田 亮太
85分
22 中村 祐也→28 猪狩 佑貴
66分
14 江添 建次郎→15 小松 塁
66分
17 酒本 憲幸→13 平島 崇

開催データ

[入場者数] 10,376人 [天候] 晴、中風 [気温] 24℃ [湿度] 43% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分

[マッチコミッショナー] 山本 好彦 [主審] 吉田 寿光 [副審] 平野 伸一 [副審] 田尻 智計 [第4の審判員] 河原 行雄 [記録員] 岩崎 洋

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

どっちに転んでもおかしくないゲームだったと思います。うちはディフェンスにおいてはGKと1対1のシーンをつくらないということをシーズン前のトレーニングからやっていますが、やはり個人の力があると難しさはあります。オフで香川にひとつありましたが…最後よく真司(香川)がオリンピックのように外してくれたということで(会場笑)、私たちが勝点3を取ったゲームでした。
暑い中の試合で、ここのところ2日おきでやっていますが、ナイターの試合ならまだしも昼間なので、非常に疲労の回復やコンディションには気を遣います。きょうは田原とアジエルがいないことで逆にフレッシュな選手を使えたことが奏功したというのもあり、それはプラスだったかなと思います。もうひとつプラスを挙げれば、よりポジション争いがチーム内で激化するので、J1のようにサブのメンバーを増やしてほしいですね。
展開的には西の横綱がずっとボールを保持して攻めに攻め続け、東の前頭がのど輪とか張り手とかいろんな努力をして土俵際で粘った、そうした試合でしたね。いずれにしても勝点3は変わらないと。次はもっと湘南らしいサッカーをして頑張りたいと思います。

質疑応答

-香川選手と乾選手の成長ぶりについて評価を。

今日のゲームについては自分たちのほうに目が行くので真司のことはあまり見えなかったんですけど、当然この2日間で何試合か見て、ゴール前やペナルティエリアに入ってからの冷静さは増しているのではないかと感じています。それとボールを動かすところと仕掛けるところのスピードの変化ができてきたので、日本にとっても非常にプラスの話題になると思います。
乾に関しては、昔はフットサルコートのなかでやってるようにパスを出しても全然動かなかったが、人間が変わったようにパス&ムーブするようになり、加えてボールを持つ技術は高いものですから、彼に関しては正直驚いています。カイオを含めたこの3人でどこを相手にしても2、3点取れる力があるわけですから、その発想やボールをもらってからのターンするスピードはこれからの日本にとって大きな武器になるのではないかと思います。

-見え方はしっかり守って1チャンスを狙っているようだが、実際はしっかりとリスクにチャレンジしていたし、後半もリスクをとりながらインターセプトするなどの姿勢が見えたが、その点については。

なかなかボールがうまく動かなかったので、ボールに関わるという意味では難しいところがありました。また、この天候なので、一本直線的に30~40m走るとリカバーに時間がかかってしまう。ただうちはトレーニングもそうなんですけど、リスクにチャレンジする、最低限のリスクは田村を中心にしっかり取るという考え方でやっています。
本当はもう1、2人ぐらい関われればもっと魅力的なサッカーになったと思いますが、今日は田原がいないというのもあり、残念ながら前線で時間がつくれなかった。溜息で終わってるシーンが多かったんですけど、それでも続けてやると。それはこれからも引き続きやっていきたいと思いますし、トレーニングのなかでもそうしたメニューを作成してやっていければいいかなと。その意味では今日はちょっと中盤の選手とか何人かストレスが溜まったと思うので、そのストレスを次の試合にぶつけて、またホームですし、頑張りたいと思います。

-セレッソの1トップ2シャドーに対して、センターバックと田村選手にどのような指示を出したのか?

それは企業秘密なので言えないんですが、たとえば怖がってダブルボランチにしたら、処方箋としてはいいが、あくまで僕らはホームだし腰の引けた戦い方はしたくないし、そんなことをしたら多分やられますから。あくまで強気で、そこのスペースを与えても最後のところでしっかりと、ファーストが速く行ってサイドバックが中に絞るような意思統一はしていました。結果的にはそれがかなりハマッたという感じになりますね。もうあと1日2日あればそういう練習をしてもっといいパフォーマンスだったかもしれませんが、図示して話をするしかこの時期はできないので。ただこれはチームのベースでもあるので、そのベースに色づけしただけなので、きょうはそういう意味では選手たちも手応えを感じたと思うし、ディフェンスの最後の部分での踏ん張りは自信にもなったと思います。

-今日のように攻め込まれてカウンターを狙うような展開の時は、アジエルがいなかったことで逆に速くパスが回ってダイレクトに行けたという面があったか?

そうですね、だから次セレッソと対戦する時もアジエルを外そうかなと思っていますけど(笑)。
ただ、ボールを動かしていくなかで、うちがボールを保持している時は、やはりアジエルの力は当然あるわけで、またアジエルもそうは言いながらカウンターの起点になっていることも否めないので、そういう部分でのマイナスはないと思いますね。ただディフェンスにおいて、石神や酒本が上がったときに、今日は阿部や中村らが行ったことによって臼井と山口のサイドバックの負担がなくなった部分もあったので、それは彼がいないことでのうちのディフェンスのひとつの助かり具合でした。あとは、別にカウンターを狙ってるわけでもなんでもないですが、必然的に3バックの片割れが高く上がってきて結局2バック状態で…点を取ったのがまさにそうでしたが、時間をかけてしまうと向こうは両サイドが戻って5-4-1になるので、そこはひとつ狙い目だという話はしました。それがゲームの中で出た。向こうがボールを動かしてるうちにサイドが上がってきて、それでもうちはスライドしながらゾーンで対応できたので、そこはうちにも抜け目のないところが出てきたという、その意味ではよかったのではないかと思います。アジエルは出場停止一試合なので、次は戦列に復帰することが可能ですから、これからまたプランをつくって頑張りたいと思います。

-今日はセレッソの動きがあまりよくなかったのか、湘南のディフェンスがよかったのか、どちらなのか。

どちらとも言えると思いますね。連戦でしかも移動して13時からのゲーム、これはコンディションを整えてやるには難しい環境であることは間違いない。彼らのよさを出さなかったということはこちらにも分があるし、彼らが思い通りのパフォーマンスを出さなかったというのもあると思うし、それはまったくイーブンだと思っています。

-現在首位というポジションにいることについては。

当然上位にいることは、選手が何も言わなくても次の試合やってやろうという気持ちになる、という意味では、僕が何も言わなくても練習に早く出てくるようになる(笑)。
それは非常にいいことだと思いますね。去年のこの時期はどうなのか見たんですが、2位、3位にいるわけです。ただ同じ試合数でも勝点が全然違うんですよ。つまり、いまのところ少し上と下の格差があるということですよね。そうした中でもやはり上に食らいついていく…まぁ今はちょっと上になっちゃったので天国に行っちゃうんですけども…上位陣のなかに食らいついていくという高い意識をもって、決して驕ることなく、しっかり足元を見つめながら向上心を持って日々努力してやっていければいいと思っています。

-去年9月以来1万人を超え、しかも今季ホームでは一度も負けていない。その点はいかがですか。

GWで天気がよくて朝起きたら1時だから行ってみようかなと思った方もいると思いますが、そういったお客さんに喜んでもらえるようなスピーディーな展開、また地元の湘南が勝点3を取る、それによってリピーターとしてまた足を向けてくれると思う。最後のコーナーキックなんて皆さん一生懸命応援してくれたじゃないですか。ああいう一体感が、お客さんが多くなればなるほどチームにもエネルギーを与えてくれるので、非常にうれしいですし、次の愛媛戦もゴール裏を開放できるぐらい営業していかなきゃいけないと思います。

-J1は非常にビジネス的な要素が入ってきていて、それに対してJ2は現場主導になっているという印象を個人的には持っています。そういう面を含めたJ1とJ2の違いについて、監督はどのように感じているのか。

そうですね…J1の場合はどちらかというと、個があってチームがあるという感じに僕は捉えていますね。J2の場合はチームがあって個があるみたいなところがあって、僕はその両方をうまくコントロールしながらやれればいいかなという風には思っています。そうは言いながら、こう試合ばかり多いとJ1の試合をほとんど見られないのでなんとも言えないが、おしなべてJ2のサッカーはなんとなく…言い方が悪ければ失礼なのですが、高校サッカーの延長のようなところがちょっとありますよね。たとえば2トップでもひとりが大きい選手、もうひとりダイアゴナルに長い距離を走れる小さい選手を置いて、サイドバックがボールを持ったらその選手が走って、真ん中の選手がポストで、というようなチームが非常に多くて、それで何度もやられているのもあるが、そういう意味ではけっこう金太郎飴みたいなところがありますよね。だから今日のセレッソさんは極めて異質ですよね。セットプレーの守り方、攻撃のやり方とかシステムも含めて。だから今回は寝る時間も惜しんで、短いなか、無い頭でいろいろ考えました。クルピさんの睡眠時間の3分の1ぐらいしかないと思います(笑)。

-まだ序盤とはいえ首位に立ちました。ここまでチームの手応えは。

手応えというのはまだ感じてないというか、新しい発見はさほどないですよね。選手が本当にサッカーに対して真摯に取り組み、トレーニングでも一切手を抜かないでやる。もし手を抜けば、今日はトゥットが出ましたがトゥットでさえもメンバーに入らないという強い姿勢を持っているがために、やはり意欲的になりますよね。そういうスタンスをもってやらないとこれから長続きできないと思うので、これはそのまま続けてやりたいと思います。今日は猪狩が途中から出ましたが、そういう刺激を与えることも大事だし、それは本当に頑張ったからであって、常に僕らは目の行き届くところに全部をしっかり置いて、これからもコントロールして全体の底上げをしていく。それしかないと思います。

臼井選手コメント

前半から相手に押し込まれてチャンスはあの1点ぐらいでしたが、祐也(中村)がしっかり決めてくれました。そういう戦い方もできるということだと思います。
足を止めたら自分の売りがなくなるので、できるだけ攻撃に絡めるように、出し切れるようプレーしました。阿部ちゃんがいちばん動いていたと思います。寺さん(寺川)やFWもディフェンスで相手を外に追い込んでくれるので狙いやすい。前からの守備が効いているから後ろも頑張れる。最後のところでやられないことがテーマです。
クロスを入れられてもジャーンと大輔(村松)が跳ね返してくれていました。

中村選手コメント

豊さん(田原)とアジエルが出られないことで戦力ダウンと言われるのは悔しいのでやってやろうという気持ちでした。
セレッソは守備が少し中途半端なところがあるのと、裏が空くという分析がありました。まず自分の動きをして相手の動きを見ようと思っていました。ゲームを読む力、相手を見る力というのは少し出せたと思います。

紘司さん(坂本)や寺さん(寺川)が持ったとき、意識して裏を狙っていました。紘司さんも開幕前から、顔を上げたらゴールに向かうパスを出すと話していたので、紘司さんが顔を上げた瞬間を狙っていました。イメージどおりでした。狙い続けることで相手も嫌だろうと思う。ただ自分自身、やれるところとやれないところがあったので、修正してトレーニングに励みたいと思います。

田村選手コメント

セレッソの得点シーンのビデオを見て、香川選手や乾選手など相手のストロングポイントはわかっていました。人に付いていけば防げると分かっていたので、言われたと
おりにやっただけです。
今日もすごくいい雰囲気のなかでプレーさせてもらいました。次も幸いホームだし、愛媛に勝つことだけを考えてまたしっかりとやりたいと思います。

野澤選手コメント

本当にみんなよく守ってくれたし、サポーターの声援にも助けられました。
ゴール前の決定的な場面で雄三(田村)が身体をはって守ってくれたし、少ない決定機に祐也(中村)がしっかり決めてくれるなど、ポイントとなった勝負の場面場面で、うちのものにできたことが大きかったと思います。
厳しい時間帯も、声を出して集中力を切らすことはありませんでした。
今日は、実は僕とセンターバック二人は、意外に仕事はなくて、両サイドや中盤がよく耐えていたと思います。
首位に立ちましたが、まだまだこれから。負けられない試合が続くので、一戦一戦しっかり闘っていきたいと思います。
(次節に向けては?)またホームで試合ができるし、5日は子どもの日なので、子どもにたくさん来てほしいですね。

坂本選手コメント

前節負けていたので、必ず勝点3をとりたいと思っていました。
セレッソは個人の力もチーム力も高いことは分かっていたので、とにかく90分間ハードワークすることを大切にして試合に入りました。
最後まで集中を切らさずにやれたのでよかったです。
最初は相手に慣れるまで耐えようと思っていました。立ち上がりに失点しなかったことは大きかったと思います。
(得点シーンは)カウンターが利くと思っていたので、うまく決まってよかった。
また全員でハードワークして闘いたいと思っています。

C大阪 クルピ監督 試合後コメント

総評

セレッソとしては非常に悔しい試合だったと思います。
ゲームの流れとしては、セレッソがとにかくゴールを奪う姿勢を見せ、湘南はひたすら守ってカウンターという形でハッキリしていたと思います。
しかし、まずディフェンスを固めるというプランできた湘南が先制点をとるという形になりました。うちの勝負強さを出すことはできなかったと思います。
前半、幾度かあった決定機を外したことが大きかったと思います。

質疑応答

-湘南は昨年と監督が代わったが、何か変わった印象はあるか?

昇格の候補であることは今年も間違いありません。去年と同じレベルか、また決定率ということを考えれば去年よりもレベルアップしているといえるでしょう。

-後半は、前半のように崩せてはいなかったようだが、その原因は?

湘南は先制したことにより、後半に入ってさらにディフェンスの意識を高くしてきました。全員がボールの後ろに引いてブロックをつくることで突破のスペースがなくなった。
もしうちが先制していれば、湘南が前がかりにきたと思うので、違う展開になったと思います。

-後半、足りなかったものは?

前半は決定機を多く作ることができて、フィニッシュの精度だけが足りなかった。コンビネーションからやミドルシュートなどバリエーションに富んだ攻撃ができていたと思います。
後半足りなかったのは、もっと早くボールをまわすことだったと思います。

-前半がうまくいっていたということだが、ならばなぜ後半はシステムを変更したのか?

システムを変えた意図としては、2トップにすることで相手の隙を突くということにチャレンジしたかった。うまくいかなかったのは、湘南のディフェンスの意識が高くなったためである。湘南は、後半は攻撃らしい攻撃は何もしてこなかったと思います。

-連戦だが疲労のほうは?

疲れはあるが、それは他のチームも同じこと。大切なことはしっかりと休養をとることです。ただ、シーズンは始まったばかりでまだ第1クール目なので、それほどでもないと思います。