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2010Jリーグ ディビジョン1 第8節 試合結果

2010Jリーグ ディビジョン1 第8節
2010年4月25日(日)14:03キックオフ 平塚競技場

1
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
0 前半 0
1 後半 0
0
ベガルタ仙台
ベガルタ仙台
5 >> 8 勝点 10 >> 10
66分  11 阿部 吉朗 得点者 -分 - -

出場選手

シュート数 選手名 背番号 ポジション 背番号 選手名 シュート数
0 野澤 洋輔 1 GK GK 16 林 卓人 0
0 臼井 幸平 5 DF DF 25 菅井 直樹 1
0 村松 大輔 6 DF DF 6 エリゼウ 2
0 阪田 章裕 14 DF DF 2 鎌田 次郎 0
0 小澤 雄希 24 DF DF 27 朴 柱成 0
0 田村 雄三 2 MF MF 17 富田 晋伍 0
1 ハン グギョン 15 MF MF 7 千葉 直樹 0
2 坂本 紘司 8 MF MF 15 太田 吉彰 1
3 中村 祐也 22 FW MF 10 梁 勇基 2
4 田原 豊 9 FW FW 9 中原 貴之 3
1 阿部 吉朗 11 FW FW 13 中島 裕希 3
 
松本 拓也 32 GK GK 22 桜井 繁
古林 将太 26 DF DF 3 渡辺 広大
0 島村 毅 30 DF MF 23 田村 直也
0 寺川 能人 7 MF MF 8 永井 篤志
永田 亮太 21 MF MF 11 関口 訓充 1
0 新居 辰基 18 FW MF 20 フェルナンジーニョ 2
中山 元気 27 FW FW 14 平瀬 智行 0
-分
- - 
11 シュート 15
11 GK 10
3 CK 10
19 直接FK 9
0 間接FK 4
0 (オフサイド) 3
0 PK 0
42分
6 エリゼウ 繰り返しの違反
64分
7 千葉 直樹 反スポーツ的行為
79分
27 朴 柱成 異議

得点経過

66分
11 阿部 吉朗
右 CK 8 ↑ 中央 11 ヘディングS
-分
– –

[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

選手交代

60分
22 中村 祐也 → 18 新居 辰基
79分
15 ハン グギョン → 7 寺川 能人
89分
8 坂本 紘司 → 30 島村 毅
67分
13 中島 裕希 → 20 フェルナンジーニョ
73分
17 富田 晋伍 → 11 関口 訓充
84分
15 太田 吉彰 → 14 平瀬 智行

開催データ

[入場者数] 9,892人 [天候] 晴、中風 [気温] 15.8℃ [湿度] 41% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分

[マッチコミッショナー] 澤田 嘉男 [主審] 山本 雄大 [副審] 相樂 亨 [副審] 青木 隆 [第4の審判員] 五十嵐 泰之 [記録員] 井澤 法子

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

お互いに下のリーグから上がってきたらしいゲーム展開でした。最初の勢いが後半15分すぎから止まって、かなりオープンな展開になったかなというゲームでしたね。長いボールも多いですし浮いたボールも多いですし。その分だけ、いままでのゲームと違ってディフェンスにそんなに走らされたゲームではなかったかなというふうには思ってます。
田村だけはディフェンスで一生懸命走って、いいところでボールを奪ったので、我々の守備のリズムは悪くはなかったかなと。

本当にどっちに転んでもおかしくないゲームでしたが、我々の順位とか立場を考えますと、選手には今日は誰も助けてくれないと言いました。自分たちでアクションを起こして、チャレンジをして、勝ち点を取るしかない、手ぐすねひいても誰も与えてもくれない、ということでハッパをかけたんですけども、非常に粘り強く、湘南らしく、いい試合をしたかなと。

いい試合といっても、「らしい」という意味ではいいんですけども、全体的なクオリティからいうと高くはない。
我々も勝ちがなかなかない中で、たくさんのサポーターが応援してくれた成果もあり、最後まで粘り強くできたのかなと思います。

質疑応答

-仙台の武器の中原選手の頭と梁選手の動きをどう封じるかがポイントだったと思うが?

梁はやはり怪我の状態があるのか、ちょっと精彩がなかったですね。セットプレーでも最初蹴らなかったところを見ると、強行という感じの出場と思っていたので、我々にとってはそんなに怖くはなかったです。

中原は前半何回かヘディングしてシュートを外したが、あそこはひとつのポイント。我々のDF、真ん中は170cm台で、まずクロスを遮断することが大事ですよね。たとえば中村が体を張ってコーナーになりましたが、しっかり寄せることによって上げさせない。それとサイドバックと中原が競っても可能性としては高くないので、その場面ではサイドバックが中に入って、中原はペナルティスポットの奥からペナルティスポットに入ってヘディングする。ニアサイドでヘディングをしたのは昨季を見ても1回ぐらいしかない。すると、そのスポットに合わせてバトルを繰り返すということを週中で練習してきて、阪田、村松らがよく対応したと思います。もちろん触られるのはしょうがない。ジャンプ力があるし垂直飛びでもたぶん相当いけるので。でも、まったくノーガードでやるより向こうのパンチ力は全然減りますから。

あとは野澤の力に任せるという感じでやりました。最後まで中原を代えないのはある意味、最後はそれしかないという感じもあったので、島村にはハーフタイムにもしかしたらそこをやるぞと言っておいたが、いい対応をしていたので、逆に平瀬が入ってきて、彼もヘディングはそこそこ強いし、セットプレーの数が足りないのでそこに入れた。加えて紘司(坂本)はカードがリーチなので代えたということです。相手のストロングをよく抑えたのと、一度コーナーキックで野澤が驚くような抑え方をした。千葉だと思うが、僕はフリックの天才と呼んでますが、大宮戦もフリックでエリゼウが取りました。あそこに入られるのが一番怖いが、よく野澤が止めたと思ってます。コーナーは正直ひやひやでした。

-リーグ戦初先発のハン選手の出来は?

どちらかというと地味なタイプですが、最初に来た時はまだ日本のサッカーや湘南が目指してるものに付いていけないところがあったので、練習試合やナビスコカップを通じながらやっていた。無口ですが意欲的な選手なのでこのタイミングかなと。中盤がちょっと最近停滞していて、もっとリズムをつくれれば本当はいいのだが、守備でもプレスバックできるようなことが少なく、彼はけっこう粘り強くできるので、チームにプラスになったかなと。彼もこれで自信を付けてチームの一員としてもうひとパワー上げてダイナミックにできればいいと思っています。

-クオリティはあまり高くなかったという話だったが、質の面で物足りなさを感じているか?

やはりプレッシャーが強くなってくると長いボールに頼ってしまう。そこを改善しないと相手にボールをあげてポゼッションされて守備に時間と労力を使ってしまうことになるので、奪った時に自分たちで相手のプレスをうまく跳ね除けるようなボールの動かし方などをやっていければ、よりよくなるとは思います。なかなかそれができないというのもありますが、努力して少しでも精度を上げられるようにやっていければいい。

-ゴールが生まれるまでと生まれた後の湘南のサッカーががらっと変わった印象がある。ゴール後のサッカーをやりたかったのだと思うが、ゴールしたことによって選手のモチベーションなど何かが変化したのか?逆に仙台が点を取られたことで後手を踏んだのか?ゴール後のサッカーの現象についてどう考えるか?

サッカーというのは敵があるスポーツ。1点を取ったことによって、仙台は連敗してるゆえに『負けたくない』気持ちが強かったと思います。仙台は千葉と富田がまったくペナルティエリアに入ってこないチームで、前線の4人で攻撃する、もしくはサイドバックが上がってくるという形。負けたくないという気持ちに拍車がかかり、最後のところのブロックをしっかりつくってくる。それをこじ開けると今度は点を取らなければいけない。そうなるとシステムを変更してボランチをひとりにしたりしてきましたが、ボールに対して激しいプレッシャーに来ると我々はそれをうまく1、2タッチで運ぶことによって前で起点をつくれる。それがひとつの要因だと思います。

サッカーは点が入ることで一番リズムが変わるので、仙台は今まで先取点を取ると負けてはいない。最悪でも引き分けで終わるチーム。つまり、昨年もそうでしたが、先取点が非常に大きなウェイトを占めるチームだということは間違いない。その意味では最初に点を取れたことが今日のゲームでは非常に大きかった。

それによってサイドバックや中盤が前に出ることにより、起点が真ん中だけではなく、サイドで田原がもらったり阿部がその隙間でボールをもらったりということが多くなってきた。

それと、一生懸命トレーニングしているせいか後半さほど足が止まらず、逆に後半の最初15分ぐらいに足が止まっていて、それ以降足が動いた感じがした。そうしたフィジカルベースも理由のひとつではないかと思っています。

-次節、川崎は鄭選手と稲本選手が出場しないと思われるが、どう挑むのか?

そのふたりがいないからといって我々が有利になるとは思えない。川崎はACLに出るようなチームだし、優勝争いをするようなチームなので。我々はできる限りの死力を尽くして頑張るとしか言いようがございません。いい準備をして、1日早く向こうが終えているので、肉体疲労を早く取る。今日は高畠監督も観に来てるのかな?分からないですけど、いい準備をして、アウェイですが神奈川ダービーで移動は短いので、勢いに乗って行けるように、勢いだけで勝てるかどうかは分かりませんが(会場笑)、やりたいと思います。

-監督がピッチの近くまで行くことは少ないと思うが、今日の終盤、前に出ていたのは、同じJ2から上がってきた相手に負けられない気持ちが強かったからか?

そうですね。もう首の皮一枚しか繋がっていないので(笑)。ワールドカップ前までになんとかしないと。ワールドカップ期間中に職を失わないように全力を投入してやってます(会場笑)。

-ゴールデンウィークの神戸戦も平塚で移動が少ないのは有利では?

確かにゴールデンウィークは交通機関ひとつとっても人が多いなか、ホームで準備できるのは、練習を観に来てくれるサポーターもたくさんいますし、それを励みにして頑張っていきたいと思います。

ハン グギョン選手コメント

試合前は気持ちを高め、気持ちよくゲームに臨めるように準備したが、初めてのリーグ戦ということで、不安や緊張、楽しくやろうという気持ちが最初は入り混じっていた。ファーストパスやファーストディフェンスをアグレッシブに、厳しく行こうとした。
(自分を採点すると?)勝利という結果を手にできたので、自分としては10点満点中5,6点ぐらいです。前を向いてパスを送る回数が少なかったこと、そうしたパスの選択など、個人的には満足できる内容ではなかった。(今後に向けて)勝利は大前提なので嬉しい。でも嬉しさは今日まで。また次のゲームに集中したい。

阿部吉朗選手コメント

(得点のシーンを振り返って)今日のゴールは昨日CKの練習でやっていた形でした。練習でやったことを狙い通り試合で出すことができて本当によかったです。
僕自身も今季初ゴールでしたが、準備をしていればいつかとれると言い聞かせて練習していました。
前半も何度かいい形があったし、最後までやり切るということができたと思います。
後半の立ち上がりに、相手に押しこまれる時間がありましたが、サイドの僕たちが低い位置に下がりすぎたところがあったので、前からプレスにいこうと話し合って試合の中で修正することができました。選手同士で話し合いながらやれたので、コミュニケーションの部分でもいい形ができたと思います。
前節、ロスタイムでの失点があったし、最後は同点では絶対にダメだと思っていました。みんな集中していたと思います。
今日の勝利で悪いイメージもとれてきたと思うし、いい勢いをもって次の川崎戦に臨みたい。
レッズ戦の時と同じようにならないように、またこの1週間チームで話し合いながらやっていきたいと思います。

田村雄三選手コメント

何よりも今日は勝ったことが大きいと思います。
仙台と対戦することは慣れているし分かりやすかったところもありました。中原選手のところに放り込んでくることも分かっていたし、分かっていた中でやられたら恥ずかしいという思いもあったので、緊張感高くゲームに臨みました。
全体的にセカンドボールにもうまく反応していたし遮断できていたと思います。
クロスを上げさせないという意味でも小澤や幸平さんもよく頑張ってくれていたと思います。
大きい選手がいると、ズルズル下がりがちですが、DFラインをコンパクトにしようと試合中にも話し合ったし共通の意識をもってやれたと思います。
(次節は川崎戦ですが?)待ちに待った試合です。しばらく勝てなくて、今日ホームでいい感じで勝つことができたので、次に繋がると思います。またみんなでやっていきたいと思います。

野澤洋輔選手コメント

(今日もビッグセーブがありましたが?)CKからの千葉選手のヘディングシュートでしたが、自分の中では今季初めて仕事をしたと思えるワンプレーでした。注意していましたがやられそうになった場面でたまたま止められてよかった。そこを凌いだことで自分たちの得点にも繋がったと思います。
セットプレーとクロスの対応としては全体的に集中して守れていたと思います。ただ、まだまだセットプレーでは相手に触られたりカウンターを食らう場面も多いので、課題も出たゲームだったと思います。
次の川崎戦は、何度攻められても粘り強く抑えて、自分たちがまず1点先制できるように戦いたいと思います。一瞬のミスも逃してくれない相手だと思うので、そのために練習から集中してやっていかなければと思います。

坂本紘司選手コメント

前節のショックを引きずることなく集中してゲームに臨めたと思います。
ボールに対して執着心を出して戦えたと思うし、そういった部分は毎試合必ずやれなければいけないと思っています。
切り替えを早くするなどずっとやってきていることですが、そこをもう一度、当たり前のことを当たり前にやろうという意識でプレーしました。90分の中で相手に押された時間もありましたが、そういう時に声を出しながら修正できたことは収穫だったと思います。
今後に向けて修正したい点としては、流れのいい時間に必ずフィニッシュで終わるということ。
相手が強くなればなるほどカウンターがうまく脅威になる。中途半端なプレーで終わるとカウンターを受けてしまうので必ずシュートで終わることが重要になっていくと思います。
あとは、やっぱりまだシュートが少ないと思うので、きれいに崩したいという意識からか強引さが足りないと思うので、攻撃でももっと強引さを出して泥臭くいきたいと思います。/div>

仙台 手倉森監督 試合後コメント

総評

連敗の中でこのゲームに挑みましたが、特に前節ホームで不甲斐ないゲームをしたので、今日は内容にもこだわって仙台らしく戦おうと挑みました。結果は0-1で3連敗となったわけですが、セットプレーに沈んだなという感じです。

それでも前節までの守備での対応という点では、流れの中では十分修正して挑めたと思うし、ボールの動かし方に関しても人もボールも動いた。決定的なところで決め切れなかったのは反省ですが、前節に比べれば動きながらゲームをしたので、下を向かずにやっていこうという話を選手ともしてきました。特に悲壮感を持つ必要はないし、次はホームに帰ってこの借りをしっかり返したいと思っています。

-関口選手、平瀬選手を入れた意図と狙いは?

負けてるから入れました。攻撃的な選手を入れて仕掛けるだけです。

-関口選手を投入した際にコンディションがあまりよく見えなかった梁選手ではなく太田選手と代えた意図は?

いや、太田も少しずつミスが多くなってきたので。あの場面は梁を残すか太田を残すかというところですが、梁の方がラストパスに可能性が感じられたので残しました。あと太田とフェルナンジーニョが行き違うことが多くなってきていたし、太田もそこからクロスを上げるまでが精一杯で抜き切って行くというところまではいってなかったので、同じ様なタイプの関口に逆サイドをやらせようと思いました。

-打開策として今季初スタメンの鎌田選手と太田選手の評価は?

ある程度手堅くチームの戦術に則ってそれぞれのよさを表現しながらプレーしてくれていたと思っています。

-流れの中では非常に守備が機能していたと思うが、特に意識して臨んだことは?また、前半途中にディフェンスラインに指示を出していたと思うが、それはどのような指示だったのか?

自陣とミドルゾーンと相手ゾーンの守備を考えて挑んだ。その中で相手のアクションに対してラインコントロールするのか、全体でブロックを組むのかをはっきりさせて戦おうと言っていたので、そこはうまくやれた。

逆に、前半の守備で田原とエリゼウの競り合いが相手に収まっていたのと我々がファウルを与えてしまっているところがあったので、体を預けないように対応しようと、そしてチャレンジとカバーをはっきりさせようと指示しました。流れの中ではみんな対応できていたと思います。

-就任3年目で3連敗は初めてだが、この結果を踏まえて次のC大阪戦までにどう立て直すのか?

3年目で3連敗というのも、いい語呂じゃないですか(会場笑)。チームとしては初の経験ですから、これを糧にしてやっていくしかないと思っています。負けたことで悲壮感を持つ必要はないと選手とは話しました。一番ダメなのは、自信を失ってそれぞれがバラバラになること。前節ホームでほんとうにひどいゲームをしてしまって、そこから立ち直って今日、結果を見れば同じ黒星ですが、内容的には修正して表現できたところもたくさんある。自分たちは優勝を狙う出来上がったチームではないし、発展途上のチームなので、これを糧にしてやっていくだけ。

今節と次節はJ2からJ1に昇格した組の対戦。前節、湘南がC大阪に負けている。我々は湘南に負けた、それなら我々はC大阪に勝つしかないということで頑張ります。