監督・選手コメント

キッズガード湘南フットボールフェスティバル vs福島戦 試合後監督・選手コメント

【監督コメント】
※曺監督・栗原監督は同時に会見を行いました

●湘南 曺貴裁監督 総括
お疲れ様でした。
我々のサポーターはもちろん、福島からもたくさんのサポーターに来てもらって、今年最初の試合として、選手たちも非常にモチベーション高くやれて、すごくいい雰囲気でやらせてもらってよかったと思っています。
福島さんと我々はファミリーで、提携クラブとして、お互いに切磋琢磨してこれからひとつのポリシーを持って強くなっていこうという姿勢で、お互いに刺激を受けながらやってきました。
今日も期限付き移籍で福島さんに行っている選手がプレーしていて、栗原さんのやるサッカーが今後さらに浸透していけば、J3の中でも必ずいいチームになっているんだろうなということを感じました。
我々も、今年J2で戦いますが、自分たちでできることは全て改善してリーグに臨むというスタンスを、今日試合が終わって改めて感じました。
この寒い中、たくさんのお客さんに来ていただいたので、3月2日に開幕戦がありますが、その時までにトルコキャンプだったりいいトレーニングを重ねて、強いチームにしていきたいと思いますので、一年間、よろしくお願いいたします。

●福島 栗原圭介監督 総括
福島ユナイテッドの初めての試合、私にとっても初めての試合なんですけど、そこでこうして平塚のスタジアムで湘南さんと、これ以上ないいい環境で試合をスタートできたことは本当に幸せです。
曺監督からもありましたが、湘南さんと福島の提携ということで、本当に密な関係が整っているということで、こういうことができているので、私たちのほうがサポートしていただくことが多いと思うんですけど、今後もぜひ、いい関係を築いていき、お互いにそれぞれのカテゴリーでいい関係を築けたら、こんなにいいことはないなと思います。
試合に関しては、正直、いろいろな場面でのスピードが湘南さんのほうが上だった。前にいくスピード、ディフェンスにしても予測であったり、プレッシャーの速さだったり、いろんな意味でのスピード感がひとつひとつ速かったということが現実として感じました。
いい経験をさせてもらいました。このプレッシャーの中で福島のサッカーができるようになれば間違いなくJ3で勝てるようになりますので、すごくいい勉強をさせてもらったと思っています。
特に前半は残念ながら湘南さんの出足が速く、それにちょっとオロオロしてしまうシーンが何度もあり、そこは反省点です。失敗はいいから恐れずにプレーしろよということを選手たちに伝えて、後半、3失点しましたけど、虎しながらやっていこうということで、前半よりはいいシーンを作り出すことができたと思います。そこを前向きにとらえていきたい。0-5というのは非常に悔しいですし、ここで笑っていては選手としても、私もいけないのですが、悔しさをバネにできたところ、できなかったところをしっかり把握しながらチームを作っていきたいと思います。

●質疑応答
–(曺監督に)今日の試合の位置づけ、新戦力がプレーをしたがどういう意図があったのか。

今日は午前中にも相模原さんと1試合練習試合を組んでいて、早く新戦力が既存の戦力と融合すること。
先日の新体制会見で「変えちゃいけないものと変えないといけないものがある」という話をしましたが、変えなきゃいけないことというのが、選手個人の組み合わせであったり、選手の特徴を生かす中で、今日であれば三竿が上がってクロスを上げたりなど、選手の特徴に応じた我々の形がまた出てくれば、今年さらに自分たちのスタイルが磨かれると思っています。
そういった連携を確認することと、ゲームの中でできたこと、できなかったことを拾って、次のトルコキャンプに繋げていければと思います。
今日は特に後半は速いパス回しで外された時のポジショニングのいき方が甘くなったりしたので、そういうところを確認して、また選手に落としてやっていかなければいけないなと思っています。そういう意味でも今日非常にいい関係でやらせてもらったと思っています。

–(曺監督に)宮市選手をシャドーで起用した意図は?

どちらかと言うと、高校までは2トップでやるチームが多く彼も1トップか2トップだったと思うんですけど、アイツは顔がけっこうカッコいいのでチャラチャラしてるように見えるかもしれませんが(笑)、実はそんなことなくて、チームの体力測定の数値もすごく高くて、走力もすごくある選手。ああいうところで、走力を活かしながら、点をとった形のようなシーンを作っていくということをやってもらいたいと思います。若い選手って、こちらが思っている以上に、何かのきっかけでぐっと伸びていくので、先週の練習はあんまりよくなかったんですけど、今週の練習ではポイントを掴んで、何かやるかなという感じだったんですけど、そういう意味ではいいプレーしてくれたと思います。この現状に甘えることなくまた次の相手対してやってもらいたいなと思います。
あまり小さくまとまってしまうのはよくないと思っています。

–(栗原監督に)どういう点を仕上げようとしているか?

いま始まって1週間で、今日の試合に関してはまだチームでこうしようということはできていない状態。ボールを運んでしっかりポゼッションしようというトレーニングのみなので、キャンプではディフェンスと攻撃すべてにおいてチームとしてこういう風にやっていこうというものを選手全員が同じ絵を描けるように、努力していきたいと思います。

–(栗原監督に)試合での選手を初めて見て、把握できた課題などは?

今日初めての試合だったので、選手の特徴というところで、こういうプレーができるんだなとか、ここちょっと苦手なんだなということを私なりに、違う観点で感じることができたのは収穫でした。それは個々に対してアプローチできる部分でもあると思うので、今日の課題、いいところは伝えていきたいと思います。
チームとしての課題は、今年はボールを保持しながら攻撃的にサッカーをしたいので、そのためにはまだまだパスの質やコントロールの質を高めていかなければいけないのと、今日の試合で感じたスピードという部分では、準備、予測の部分の遅さを改めて教えていただいたので、対応できるスピードを身につけるということをやっていきたいと思います。

–(曺監督に)3バックはいい感触だが、エデルの感触は?

既存の選手と新しく入ってきた選手が本当に競争して作っていくということが大事なので、今日は午前中も午後もお互いに負けたくないという気持ちを出しh手やってくれたのはよかったと思います。
ただ、コンビネーションとか細かいところでやらなければいけないことはたくさんあるので、トライしてくれたらと思います。
エデルはまだちょっとコンディション的に100%じゃないなという印象もあるんですけど、いまブラジルはすごく暑いので、こんなに寒いところに来るとちょっと難しいところもあるのかなと思いますので、もう少し時間が経てばと思います。積極的にやってくれたと思います。

【選手コメント】
●宮市剛
最初の試合ですし、結果が求められると思っていたので得点できたことについてはよかったと思います。
(1点目は)ボールがくると思って走って行ったのでそこに本当にボールがきてくれて、あとはシュートを打つだけでした。
(2点目は)吉濱くんがいいボールをくれたので僕は決めるだけだったんですけど、落ち着いて決められたことはよかったです。
嗅覚が求められているポジションだと思うので、どこにボールがくるかなどを常に意識してやらなければいけないと思っています。
(サポーターの前で初めての試合だったが?)最初の印象は大事だと思っていたので、少しはいい印象を持ってもらえたかなと思います。

●永木亮太
少し様子を見ながらというところもあったんですけど、チャンスの時を見ていける時はいけていましたし、これからもっとお互いに合わせていければと思います。練習試合をやるとお互いのことがよく分かるので、自分たちのレベルアップにも繋がると思う。練習試合を多くやるのはいいことだと思います。
これからキャンプでトルコに入りますが、しっかり合わせていかなければと思いますし、自分が中心になってやっていかなければ、一年で戻れないと思うし、J2はそんなに簡単な戦いではないので、今が本当に大事な時期だと思っています。ここをしっかりやらなければ、一年間ガタガタと崩れてしまうので、集中してこの時間を大事に過ごしていきたいです。

●古林将太
まだ簡単なミスもあるし、今日の最初は7人も新しい選手が入った中だったので、なかなかコンビネーションが難しい部分もありました。でも、その中でもいい場面を作ることができたし、まだまだキャンプもあるので合わせていきたいなと思います。
いい形でキク(菊地)前に当てて、剛(宮市)がフリックしてというようなところはこの2週間の練習でも出せた部分だし、みんなのいいところというのは分かってきているので、それをもっと突き詰めてやっていきたいです。
ただ、まだ守備の部分で、後半簡単にやられたところもあったし、そういうところは意識してやっていきたいです。
キャンプでは試合が多いと思いますが、いろんな国の選手と戦って、いろんな課題も出ると思うので、しっかり話し合って、個人も成長できるように頑張っていきたいと思います。

●丸山祐市
イメージの共有という部分では、まだまだ難しいところはありますけど、勝利できたのでそこはまずよかったかなと思います。もっと精度を上げなければいけないし、守備については突き詰めていかなければと思っています。トルコで練習試合が多くあるので、そこでまた課題が出て改善して、開幕までにはいい形にしていけるんじゃないかと思います。もっともっとしっかり突き詰めてやっていきたいです。
僕自身は、3バック自体は初めての経験なので、まだ難しい部分もあるんですけど、監督からは長所をどんどん出してくれと言われているので、考えすぎずにゲームを通してイメージを共有していければいいのかなと思います。

●梶川諒太
まだまだ連携の部分など合わせていかなければいけないし、個々の特徴を掴んでいかなければいけないというのはありますけど、5得点して無失点で終われたというのは収穫だったと思います。
新しく入ってきた選手も聞いてくれたり、要求してくれたりするので、そういう面で合わせやすいと思います。もっともっとよくなると思うし、とにかくよくコミュニケーションをとって合わせていくしかないと思っています。
(ゴールについては?)コバショウ(古林)からいいボールがきたので、触るだけという感じでしたけど、決められてよかったです。