馬入日記

【馬入日記:10月24日】アレックス選手インタビュー&「ベルせん」が再開!!

今週末27日(日)は再びアウェイでアルビレックス新潟との対戦です。
前節、セレッソ大阪戦で悔しい敗戦を喫しましたが、チームは残り5試合に目を向け、前向きにトレーニングに励んでいます。

C大阪戦でも素晴らしい反応を見せていた、アレックス サンターナ選手。
練習後に話を聞きました。

「セレッソ戦は、全体的にいいサッカーができていたと思う。でも細かいところでやられてしまった。そこを一人ひとりが突き詰める必要があると思う。でも、90分集中を切らすことはなかったし、攻撃力のあるセレッソ相手に、ディフェンス陣だけじゃなくチーム全体で守れていたと思います。何より“戦っている”ということを感じたし、面白いサッカーをしたと思う」

アレックス選手は鋭い反応、ブレ球のシュートも落ち着いて処理していました。

「あのブレ球はすごかったね。試合後に映像を見たら、かなりブレてたのでびっくりしました。難しかったけど、落ち着いて対応できたと思う。でも、僕自身はまだまだよくならなければいけない。だいぶ日本のサッカーに慣れてはきたけど、Jリーグで出場した試合はまだ少ないのでもう少し経験を積まなければと思っています」

また、最後尾からチームを見て感じることは。

「みんなの成長はすごく感じます。自信をもってプレーできている。あとは本当にちょっとしたところの差。一人ひとり、さらなる集中が必要だと思うし、もっといいチームになれると思う」と。

さて、週末には新潟戦です。
ハングギョン選手の出場停止や大野選手が契約上出場できないなど、残念ではありますが…
「彼らはチームにとってとても重要な選手だけど、ベルマーレはグループで戦うというのが大きな特徴。代わって出る選手も、常に一緒にやっているし、まったく問題ないと思う。お互いに信じ合ってプレーできると思う」と。

残り5試合。
ひとつひとつ、目の前の試合に全力を注ぎます。

「みんなでいい準備ができていると思う。明日も明後日も練習があるので集中力を保っていきたい。練習以外のところでは、ゆっくり休んでリラックスして、そして大事な新潟戦に臨みたいと思います」

ピッチの上とはまったく違う、優しい表情で語ったアレックス選手。
でも心の中の決意は、相当に強いものであると感じる言葉でした。

ところで。今日は選手が小学校で「夢」をテーマにした授業を行う「ベルせん」が行われました!
夏休みや秋休みなどが入り、一時中断していましたがまた再開となりました。

 
今日は平塚の土屋小学校での「ベルせん」。
お邪魔したのは、鎌田選手&ハングギョン選手のコンビ、そして大野選手&菊池選手のコンビでした。

こちら、大野選手・菊池選手コンビは、5年生の担当。
教室に入る前「緊張するー!」と話していましたが、「入りが重要」ということで…
「ベルマーレコール」で入場!!
子どもたちも巻き込んでベルマーレコールをすると、序盤から大変な盛り上がり!

子どもたちがずっと笑っているようないい雰囲気で授業がスタートしましたが、自分たち自身の「夢」について語った時には、選手も子どもたちも真剣な表情。

「小学生の時からずっとサッカー選手になりたいと思っていました。本当にたくさんの人に出会って、たくさんの影響を受けてきました。そうやって出会った人、一人ひとりが本当に大切な人です。みんなも何かひとつ、やりたいと思うことを見つけて、それに向かって頑張っていってほしいと思います」と菊池選手。

「僕は夢は大きくていいと思う。そんなの叶うわけないってバカにされるかもしれないし、僕も小さい頃、プロサッカー選手になりたいという夢をバカにされたこともありました。でも、大きな夢を持つことは大切なことだし、どんな時も叶えるための努力を続けていくことが一番大切。夢が叶うって他の誰にも分からないくらい、本当に嬉しいこと。みんなにも、その喜びを感じてもらいたいと思います」と大野選手。

 
そしてこちらは、ハングギョン選手と鎌田選手のコンビは6年生を担当しました。

二人は子どもたちのたくさんの質問にどんどん答えていきました。
そして、リフティングを披露したり、グギョン選手と通訳のスチャンさんによる韓国語講座も!

グギョン選手は、最初サッカー選手になることを両親に反対されていたという話をしました。
「両親はサッカー選手はいつ大きなケガをするか分からないし、プロになれなかった時に何の仕事もできないのでは、と心配をしていました。だからサッカーを続けるには、勉強でクラスで何番以内になるという条件がありました。今は心から応援してくれているし喜んでくれています」

また鎌田選手は「一人ひとり、思い描いている夢は違うと思うし、今思っている夢ともう少し大きくなった時の夢は違うかもしれない。でも夢を持っていることはとても良いことだし、その夢を口に出して言ったほうがいいと思う。自信をもって、その夢に向かっていってほしいと思います」と話しました。

グギョン選手は「みんなが夢を持っていると思う。“切実に願えば夢は実現する”一途に思い、夢に向かって頑張ってください」とメッセージを送りました。

 
大野選手と菊池選手もリフティングを披露!
そして最後に集合写真も撮影しました。

なぜか、ウルトラマンのポーズで、ということになり、「みんなビームを出そうぜ!」とこんな感じで。

 
グギョン選手と鎌田選手のクラスは「ハイチーズ」ではなく「ハイキムチ!」で写真を撮りました。

そして、最後に5年生と6年生が集まって、みんなで挨拶をしてくれました。

 
嬉しいことに、「今日の感謝の気持ちと激励の意味を込めて、勝利のダンスを踊ります!」と言って、みんなでダンスを踊ってくれたのです。

選手4人もゴール裏に挨拶にいくときのように手を挙げて、そして肩を組み、子どもたちと一緒にダンス!
スタジアムさながらの感動的な光景でした。

最後はハイタッチで元気な子どもたちとお別れ。楽しい時間を過ごし、たくさんのエネルギーももらった1時間でした。