馬入日記

【馬入日記:11月21日】4連勝へ!今日名古屋戦 中川寛斗選手インタビュー

今日、豊田スタジアムで名古屋グランパス戦が行われます!
現在、ホームでの柏戦以降6試合負けなし、3連勝中です。J1で4連勝となれば、1998年以来のこととなります。
ただ、選手たちは至って冷静に目の前のやるべきことに集中して日々を過ごしています。

名古屋戦に向けて、中川寛斗選手に話を聞きました。
まずは前節の神戸戦について。中川選手は後半始まってすぐに交代でピッチに立ちました。
試合後に岡本選手が「寛斗が入ったことによって前線からのプレッシングが効くようになりラインを上手く押し上げることができた」と話していましたが、前線からの激しいプレスは相手にとっての脅威となっていました。

「前半試合を観ていて、今のチームに足りないところや足りない流れを感じていました。ハーフタイムに選手と話して、こういうことを意識しようと確認して、それを後半の最初からすんなりできたので、流れをこちらにもってこれたと思います。何よりも前半をしっかりゼロで凌いでくれたことによって、僕らの特長であるカウンターでも点を取れましたし、ボールを保持しての遅攻でもいいチャンスを作れた。そこはよかったと思います。とは言っても、課題も多く出た試合だったと思うので、そこは今週課題に取り組む形で向き合ってやってきました」

それにしても、中川選手がピッチ上でアグレッシブにボールを追う姿というのは迫力があり、相手はおそらく「やっかいな選手が出てきたな」という印象を持っているのでは、と感じます。

「僕は自分が湘南に来た意味を体現しているだけです。アグレッシブに戦うことは僕の強みにもなっているのでそれをピッチでしっかり出したいと思ってプレーしています。たまたま今のチームのいい流れと合致しているのなと思います」

そしてこんな興味深い話も。

「僕は小さいので、存在だけだと嫌な選手にはなれない。だから走りとかボールの出しどころ、蹴る場所で嫌な選手にならないといけないと思っています。例えば僕が交代で出る時にピッチの真ん中に立つじゃないですか。交代ボードで14番交代って出て僕が立っていたら、相手の選手は“あ、中川小さいんだな”って思うだけだと思う。でもイブ(指宿選手)が出る時は“大きいな、じゃあこういうことしよう”と考えると思う。僕はイブとは違ってそこでのインパクトはない。だから、ピッチに入った時のひとつめのプレーをすごく大事にしているんです。ワンプレー目で決まると言ってもいいくらい大切です」

常に考えて、工夫をし、自分らしい強みを生み出してきた中川選手だからこその言葉です。

また、今季はチームとして連敗が続く苦しい時期も過ごしてきましたが、いま結果が上向いていることをどう捉えているのでしょうか。

「監督がやりたいサッカーを選手が理解し始めてきて、それがイメージの共有に繋がっていると思います。チーム全体としてやるべきこととやってはいけないことが区別されてきたことが上昇のきっかけになっているのかなと思います」

中川選手はここ数試合は途中出場でピッチに立っています。

「プロのサッカー選手である以上、スタメンで試合に出たいという気持ちはもちろんあります。でもスタメンだったり、ベンチだったり、ベンチ外だったり、与えられた立場とポジションによって、それぞれやることはある。スタメンだったらスタメンでしっかりやる意識をもって、ベンチだったらチームを助けるような働きをして、メンバー外だったらチームの雰囲気を大切にするといったこと。役割はどの立場でもあると思うので、普段からやるべきことを全うしているつもりですし、それがプロとしてやるべきことなのかなと思っています」

残された試合は7試合。どんなシーズン終盤にしたいと考えているでしょうか。

「湘南のあるべき姿というものを僕は体現できると思っているし、それが僕の強みにもなっている。湘南のあるべき姿を出せた時に、BMWは一番盛り上がると思う。そういうことを表現できる選手が少なくなっている中で、それを忘れちゃいけないと思っています。そして、僕らはGET3を掲げてやっているので一戦一戦に集中して内容にこだわってやっていくことが大切。それによって自然と順位も上がっていくと思いますし、僕らにいま必要なことだと思います」

今日はベルマーレにとっては初めての豊田スタジアム。たくさんのサポーターの皆さんが現地へ行って下さるとのこと、ありがとうございます!
ぜひ共に戦いましょう。GET3を!