馬入日記

【馬入日記:9月3日】「原点回帰と融合を」古林将太選手インタビュー

先週末、鳥栖戦が開催中止となり今週末の神戸戦まで久しぶりに期間が空き、チームはしっかりと時間をかけてトレーニングに打ち込むことができました。
課題を見つめ、強みを磨き、チーム内のコミュニケーションをより深めて過ごした日々でした。

練習後、古林将太選手に話を聞きました。

「なかなか勝てない状況が続いていますが、ネガティブになることだけじゃなくて前を向けるような内容の試合もあったと思います。自分たちのサッカーを突き詰めていくしかない、という気持ちでやっています。今回連戦ではなくなったことで、攻撃も守備もトレーニングの中で細かいところにもフォーカスして取り組めた。失わないで前に運ぶことを大事にしながら、球際の部分など今まで大事にしてきた湘南らしさもしっかり出していくために、例えば守備の部分ではしっかりブロックを組む時と前から行く時の守り方だったり、そういうところをひとつひとつしっかりやれた感触があります。だいぶ明確になったと思います」

トレーニングでは、互いにいい声を発しながら元気に、そして厳しく行われていました。

「勝てていないと気持ちが下に向きがちですけど、そこはみんな気持ちを切り替えてやるしかないですし、先週も今週もいい雰囲気でできていると思います。選手同士でもよく話していると思いますが、特に守備の行き方はよく話していて、僕だったら3バックの選手たちとよく話しているし、攻撃の面ではFWの選手と話したりとか、そういうコミュニケーションはみんなそれぞれによくとれているのかなと思います」

もう一歩、攻撃に必要なところとはどういったところでしょうか。

「守備の面で話が出るとなかなか攻撃に出るタイミングを失うことも多いんですけど、そこは監督やコーチ陣と話しながら、僕自身も前にいくところが特長ですし、チームとしても失くしてはいけないところ。いい守備をしながら出て行ける時は積極的にみんなで人数をかけていくということを意識しています。遅攻も大事にしつつ、最初は前をみつけるということを大事にしています。速い攻撃ができれば一番ゴールに直結すると思うので、それができればと思っています。特に、積極的に前に出て行くところはJリーグの中でも上のほうだと思うので、そこを失くしたら湘南ではない。その強みは出していきたいと思っています」

生みの苦しみを経験しながらも、ピッチの中で手応えを掴んできています。

「敏さんも言っていましたけど、いいサッカーをしていても、やっぱり球際だったり一瞬の隙があったり、そういう部分で相手より負けていたところがあったと思います。そこは先週も今週も、原点に戻って取り組んだ部分だと思います。やってきたことは間違いではないと思うし、新しいことに挑戦するというのは成長のためにもいいことだと思う。原点に戻りつつ、新しく挑戦しているサッカーを融合させていかなければいけない。うまく融合できれば必ずもっといいサッカーができると思います」

さて、明後日5日の対戦相手はヴィッセル神戸です。

「相手のDFも強いですが、そこをやぶっていくためには、それ以上のスピードや隙を突くといったところを出さなければいけない。去年戦った時もそこの隙を突けて得点できているので、それが出せれば勝利に繋がると思います。相手のことばかりを見るのではなくて自分たちの強みを出すことを意識して戦いたいと思います」

長い間勝利から遠ざかってしまいサポーターの皆さんにも悔しい思いをさせてしまっています。皆さんの想いを胸に、神戸戦での勝利を求め愚直に戦います。

「しっかり勝ちにこだわって戦いたい。サポーターの皆さん勝利を願ってくれている。必死に戦って、なんとしても勝たなければと思っています」

神戸戦は5日18:30キックオフです。(キックオフ時間、ご注意下さい!)
完売の席種も多く出ていますが、ぜひお早めにチケットをGETしていただき、スタジアムで共に戦って下さい!