馬入日記

【馬入日記:1月24日】スペインキャンプも折り返し!茨田陽生選手インタビュー

200124-1スペインキャンプ6日目!いよいよ折り返しです。
今日は生憎の雨となってしまいました。これまでも雨模様はあったのですが練習が始まると止むことも多くて凌げていたのですが…今日は本降り!
キャンプ前半戦はなかなかカラっと晴れてはくれませんでしたが、明日あたりから晴れの予報となっています。

さて、今日は大宮から加入した茨田陽生選手に話を聞きました。
柏レイソルのアカデミーで育ち、トップに昇格したのが2010年。(2009年には二種登録)2017年に大宮へ移籍し3年を過ごし、今季湘南に加入しました。
普段から穏やかで優しい茨田選手、チームにはもうすっかり馴染んだ様子です。

「もう慣れましたね。新加入選手が多いですし、既存の選手も“新しいチームになったみたい”と話しているくらいなので、みんなでいい雰囲気を作っていければと思っています。みんなが積極的に話しかけてくれますし、僕もコミュニケーションを取るために、他愛もない話でもなんでも、話すように心がけています。“バラくんだったら怒らないし大丈夫でしょ”みたいな雰囲気もありますけど(笑)。でもそういう雰囲気が出ているのは自分としてもいいなと思うし、そうやっていじってもらってどんどん溶け込ませてもらえれば僕にとっても嬉しいです」と。

移籍にあたっては「J1で戦いたいという気持ちが強かった。湘南がオファーを出してくれたタイミングと自分の気持ちの中でのタイミングが一致しました。J1で戦いたいという思いを叶えてくれたのが湘南でした」と。

プロでは3チーム目となります。
「いろいろなチームでプレーする良さは大宮に行っても感じましたし、いろいろな選手、指導者、周りをとりまくたくさんの人との出会いが多いほうが人としての成長も大きくなると感じます。チームを離れることに対して気持ちの整理は必要ですが、移籍は人としての成長を促してくれるものかなと思います」

茨田選手といえば、中盤で精度の高いパスを繰り出すというイメージがあります。

「パスでリズムを作るというのは常に言い続けていることなんですけど、湘南で練習してみて今自分の中で思うのは、湘南スタイルを自分がどこまで体現できるのかというところが一番重要だと思っています。自分の特徴というよりもどちらかと言うとウィークな、湘南が持っているものを自分の中に取り入れて、公式戦でしっかり出すということを今は見てほしい。湘南で吸収したものをどれだけピッチで出せるかだと思っています。自分の特徴の部分でいうと、好機に繋がるようなパスをどんどん出せるようにするには、やっぱり仲間とのアイコンタクトやコミュニケーションが大事になってくると思います」

残されたキャンプの期間、そして2月16日のルヴァン開幕まで、重要な日々が続きます。

「僕個人的にはもっとコンディションを上げていかなければいけないですし、湘南スタイルを体現するには、もっともっと走らなければいけない、もっともっと強くならなければいけない。キャンプ中もそうですし、湘南でプレーする以上はそれをずっと続けていかなければいけないと思っています。また、このキャンプでいかにコミュニケーションを深めて、どれだけまとまったチームになれるかが本当に大事だと思う。みんなと話し合いながらサッカーができたらと思います」

今年のベルマーレの平均年齢は25.06歳と若いですが、実は柏の時もチームメイトがとても若かったそうです。

「柏の時は自分もまだ25歳くらいで若かったのに、ピッチの中で上から2番目3番目みたいなこともありました。チームが若いことは慣れているしウェルカムですね。もっともっと若い選手が気を使わないで、僕より上の選手も含めてどんどん話せるように促せたらなと思います」

改めて、2020シーズンをどんなシーズンにしたいかと聞くと…

「新しいチーム、新しいスタイル、本当に新しいことづくしなので、しっかり形にしていきたい。そしてそれを継続してJ1の上位に押し上げていけるようなチーム作り、また個人の能力を高めていきたいと思います」と気持ちの入った言葉が。新しいものを吸収してさらに成長すると共に、茨田選手らしさを発揮してベルマーレに新たなものをもたらしてくれることに、期待しましょう!

ちなみに茨田選手は、なんと4人の子どもたちのパパ!
「めっちゃ子ども好きなので、ずっと子どもと遊んでます」とのこと。優しいパパの様子、目に浮かびますね。

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今日は雨の中でミニゲームやサーキットなどを行いました。
初めての本降りで残念でしたが、雨なんてなんのその、選手たちは元気いっぱいでした。