馬入日記

2019.12.11

【馬入日記:12月11日】「目の前の相手に負けない」野田隆之介選手インタビュー

19121012月7日、J1残留を懸けて戦った今季最終節、松本山雅FCとの一戦。
気温3度の松本まで駆けつけてくれたサポーターの皆さんに支えられ、熱戦が繰り広げられました。

前半を0-0で折り返し後半へ。試合が動いたのは85分でした。
右サイドで古林選手がクロスを入れ、ゴール前で金子選手がヘディングをしながらつぶれ、こぼれたボールを左から入った野田選手が左足一閃。抑えて放ったシュートがファーサイドに決まり、待望の先制。
しかし、喜びもつかの間、90分に失点しゲームは振り出しに戻ってしまいます。結局そのまま終了のホイッスルを聞くこととなりました。

全34試合を戦い、最終順位は16位。15位の鳥栖とは同勝点の36、得失点差2差でした。

野田選手に話を聞きました。まずはゴールシーンについて聞くと…

「松本が後ろからしっかり繋いでくる形の中で、うまく取れない場面は多かったんですけど、やめずにやり続けました。コバ(古林選手)が上げて金子がつぶれるのが見えたので、準備していたらいいところに転がってきました。あとはふかさずにファーに打つということだけ考えて打ちました。練習してきたことだったので、うまくできてよかった。敏さん(浮嶋監督)からも“抑えて打つこと”をずっと言ってもらっていたので、そこが出せてよかったです。本当にみんなでやってきたことが出せたんじゃないかと思います」と。

抑えて打ったことでカバーに入ったDFの身体にも当たらず、股の間を抜いてゴールへと吸い込まれていきました。
爆発的な歓喜が生まれ、野田選手はゴール裏のサポーターのもとへ。揺れる黄緑のサポーターの下で拳を挙げた野田選手に、選手やスタッフが飛びつきました。

「今年一番興奮しました。でも、数分後に今年一番落胆しました」と野田選手が話すように、5分後、歓喜から一転、90分に失点を許してしまいました。
試合直後は呆然とする選手たちの姿がありましたが、14日に向けしっかり気持ちを立て直さなければなりません。

「直後は上手く切り替えられない部分もあって、前を向いている選手もいたり、落ち込んでいる選手もいる状況だった。でも、またプレーオフに向かうこの1週間でどれだけ気持ちを高めていくか、気持ちをひとつにできるかが大事だと思っています」

勝利した33節の広島戦でも、途中から出場してチームを活性化させ勝利に貢献しました。

「求められていることがそういう部分だし、それができなければ試合に出ることはできないと思う。そういう働きプラス結果を求めてやる中で、この前は得点を取ることができたので、自分の中で少し自信はついたかなと思います。ただ、チームが勝つことが最優先という思いでピッチに入ったので、引き分けという結果、残留を決められなかったことは本当に悔しい。でも、幸いにもプレーオフがあるので」

プレーオフの相手は今季、J2で4位の徳島ヴォルティス。プレーオフの1回戦で甲府に引き分け、2回戦で山形に勝利して決定戦まで上がってきました。

「とにかく、対人、目の前の相手との1対1で負けないことだと思う。ひとつひとつのプレーの質の高さや走る量でしっかり上回らなければ。J1とJ2の違い…と言うより、湘南と徳島の違いをそこで見せられれば絶対にいい結果になると思います。もちろん展開や時間帯によって、状況に応じた判断やプレーが大事になってくると思うので、しっかり練習でも積み重ねていきたい」

松本戦の翌日にはもともと予定されていた「感謝の集い」が行われ、たくさんのサポーターの皆さんから激励をいただきました。馬入グラウンドが使用できない今、サポーターの皆さんと直接触れ合うことは、試合を除けば久しぶりのことでした。

「勝ってパーティーができれば一番よかったんですけど…。でもサポーターの皆さんから“プレーオフ絶対頑張って”という言葉をたくさんかけてもらって、それだけ想いを持って応援してくれているということを改めて感じました。ピッチに立つのは僕ら選手なので、本当に僕らが頑張らなければいけないと感じています」

徳島戦に向かう新たな1週間、グラウンドでは選手たちがいつも通り元気に溌剌とトレーニングしている姿があります。
チケットは完売必至。どうかお早めに。

※プレーオフ決定戦情報
http://www.bellmare.co.jp/hg20191214