馬入日記

【馬入日記:10月29日】「勢いのまま」

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「久しぶりの公式戦でしたけど、良い入りはできたと思う」

ルヴァンカップ決勝戦で公式戦5試合ぶりの出場となった秋野央樹選手は、序盤から積極的なシュートを放つなど71分までピッチで試合をコントロールしました。守っても中盤の真ん中でコンビを組んだ金子大毅選手と連携を取り、「いつもより人に対して強めに行くことを意識した」と横浜FMに自由を与えず、前半の攻勢を支えました。

準決勝の柏戦では契約上の理由で出場が叶わず、他にも負傷やコンディション不良で一時試合からは遠ざかりました。「思ったより出られない時期が続いた、落ちそうになるときもあった」いまだからこそ語れる本音がこぼれますが、それでも「みんなが連れて来てくれた決勝戦、そこにしっかり照準を合わせて準備ができた」と仲間への感謝を忘れません。周囲の支えとともに「なんのためにここに来たのか、まだまだ成長したい、試合に出たい、チームの力になりたいという気持ち」で再び自身をピッチに引き上げました。

リーグ戦も残すところ5試合、シーズンもいよいよ本当の佳境に入ります。「残す時間も短いし、勢いも少しは大事になる」秋野選手は言います。

「反省すべきところは反省して、でもこのタイトルという勢いのまま突っ走るということも一つの手。この前の試合のように押し込まれる時間もあると思うけど、去年どうやってJ2から上がって来たかを考えれば、最後のところで跳ね返すのも僕たちのスタイル。そういうことをしっかりやっていけば良い結果が待っていると思います」

勝負所で立ち返る場所があることが何物にも代え難い自分たちの強み。勢いとスタイルを手にタフな連戦を戦います。