MATCH試合結果

2016ヤマザキナビスコカップ

2016ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節 vs 鹿島アントラーズ

5月18日(水) 19:03キックオフ @県立カシマサッカースタジアム

HOME  鹿島アントラーズ 湘南ベルマーレ  AWAY
鹿島アントラーズ 2 2 前半 1 3 湘南ベルマーレ
0 後半 2
3 > 3 勝点 4 > 7
11分 永木 亮太
26分 土居 聖真
得点者
18分 大槻 周平
87分 長谷川 アーリアジャスール
90+4分 端戸 仁
選手 シュート シュート 選手
GK 21 曽ヶ端 準 0 STARTING
LINEUP
0 タンドウ ベラピ 25 GK
DF 22 西 大伍 0 0 岡本 拓也 36 DF
DF 17 ブエノ 0 0 坪井 慶介 20 DF
DF 3 昌子 源 1 0 奈良輪 雄太 24 DF
DF 38 小池 裕太 1 0 高山 薫 23 MF
MF 6 永木 亮太 1 1 石川 俊輝 16 MF
MF 40 小笠原 満男 0 0 下田 北斗 22 MF
MF 32 杉本 太郎 3 1 山田 直輝 8 MF
MF 34 鈴木 優磨 2 1 大竹 洋平 7 FW
FW 8 土居 聖真 3 2 大槻 周平 19 FW
FW 9 ジネイ 1 0 齊藤 未月 32 FW
GK 29 川俣 慎一郎 SUB 梶川 裕嗣 21 GK
DF 5 青木 剛 島村 毅 30 DF
DF 16 山本 脩斗 0 1 菊池 大介 10 MF
MF 7 カイオ 4 藤田 征也 14 MF
MF 10 柴崎 岳 0 2 長谷川
アーリアジャスール
15 MF
MF 26 久保田 和音 武田 英二郎 18 MF
FW 18 赤﨑 秀平 2 端戸 仁 17 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
 
16 シュート 10
◆80分 山田 直輝
7 ゴールキック 8
8 コーナーキック 1
10 直接フリーキック 18
2 間接フリーキック 4
2 オフサイド 4
0 PK 0
得点経過
◆11分
6 永木 亮太
中央 相手DF → 6 カット ~ 右足S
◆26分
8 土居 聖真
中央 34 ↑ 相手DF クリア 9 → 8 左足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆18分
19 大槻 周平
左 8 → 中央 7 ~ → 19 ~ 左足S
◆87分
15 長谷川 アーリアジャスール
中央 17 → 7 ~ → 15 左足S
◆90+4分
17 端戸 仁
中央 7 → 右 15 ~ → 中央 17 左足S
選手交代
◆57分

38 小池 裕太 → 16 山本 脩斗

◆59分

34 鈴木 優磨 → 7 カイオ

◆88分

32 杉本 太郎 → 10 柴崎 岳

◆56分

32 齊藤 未月 → 10 菊池 大介

◆64分

22 下田 北斗 → 15 長谷川アーリアジャスール

◆67分

19 大槻 周平 → 17 端戸 仁

入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
5,788人 晴、無風 17.8°C 75% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
布瀬 直次 岡部 拓人 岡野 宇広 穴井 千雅 堀越 雅弘 齋藤 和代

監督コメント

●曺監督 総括

お疲れ様でした。
平日のナイターということで、各チームコンディション調整が難しい中、前節の試合からスタートを8人替え、連戦したのは俊輝(石川)と薫(高山)と大槻だけで、それ以外は替えて臨みました。
前半立ち上がりからアウェイの難しいピッチということもありましたけど、非常に勇敢に戦ってくれました。
1点目と、2点目はセットプレーで失点はしましたけれども、我々の狙いが出た形で2点目、3点目と取れたのは非常にチームにとって自信になると思います。
何より1人のストライカーに頼るんじゃなくて、複数の選手がお互いの動きを補完して、とにかくゴール方向に行く回数を増やすというのが我々の良さだったんですけども、ここ最近、やっぱり負けたり勝ちきれなかった後でどうしても安全なプレーを選択し、勇気のあるプレーが影を潜めていました。
そこがこの前の福岡戦から少しずつ精度が上がってきたなという感じがしたんですけども、今日は1点取られても追いつき、また取られても同点、逆転できたというのは今年初めてですし、何より交代選手の3人も含めて我々のスタイルの幅を広げるというか、オプションを作れるという意味でも非常にみんなよく頑張ってくれましたし、中2日の今度仙台戦で誰を使おうかというところで頭を悩ませなきゃいけないなと思っています。
2アシストした洋平(大竹)とか、途中で入って点を決めたアーリア(長谷川)とか仁(端戸)とかみんな素晴らしかったんですけども、今日は左右のアウトサイドをやった山田直輝と薫がやっぱり地味でも攻守に走り回って攻撃の起点になったというのが90分通して本当にチームの力になっていました。
特に直輝は先発で出て勝ったのは湘南に来て初めてだと思います。
日本代表に入り、将来を嘱望されて今、浦和さんからレンタルでお借りしている選手ですけども、そういう選手がこういうピッチで、昔の直輝みたいなプレーじゃなかったかもしれないですけど、ダイナミックに守備も攻撃もやっていくというのを見るのは指導者として本当に嬉しく思います。
どのポジションでもどういう形でもやっぱり昔、ユース代表だったりアンダーの代表だった選手がまたプロの世界でいろんな想いを抱えながら、苦しい想いもしながらこういうところで結果を出してくれるというのは、監督として本当にやっていて良かったなと思います。
それを支えた10人もいますけども、他のチームで成功してうちのチームに来た選手ばかりじゃなくて、うちのユースから育った選手も、そういう選手と一つになって我々のスタイルを遂行してくれた彼らも本当に誇りに思います。
ナビスコでまだ上位進出のチャンスがあるかどうかは今日勝ったところでは他の結果を聞いてないのでまだわからないですが、後2試合残っているんでしっかり戦いたいと思います。

●曺監督 質疑応答

–長谷川選手投入の意図は?

彼は中学生の頃からF・マリノスの選手で何回も対戦していましたし、非常にキャリアもある選手です。
スペインにも行ってなかなか苦しんだ中で我々のチームに加入して、最初の方はコンディションが上がらないところがあったんですけど、ここ最近先発で出ても途中から出てもリズムを変えていくっていうか、アーリアに預けたら飛び出しやすくなるというか、そういったリズムがチームの中で出てきていたので。
今日は本当にノーミスの感じでやってくれたと思っていますし、やっぱりああいう選手が攻撃にひとつ絡むことで我々の推進力のある選手がより活かされるというか、そういった展開になったと思います。
点を決めたことも、アシストをしたことも形になって結果を出せたというのは本人も自信になるでしょうし、何よりチームの力になると思うんで、またこれから頑張ってもらいたいなと思います。

–前半は主導権を握られたが、後半はどのように選手を送り出したか?

前半少し左サイドのマークの受け渡しが、土居選手とか鈴木選手に走られていて結構広げられたところがあったんでそこの受け渡しの部分を指示しました。
ファーストディフェンダーの勢いはそんなに悪くなかったのですが、前半から全部鹿島さんのビルドアップを寸断できるとも思っていなかったです。
後半はラインも高く保てていましたし、スペースへのランもコントロールできていました。
少し相手が疲れてきた時に得点が取れたのかなという印象があって、後半の最後まで足が止まらないというのは我々のずっとやってきたスタイルなんで、そこで勝負できたのは良かったかなと思います。

●石井監督 総括

前半は前からプレッシャーに行けて非常にいい形だったと思うんですけれども、守備の一瞬の隙を突かれてしまって、前半のうちに追いつかれてしまいました。
後半に入ってから、かなり守備の対応のところで湘南さんの中へのワンツーの対応が遅れるケースが多くて、そこをなかなか修正できずにゲームが進んでしまいました。
交代メンバーを入れてそこを、リードしていたので追加点を取ってという形を取りたかったんですけど、そこができなかった。
最後は私自身の問題で、交代するタイミングが遅れてしまったことで同点に追いつかれてしまって、さらに最後に1点取られてしまって負けてしまったと。
選手にも言いましたけど、選手は本当に90分タフに戦ってくれましたけど、私自身がチームを勝たせることができなかった。
最後の采配のところが遅れてしまった、そこが今日の最大の敗因だと思います。
予選リーグを勝ち上がることが、他の結果も含めるとできなくなってしまったと思うので、それに対して応援してくださっているサポーターの皆さんに本当に申し訳ないと思っています。

●石井監督 質疑応答

–交代カードを切るタイミングで何か悩みがあったのか?

当然ゲームが良くなく進んでいた時に、普段であればある程度選手の中でそれを修正できて、どうにか対応できるんじゃないかなと思っていたんですが、そこがちょっとうまくいかない中、最後で岳(柴崎)を入れて中盤の守備のところを締めてもらおうと思ったんですが、そこのタイミングが遅れてしまったということです。

–前半と変わって後半劣勢になった原因は何か?

湘南さんがどういうゲームプランで来ていたかというのもあるんですが、かなり後半はまたアグレッシブに、特に外から中への攻撃というのが数多くやってきたので、その辺の対応が遅れてしまったのが最大の原因だと思います。
あとは攻撃面でも自分たちで奪われてしまう状況が増えてきてしまって、そこで守備の時間というのが長くなってしまったのかなと思います。
前半は非常に自分たちがボールを保持する時間が長かったので、守備の時間がかなり少なかったんですが、相手陣内でボールをためられることが少なくなってしまったことによって守備の時間が長くなってしまって、崩される数が増えてしまったのではないかと思います。

–連戦のコンディション、練習と試合での選手のパフォーマンスの差など、難しさを感じているか?

最初のナビスコカップの予選の2試合は本来のポジションではないポジションでやってもらったりだとか、Jリーグで試合経験の少ない選手が出場したりだとか、そういうこともあったので、その辺で先ほど仰ったような実際のゲームでどれだけできるかという差は確かにあったんじゃないかと思います。
でもそこも自分の準備の部分だったと思いますので、選手は持っている力を出してくれたと思っています。
連戦で、Jリーグとナビスコカップを並行して行っていくという難しさも確かに感じましたけど、チーム全体としてはすごく積み重なってきている部分も感じましたので、そういう点では良かったと思います。
ただ結果がすべてですので、やっぱりそういうところで勝ち切るというというところは僕自身の力なんじゃないなかと思っています。

選手コメント

●高山薫
前半は相手もプレッシャーが早くて自分たちのミスもあり、相手にとってはいい形で取ったというゴールだったのかもしれないですけど、点を与えてしまった後にすぐいい攻撃で返しすことができました。
なかなか前半は攻めあぐねたというか、難しい戦いだったんですけど、前半から良い攻撃とか良い場面もあったし、チームとしては良かったと思うんですけど、後半途中で出てきた選手がすごく良い活躍をしてくれて、勝てたというのは本当に良かったと思います。
もともとワイドはやっていたポジションだったし、球際で負けないということを意識して入りました。
前半ビハインドで終えましたけど、後半に向けてチームとしては悪くない感じだったので、続けていけば勝てると思っていましたし、そのままやるべきことをやる、というふうに戦いました。
今日の勝利を次につなげるということが大事だから、ここで満足しないようにしたいです。
良い試合をした後に続けていくのがこれまでチームとして難しかったから、やっぱりこの勝ちを次に繋げられるようにしたいです。
ナビスコとリーグで連勝して、ここから5月すごく大事な戦いだから、次もしっかり勝って、そのまた次も勝てるように良い試合したいと思います。

●大竹洋平
決定機を外したし、アシスト以外は今日は全く納得できる出来じゃなかったんですが、周りのみんなに助けられました。
ただ結果はポジティブに捉えて、勝ったことを次のリーグ戦につなげることが大事だと思うんで、勝ったからこそそれを良い反省にして次に繋げていきたいです。
後半の攻撃については、どこかを変えたわけではなくて、自分たちでビビらずボールを前につけたりだとか、繋ぐこととかを勇気を持ってやり続けたことがこういう結果につながったと思うので、その部分は続けてやっていきたいと思います。
常に前を向いてプレーすることは意識してやっています。その前を向いた時にすごく良い動き出しをしてくれたんでアシストにつながりました。前を向くのは僕の特徴でもあるし、出さなきゃいけないところだと思います。
自分のシュートシーンは、打つ時にちょっとフリーだなと思ったんですけど、迷いがちょっとあって、トラップしようか。
シュートと決めていれば強く打っていたと思うんですけど、フリーかもと思っちゃって、ちょっと迷って打っちゃったところがあったんで、ふかしてしまったのかなと思います。
やっぱり思いっきり打てなかったのが良くなかったと思います。勝ったからこそ次は絶対に決められるようにしたいです。

●端戸仁
リーグ戦で前回出られなかった悔しさもあるし、今回スタメンで出られない悔しさもあった中で、週明けの練習試合も含めて自分なりに良い準備はしてきたつもりでした。
ピッチに入った時てから、ゴールシーンまでにたくさんボールに絡んで、ボールに触れていたことがあのシュートへのフィーリングにつながったと思います。
前ですごくボールを収められて、プレッシャーを楽しめるくらい余裕があったので、それが良かったのかなと思います。
入った時に「あ、いける」と感じてました。それがある時と無い時があって、無い時は減らした方が良いんですけど、今日はボールが来た時に相手の逆を取ることだったり後ろでもらってもファールをもらって自分たちのボールにするっていうことが、アーリア君(長谷川)、洋平君(大竹)含めて3人でできていました。
自分とアーリア君が入ってから相手を押し込めていたし、アーリア君が点取った時は「絶対負けないな」と思ったんで、気持ちで勝ったのかなと思います。
パスのフィーリングがわかりあえる選手たちが多いですし、プレッシャーをかけられた中でもフリックだったりワンツーだったり、ワンタッチで剥がしていく面白さてっていうのが今日は出せたので、ああいうのをリーグ戦でも、さっき言ったように相手のプレッシャーを楽しめるくらいの余裕を持てればもっとゴールシーンも増えてくると思います。
それを全部の試合で出すのは難しいかもしれないですけど、なるべく多くそういうパフォーマンスが出せるように良い準備をすることが大事だと思います。
何よりチームの勝ちというのが嬉しいですし、リーグ戦は苦しい戦いしてますけど誰一人下を向いている選手はいないんで、必ず自分たちがここから這い上がっていけると思ってやっているんで、諦めずにやりたいです。

●長谷川アーリアジャスール
ゴールシーンは、洋平(大竹)が良いパスを出してくれましたし、チームとしても90分間みんな頑張って戦っていた中で、途中から入った僕だったり仁(端戸)だったり大介だったりが流れを変えられたというのは良かったです。
ただリーグ戦はなかなか勝てていませんし、中2日で仙台戦があるので切り替えてやりたいと思います。
自分の中では湘南に来てからなかなか貢献できていなかったので、そういう意味では結果というところにこだわってやれたのは良かったんじゃないかと思います。
コンディション的には合流してから1か月と3週間くらい経っているので、そこをそんなには言ってられないですが、そんな中、辛抱強く監督はじめチームも本当に信頼して使ってくれましたし、そういう意味でも結果で応えたいと思っていました。
今日に関しては自分の良いところは出せたと思いますけど、これをしっかり続けて、まだまだ満足してないですし、まだ何も成し遂げていないので、次のリーグに向けてやっていきたいと思います。
相手もちょっとメンバーが変わっていましたし、すべてがすべて良かったとも言えませんけど、ただ今日の試合に関してはみんな気持ちが入っていましたし、それが鹿島相手ということで自信もついたと思います。
この勝ちを無駄にしないためにも次が本当に大事になってくるので、それはみんなが思っていることだと思うし、僕たちはより危機感を持ってやっていきたいと思います。
仙台戦はホームなので、しっかりファン、サポーターの皆さんに勝点をプレゼントできるように頑張りたいと思います。

●大槻周平
洋平(大竹)がボールを持ったら絶対にボール出てくると思っていました。
相手も結構ラインが高かったんで、その後ろを狙っていて、そこに本当に良いボールが来たんで、僕はGKをしっかり見て打てたので、洋平のボールが良かったという感じです。
練習から洋平が持った時はああいうボールが来ると思っていたんで、意識していたのと、居残り練習でも練習したいのでボールフィーリングも良くなってきているんで、続けていこうと思います。

●山田直輝
僕が左のワイドに入ったことで、そこで起点を作って試合を作っていこうとやる前は考えていたんですけど、試合に入ってみてあまりボールのフィーリングが良くなくて、なんで攻撃より守備に、自分の中で、サッカー人生で初めてって言っていいほど守備に重点を置いて、チームのためにという感じでプレーをしていました。
これまで自分の守備の評価ってしたことがなかったので、攻撃が自分の良さだと思っているんで、そういう意味では今日の自分の出来は30点くらいだと思います。

●岡本拓也
自分自身前回の対戦で前半で交代したという悔しい思いもあったので、絶対に勝ちたいなと思っていましたし、実際苦しい状況でしたけど、逆転して勝てたというのはすごい良かったかなと思います。
随所に自分の良さは出せたと思うし自分の課題だった部分も徐々にできるようになってきたし、でももっとできると思う。
回数と精度を高めていきたいと思います。