試合記録

2015明治安田生命J1リーグ

2ndステージ 第10節 vs 松本山雅FC

9月12日(土) 19:05キックオフ @Shonan BMWスタジアム平塚

HOME  湘南ベルマーレ 松本山雅FC  AWAY
湘南ベルマーレ 1 0 前半 1 1 松本山雅FC
1 後半 0
14 > 15 勝点 6 > 7
90+1分 藤田 祥史 得点者 16分 安藤 淳
選手 シュート シュート 選手
GK 1 秋元 陽太 0 STARTING
LINEUP
0 村山 智彦 1 GK
DF 3 遠藤 航 2 0 酒井 隆介 30 DF
DF 4 アンドレ バイア 0 0 飯田 真輝 4 DF
DF 17 三竿 雄斗 0 0 喜山 康平 11 DF
MF 5 古林 将太 0 0 岩間 雄大 5 MF
MF 16 石川 俊輝 0 0 田中 隼磨 3 MF
MF 6 永木 亮太 2 2 岩上 祐三 8 MF
MF 10 菊池 大介 1 1 キム ボギョン 26 MF
FW 2 菊地 俊介 2 2 安藤 淳 36 MF
FW 19 大槻 周平 0 1 工藤 浩平 23 MF
FW 23 高山 薫 2 1 オビナ 9 FW
GK 25 イ ホスン - SUB - 白井 裕人 25 GK
DF 20 坪井 慶介 - - 後藤 圭太 13 DF
DF 30 島村 毅 - 0 岩沼 俊介 6 MF
MF 14 藤田 征也 - - 飯尾 竜太朗 17 MF
FW 7 大竹 洋平 1 - 前田 直輝 22 MF
FW 11 藤田 祥史 2 - ウィリアン 15 FW
FW 39 アモリン 0 1 阿部 吉朗 39 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆53分 アンドレ バイア 12 シュート 8 ◆4分 岩間 雄大
◆21分 キム ボギョン
◆36分 田中 隼磨
◆90+3分 酒井 隆介
8 ゴールキック 12
3 コーナーキック 4
14 直接フリーキック 8
4 間接フリーキック 2
4 オフサイド 2
0 PK 0
得点経過
◆90+1分
11 藤田 祥史
右 CK 17 ↑ 中央 3 ヘディングS 11 シュート
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆16分
36 安藤 淳
左 CK 8 ↑ 中央 36 ヘディングS
選手交代
◆46分
◆61分

19 大槻 周平 → 11 藤田 祥史

◆69分

10 菊池 大介 → 39 アモリン

◆56分

26 キム ボギョン → 6 岩沼 俊介

◆67分

9 オビナ → 39 阿部 吉朗

入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
12,230人 晴、弱風 24.8°C 71% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
高橋 信光 岡 宏道 相葉 忠臣 穴井 千雅 櫻井 大輔 岩崎 洋

監督コメント

●曺監督 総括

おつかれさまでした。
今日の試合は本当に勝点1が取れて運があったとも言えるし、負け試合を1取ったとも言える。できれば3にしたかった日ですけども。
過去2シーズン、2010年と2013年にJ1で戦ったときに我々の湘南ベルマーレは僕もコーチと監督をさせてもらっていますが、2013年は残り8試合で勝点2しか取れなくて、その前は勝点自体も取れなかった。
それが50年も60年も前じゃなくて、たった2年とか4年前のチームを今、率いてやらせてもらってるんだなというところで言うと、この残り8試合は、今までのJ1の戦い以上にやっぱり厳しい、ギリギリの戦いが続くというふうに思っています。まさにそういう展開になった試合だと思っています。

外から見てると、お客さんも含めてですけど、皆さんももっとこうしたほうがいい、ああしたほうがいいという感じはあると思うんですけども、我々はJ1に2年連続住んだことが、湘南ベルマーレになってからないという歴史は本当に大きなものだと思っています。
僕が監督として彼らに対して「ああすればいいのに、こうすればいいのに」というのはもちろんありますけども、未経験のゾーンに入ってプレーする選手たちの感じというのは、やっぱり外から言うのは簡単ですけど、やってる選手が最終的に自信を持って「これでいいんだ」ということを積み上げていかない限り、J1という舞台に2年連続立ったりとか、上位に行ったりするのはまず不可能だと思っています。
そういう意味で、今日こういう試合になりましたけども、最後は秋元も上げて、最終的に点を取って追いつくんだっていうところを、気持ちを見せられたのは、無骨ですけども、ひとつ前進したなと思っています。

松本さんのカウンターで2点取られたらちょっと終わっていた試合でしたけど、リスクマネジメント云々の話もありますけど、後ろからボールをきちっと動かそうとしてロストしてカウンターを食らっていると。
じゃあ、それを怖がったら、後ろからボンボン蹴って相手のところで事故を起こす得点を狙うしかない。ですからそのプロセスについてはまったく後悔していないです。
ただ、ああいうことが起きてしまうことについて、周りのフォローとか、キーパーも含めたそういうところの戦術理解度はさらに高めていかなきゃいけない。

今日、松本さんは選手も変わって前期の感じとはちょっとテイストも違った戦いになりましたけど、今日の勝点1は勝点3に値するっていうか、そういうつもりで今、前向きに捉えています。
来週には仙台戦ありますけども、非常にまたタフなスタジアムでやらなければいけないので、そこでまた今日の悔しさを晴らして、勝点3を取って帰ってこれるように準備したいと思います。

●曺監督 質疑応答

–後半から大竹選手を入れて菊池大介選手を最初シャドーにしていたが、狙いは?

そのへんのポジションチェンジは練習でもやっていることなので、洋平が入ってタメができるだろうというところで、大介が斜めに走った展開を考えていたのと、薫(高山)も引かれた相手なのでいつも相手を背に抱えて受けなければいけないから少しオープンにしてあげたほうがやりやすいかなと、相手にとっても嫌かなというところでそうしました。

–最終的に崩すところまで行けなかったことについては?

0-1でリードされて、最後外に行かせてクロスに対応するのは松本さんの十八番というか、ただあのときに何回か将太(古林)がなかに入ってDマークを空けてそこでミドルシュートを打ったりとか、そういうチャンスになりそうなことが何回かあったと思うんですけど、じゃああそこでピンポイントでクロスを入れてニアで合えばいいクロスでいい攻撃と言われるし、逆にクロスばかり上げていて入らなければ、代表戦のときもそうでしたけど、僕代表戦のカンボジア戦でなんであのクロスが悪いのかひとりで思っていたぐらいなので。いいタイミングで宏樹(酒井)が上げたりとか、長友が上げるボールをなかで合わせれていれば1点で、クロス一辺倒になるという風潮が、あそこはクロスでいいでしょと思うときもたくさんあった。
そういうところで言うと、クロスも中央もまんべんなく相手のところを見て判断を切り替えてやれるのがベスト。でもクロスを上げるということはべつに相手にクリアさせるために上げるわけじゃなくて自分たちが点を取るために上げるわけだから、それが5回中5回合わなかったらクロスの精度、入り方が悪いですけど5回中1本合えば1点だし、そういうところのなかで、今日で言うと欲を言えばクロスを上げるフリをしてもう1回なかに持ち出して逆に展開してミドルシュートを打ったりとか、もうひとり引っ張り出してスルーパスがあったりするとなおいいと思います。でもそれができていれば日本のいちばん上手いひともヨーロッパのいちばん上手いひともそうだし、なんの苦労もなく勝負に勝てると思うので、代表戦の話を蒸し返して申し訳ないですけどそう思いました。

–前半完璧に抑えられてハーフタイムに選手には何を指示しましたか?

完璧に抑えられてというのは、松本さんと湘南に力の差があるという前提で話されていると思いますけど、僕はそう思ってないし、松本さんは特徴のある、そういうところできちっとやられてくることは反さん(反町監督)を含めて分かっていたので、我々が完璧に抑えられて、我々が強者で彼らがそういうことをして抑えたように捉えられがちですけど、僕はお互いにがっぷり四つ組んだなかでの試合だと思っています。
よりもっとオープンな展開になるのかなと想像はしてましたが、松本さんもリードしてクローズにしていこうという展開があったので、そのこと自体、前半抑えられたとは捉えてないですし、それは自分たちのいままでやってきたプレーの経験とか、松本さんがやられてきたチームづくりとかを含めて、ああいう試合になるのは容易に僕は想像できたので、べつに前半悪いとは思っていなかったです。
ハーフタイムには、隙間で前を向いて最後外に逃げるだけじゃなくて中央を入れながら外を使っていけという話をしたんですけど、後半そういうなかで可能性のあるところからクロスを上げてヨシ(藤田)が最後外したり俊(菊地)が打って外れたりという部分が出てきたので、そのこと自体は選手も考えてやってくれたのかなと。
あれでこぼれ球のミドルシュートでもう1個枠に行くようなシュートがあればなおよかったですけど、カウンターで決定的なピンチが2、3回ありましたし、それを入れられたら終わっていた試合ですけど、我々にとっては運もあるなかで勝点1を取ったと思っています。
ただプロセスのうえで松本さんのほうがプランどおりのいいゲームができたと思うんですけど、我々もそんな前半からボールをずっと動かして2-0、3-0にできるプランなんてそもそも存在してないので、そういうことはあるだろうという想像のなかでやっていました。

–コーナーキックで取られた先制点の取られ方については?

たぶん向こうの狙いどおりだと思うんですよね。背の高いニアが得意な選手と、うちのなかであまり高くない選手をぶつけて狙うというのも想像していたんですけど、本人に聞くと引っ張られてちょっとあれだったという話ですけど、レフェリーが全部決めることなので。我々は18試合ぶりぐらいでコーナーで失点したんですけど、そういうところもまた原点にかえるきっかけにしてもらいたいし、ここ3試合全部先制を取られていて追いかけなければいけない展開なので、痛い失点ではありましたけど、フロンターレ戦も逆転しましたし、前向きな気持ちは失わないでやっていこうという話をしました。
松本さんのストロングのところで取られて後手を踏むような展開になりましたけど、1点取られて意気消沈して何もできなかった試合ではないと思うので、それは選手と一緒に向き合って反省しながら、ここから7試合、セットプレーの守備も攻撃もさらにブラッシュアップして、チーム全体で上げていきたいと思います。

●反町監督 総括

結果を見ると、我々にとっては非常に残念だと思います。今の立場から言うと勝点3が必要なので。引き分けで良しとしてルンルン帰るわけにはいかないですよね。
しかもそれまで向こうのストロングな部分を抑えつつ、我々の良さである走力を生かしてカウンターから2点目を取るチャンスがあったにも関わらず、最後の時間帯でやられてしまった。皆さんも外した場面を見て、「こうやって外すと次は嫌なことあるな」と思ったでしょう。まさにそういうところでチームの真価が問われるんですよね。そういう意味では5分早ければひっくり返されていたかも知れないですね。もうファイティングポーズとれない状態でしたからね。
ただ、ちょっと言い方は変なんですけど、当初からメンバーが大きく代わって、少しずつJ1仕様というかなかなか抵抗力のあるチームになってきたと思います。
今日もアウェイにも関わらず2500人くらいですか、最後まで応援していただき感謝しています。また次、ホームでACL上がりのガンバ大阪さんとやりますが、頑張りたいと思います。

●反町監督 質疑応答

–2点目取れていれば理想的な試合だったが、後半の選手交代も含めて振り返ると?

ボギョン(キム)の交代についえは皆さんも分かると思うんですけど、もう目をつけていた感じだったので。あと公式戦から4ヶ月くらい離れていて、こういうインテンシティーの強い試合をしていなかった。そこで向こうが後半から大竹(洋平)を入れてきた。彼は間で受けてターンしてシュート、あるいはラストパス、外に開いてのクロスが武器。そこのところでボギョンではちょっと厳しいかなと思っていたので、俊介(岩沼)にも話をして送り出しました。別にディフェンシブにしたかったわけではなく、1人いなくなったら厳しい展開になりますし、大竹も怪我で離れていたみたいですけどアイディアが豊富で、起点にならないようにスペースを埋めて抑えないといけなかったというところです。本人にもそういう話をしましたし、別にパフォーマンスは悪くなかったですよ。

–湘南には今日も勝てなかったが、接戦ばかりで差があるとは思えないが?

ボールを動かす力には少し差がありますよね。特に向こうの3バックには安定してボールを動かせますよね。残念ながらそこが我々とは違いますね。
ただ、そうは言っても差がないと言われるのは嬉しいこと。実はもう1試合、天皇杯(3回戦)がありますので、昨日ホテルの予約もしてきました(笑)。そこで決着をつけたいですね。

–すぐ帰るんでしょうか?

我々は裕福なチームなので、後泊をして明日湘南さんと練習試合をします。我々は田舎のチームで練習相手がいませんので、3連戦の前に90分単位の試合勘と体力を養わないといけない。本当は貧乏チームですけど、今日の試合で90分出たメンバー以外は後泊して明日の試合をしてから帰ろうと思います。

–3バックの並びについて。

まず我々は勝ち点3を取りに行く試合をしないといけないし、後ろの怪我人も含めてまだコンデイション的にも100%と言えないので。ここから競争で、連戦ではメンバーも大きく変わるかも知れませんが、現時点で一番状態がよく、向こうのストロングな部分を抑えられるメンバー。例えば今日もサイドからのクロスを飯田(真輝)がかなり奮闘してくれましたが、それを踏まえてのメンバー選考となっております。

–安藤淳選手の左WBには手ごたえもあるのでは?

そうですね。前に出て行く力とか、今日は点も取りましたけど、すごく得点の匂いのする選手ですよね。

選手コメント

●遠藤航
警戒していたセットプレーでやられてしまったというところは課題として残りますけど、チャンスは前半からつくっていましたし、最後ああいう得点を気持ちで押し込めて、最低限勝点1を取れたところはよかったかなと思います。できればもっと早い時間帯に1点目を取っていければよかったと思います。
ああいう展開ももちろんあると思いますし、チームとして1点取れたことは大きかったと思います。自分のゴールかどうかというところも微妙でしたけど、ひとつのゴールだと思うし、チームで取ったゴールだと思います。
(代表について)時間が短かったので自分のよさをすごく出せたわけではないですけど、できるだけボールを受けながら最後ミドルシュートだったりを狙っていけと言われていたので、前に前にプレーすることは意識していました。ああやって少し出たことによってまたさらに、次も選ばれて、次はスタメンで出たいとか、もっと長い時間プレーしたいという想いは強くなりました。

●永木亮太
ここ最近の課題で開始15分以内に点を取られてしまっているので、立ち上がりで点を取られないように注意していたんですけど、そこでやられてしまって相手の思い通りの展開になってしまった。
そこから一方的に自分たちがボールを保持しながら攻撃という展開になりましたけど、相手も割り切って戦ってくるチームなので、難しいことをしないですし、カウンターを狙いながら守備を堅くやってくる展開で、なかなかゴールを割ることが難しかった。
今日よかったことは、焦れずにずっと攻撃をやり続けたことだと思います。やり続けられた結果が最後のああいう、セットプレーですけど、1点に繋がったと思う。集中が切れがちなところですが、自分たちのやることを変えずに、ブレずにやりきった結果がああいう1点に繋がったと思います。
今日の勝点1は自分たちにとっても大きいですけど、相手にダメージを与えられた試合だったと思います。リーグ戦の全体的なものを見ると、よかったと思います。

●大竹洋平
45分あったので、慌てずにいつもどおりやろうと思って入りました。ボールに係わる回数は悪くなかったと思うんですけど、まだその質はあまりよくなかったかなと思います。
(意識したことは?)シャドーであまりボールが収まってないというか、前を向くシーンが少なかったので、そういうシーンを多くつくれたらと思ってやっていました。でももっとできたかなと思いますし、もっとやれなければダメだったかなと思います。クサビが入ったときに今日は周りの距離が遠くて、受けたときにあまりパスコースがないという感じだったので、そのなかでしっかりキープするとかタメをつくるとか、そういうふうにもう少しやれたらよかったかなと思います。

●高山薫
相手は先に点を取ったのでブロックを作ってきて、また引いてくる相手との対戦になったんですけど、そこは意識してやっていたし、自分も2回くらいチャンスがあった中で決められなかった。個人的に点がとれなかったことも含め悔しいです。
先制された後も落ち着いてできていたと思います。でも自分としてはもどかしい時間も長くて、試合が終わって冷静に考えると、ああしておけばよかった、こうすべきだったと思うことがけっこうあって、もっとやれたなと思うことがあります。エネルギッシュにやろうと思って入ったんですけど、自分がやりたいエネルギッシュなプレーは出せなかったと思っています。
(最後はみんなで取ったゴールだと思うが?)チームとして諦めないでやれて、得点に繋がったことはよかったと思います。


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