MATCH試合結果

2014 Jリーグ ディビジョン2

第34節 vs FC岐阜

9月28日(日) 19:04 @Shonan BMW スタジアム平塚

HOME  湘南ベルマーレ FC岐阜  AWAY
湘南ベルマーレ 0 0 前半 0 0 FC岐阜
0 後半 0
84>85 勝点 41>42
得点者
選手 シュート シュート 選手
GK 37 秋元 陽太 0 STARTING
LINEUP
0 川口 能活 22 GK
DF 30 島村 毅 2 0 深谷 友基 3 DF
DF 14 丸山 祐市 0 0 中村 英之 34 DF
DF 17 三竿 雄斗 2 0 阿部 正紀 33 DF
MF 26 亀川 諒史 0 1 益山 司 19 MF
MF 13 岩尾 憲 1 0 須藤 右介 16 MF
MF 6 永木 亮太 0 0 髙地 系治 6 MF
MF 10 菊池 大介 1 0 森 勇介 18 MF
FW 7 大竹 洋平 0 1 清本 拓己 25 MF
FW 9 ウェリントン 6 0 ナザリト 9 FW
FW 22 岡田 翔平 2 0 難波 宏明 24 FW
GK 21 梶川 裕嗣 SUB 太田 岳志 21 GK
DF 4 宇佐美 宏和 0 田中 秀人 4 DF
DF 16 石川 俊輝 0 水野 泰輔 28 MF
MF 23 白井 康介 0 0 太田 圭輔 27 MF
MF 50 熊谷 アンドリュー 宮沢 正史 8 MF
FW 11 中村 祐也 0 0 比嘉 諒人 36 MF
FW 40 樋口 寛規 中村 祐輝 32 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
84分 菊池 大介 14 シュート 2 38分 須藤 右介
47分 高地 系治
10 ゴールキック 14
9 コーナーキック 2
16 直接フリーキック 9
1 間接フリーキック 7
1 オフサイド 5
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
選手交代
◆60分
26 亀川 諒史 → 16 石川 俊輝
◆78分
22 岡田 翔平 → 11 中村 祐也
◆85分
10 菊池 大介 → 23 白井 康介
◆46分
3 深谷 友基 → 4 田中 秀人
◆74分
25 清本 拓己 → 27 太田 圭輔
◆81分
24 難波 宏明 → 36 比嘉 諒人
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
8,047人 晴、弱風 22.5℃ 61% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
大野 辰巳 中村 太 岩田 浩義 藤沢 達也 松澤 慶和 岩崎 洋

試合後監督・選手コメント

監督コメント

●曺監督 総括
昇格が前試合で決まったんですけど、1日を挟んで残りの9試合、最速で昇格を決めたという結果にあぐらをかくんじゃなくて、ここからが大事だよという話をして、選手たちは90分+3分のアディショナルタイムまで、我々がやらなきゃいけないことはよくやってくれたと思います。

一番いい表現がちょっと見つからないんだけど、僕の今の感想は、前半から相手を揺さぶったり、裏を取ったり、バイタルエリアを使ったりという、そういう多彩な攻撃を仕掛ける、そこに入ってくるのはフォワードの選手だけでなくディフェンスの選手でもいいんだよって話を、今年のはじめからずっとしてきたました。
そういうふうにはやってくれたと思うし、全員がゴールに向かうプレーを選択して、高い位置で奪い返して、相手に多少カウンター気味に持ってかれたような場面はありましたけども、自分たちのスタイルで今日勝ちに行くということは、前の33試合と同じか、もしくはそれ以上に意識してやってくれたと思います。

ただ、決定的なチャンスが3回か4回あった中で1点も決められなかったっていうのは、俗にいう決定力不足とか、ストライカーがいないとかそういう話ではありません。
積極的、消極的という言葉がありますけども、「積極的」って、おそらく多分、辞書引いてないから分からないけど、積み上げるっていうか。
積極的ってのは自分の中で過去の経験もしくは今のこと、未来にどうしなきゃいけないのかってことを、過去から学んで積み上げていくから積極的にできるわけだと思います。
消極的っていうのは過去を…これ合ってるか分からないですけど、過去を何も見ないで、とりあえずそのことをいつもリセットして、何もしないとか何も学ばないというのは僕の中では消極的だと思っています。
そういう意味では、積極的にやってもらいたいんだけど、ちょっと最後のときに思い切ってシュートが打てなかったりとか、自分で責任持ってそこを1対1外したりとか、そういったプレーがまだ足りなかったなというふうに思います。

ただ、昇格を決めた後というシチュエーションで、今日は本当に岐阜さんの頑張りとかファイティングスピリットで、ゲーム自体がすごく締まったものになったと思うんですけど、にもかかわらずそういう経験をできたというのは、選手にとってはプラスだし、逆にホームで今年初めて1点も取れなかったというのは、まぁまた、サッカーの神様が、そういったことを勉強して、積極的に、それこそ積み上げて積極的にやりなさいよということを言われてると思います。また一からというか、いいところは残して次に進まないといけないなというふうに思います。
●曺監督 質疑応答

–縦パスがよく出ていて、そこが繋がればチャンスに、奪われればカウンターになるという前半だったがその展開は予想していたか?

ある程度予想していましたけど、前半は少しボールの離れがワンテンポ遅れる場面があった。後半はそういう場面は少なくなったと思います。
岐阜さんがどう出てくるかによって自分たちのプレーも少しリズムを変えることが必要だった。そういうところで言うと、前半はそういうところが少し足りなかったかなと思います。ただ全体的にはボールの動かし方とか攻撃の絡み方とか、それこそ3バックとキーパーの連携のところが非常によかったと思うんですけど、ここ2試合で2失点ずつしていましたが、今シーズン無失点の試合が今日で19試合目だと思うんですけど、そういうところをしっかり我慢して、無失点に抑えられたというのはひとつ成長に繋がったと思います。

–ハーフタイムに「こういう難しい試合をしっかり勝とう」というコメントがあったが具体的には?

岐阜がマッチアップするシステムでハードプレスをかけてくる、それに対してただ蹴って終わるわけでなく、そこを外すような動きやボールの動かし方が必要だという話。ただそういうハードプレスをかけてくる相手は当たり前だが難しい相手。リトリートする相手ももちろん難しいが、今日は展開的に、きのうFC東京vs柏の試合でFC東京は素晴らしいカウンターで点を取ったが、あの場面とかもミーティングで見せながら、今日の岐阜は仮想F東京じゃないがJ1に上がることが決まったなかで、こういうところで点を取ったり取られなかったり、一瞬の隙を突いたり隙を与えないことが大事だよという話で、思ったような展開になったので、その意味でJ1とか上に行くためにこの試合を勝ち切ることはひとつ大きな成長だよという意味でそう伝えました。

–次のホームゲームでJ2優勝の可能性もある。やることは変わらないとは思うが、そこに向けてあらためて。

僕も2年前はJ2で2位で昇格しましたし、コーチのときも3位。優勝したことがないので、1位になりたいという想いは選手と同じように強いですが、昇格をこれだけ早く決めて、今日の試合や次の試合で緊張感を持って戦えるのはそんなに人生で多くないと思う。
この経験をなんとなく他のチームの状況を気にして自分たちのパフォーマンスに集中できなかったらすごくもったいないと思う。
湘南が今年1位でいて、今日の岐阜も昇格が決まった湘南に対しても本当に食らいついてやろうという気持ちもすごく強かった。そういうチームと対戦して自分たちのレベルを図れる、自分たちのレベルを上げられるということは彼らにとって非常に大事。我々は相手の状況が入ったなかで、全然知らないで試合をするのは時間的に難しいかもしれないが、優勝がもし勝てばとか引き分ければとなったとしても、とにかく勝点3を取って近づけるように、結果また皆さんに喜んでもらえるように、淡々と粛々とやっていかなければいけないと思います。

●ラモス監督 質疑応答
※総括はなし

–試合前はボコボコにされるか勝つかどちらかと話していたが、予想に反して湘南を無失点に抑えたが?

向こうのモチベーションが高くて、昇格したあとにサポーターに勝利をプレゼントをしたいのは我々も分かっていた。どこかの時間で相手はガンガンプレッシャーに来るんじゃないかと、その時間帯に焦らずに速いカウンターで点を取ろうかなと1週間ぐらい準備した。
守備のところはまあまあよかったが、もうちょっと自分たちのサッカーができればよかっなという気がします。湘南さんがさせなかったわけじゃない、私たちができなかったことが悔しくてしょうがない。ただこの強い湘南を0で抑えたことは褒めてあげるべきだと思う。いろんな危ない場面はあったかもしれないが、褒めるべきだと思います。

–復帰した深谷選手については?

非常によかったと思います。ただ20分か25分過ぎてからほとんどジャンプが競れなかったから何かあったのかなと思った。ちょっと無理したくなかったみたいですね。腿の後ろにちょっと違和感があって、それで念のために外した。ただ、コーチングは抜群。そういう選手が必要、なかの監督が必要だなと思ってる。深谷はぴったりじゃないかと思います。後半からいなくて残念。

–益山選手が右サイドをけっこう上がっていたが、益山選手のプレーについては?

この2試合ぐらいと比べたらだいぶよくなったけど、ただ後期の3、4試合が非常によかった。ああいう前で勝負するところとかをちょっと忘れかけていたんじゃないかなと。色々アドバイスして、なかに入ってシュートを狙うとか、センターFWとワンツーとか、攻撃のパターンを増やしたほうがいいと。ただサイドでクロスだけじゃなくて、もっとサッカーを楽しまないとダメ。とくに負けてるときはやるしかないもの。今日はボコボコにされてもモチベーション高いチームだからしょうがないけど、同等にやらないと恥ずかしいよって。逆にあたしたちはプレッシャーはない。ヘタすると、マスコミの皆さんはそう思ってると思うけど、負けて当たり前。でも我々はできるだけ、勝つかボコボコにされるのか、カウンターで1点取って相手をイライラさせるサッカーをやろうかなと思ったんだけど。もう一人ボランチを入れて、2トップだけで、足の速い比嘉と難波だけでもいいんじゃないかと、それで中盤を厚くしようかなと思っていたが、なかなか自分たちのリズムがちょこっとしか出ていなかった。残念でたまりません。相手はビッグなチームでうちは下のほうだけど、ただこういうときこそみんなが自分たちの持ち味を出さないといつ出すの。その意味で、今日はもうちょっと自分たちのサッカーをやっていけばもっと褒めてあげられたのかなと。まだまだ褒めちゃアカン。益山だけじゃなく他の選手も、今日の髙地もあまりよくなかったし、もっとみんな多少楽しまないと。遠藤は今日いなかったが、水野とか、必死さだけではサッカーはつまらない。

–今季初の3連敗がかかっていた一戦をこういう形で切り抜けられたことは前節から流れが大きく変わってもいいのかなという期待感があるが?

いや、次の試合で勝てないと今日の引き分けは何も意味がないなと思っています。ただ湘南さんと引き分けただけでは。湘南さんはここでなかなか引き分けはないんですよ、ホームグラウンドで。それはたぶんトップ同士でやったとき。我々みたいに下位のチームがない。だからここで自信をつけないと、いつだ。ただ、そういう苦しい試合をバネにして来週爆発してほしい。派手にやってほしい。

–今日は惜しかったかなと思っているが?

攻めはダメだった。湘南さんのショートコーナーは素晴らしいし、逆に僕はボールを取ったら同じことをやろうと。でも最初ちょこっとやったけど続けないとね。だからそこで1点取ったら―もしかしたら先に点を取ってもボコボコにされたかもしれないけど―相手をイライラさせればなんとかなるんじゃないかなと思ったが、やはり強いね。最後はアタッカーとDFみたいなゲームになりましたけどね。でもそこで0で抑えたのは大きい。

選手コメント

●永木亮太
曹さんがミーティングで精度を高めていこうという話をしていたんですけど、その精度という部分で、ミスもあったし、ラストパスを繋げられなかったし、1対1も2回くらいあった中で決め切れなかった。それが勝ち切れなかった原因だと思います。
(次は優勝の懸かった試合だが?)次の試合で、やっぱりホームで決めたいという気持ちが強いです。決めてからも残りの試合でしっかり自分たちのスタイルを貫いて、さらに成長できるようにしたいと思います。

●島村毅
岐阜がどういう戦いをしてくるかということは分かっていたし、実際にスカウティング通りだったと思います。守備に関してはうまくリスクマネジメントできていたし、GKと連携して守れていたと思います。
チャンスはたくさんあったので、そのチャンスに1本、2本決められたらという試合だった。セットプレーのチャンスも多かったので、僕も1本決めるチャンスはあったと思うので悔しいです。来週、他力の部分もありますが、できればホームで優勝を決めたいし、そう信じて、目の前の試合に集中して戦いたいと思います。

●大竹洋平
僕自身なかなかうまくボールを蹴る回数が少なかったし、自分のなかでミスも何回かあった。ボールタッチとかちょっとずれる場面が何回かあったので、そういうのをなくしていかなければいけない。相手もブロックをつくっていたので難しかったですけど、何回かチャンスはつくれたので、ああいう場面をもっと多くつくれたらよかったかなと思います。
セットプレーも多かったが、前半ちょっと自分のキックが悪くて、後半は集中していいところに蹴れたと思うが、ああいうところでどこかで決められるようにならなきゃいけないかなと思います。こういう難しい試合ではセットプレーが重要になってくると思うので、キッカーはもっと精度を上げなければいけないし、なかの入り方も工夫して、そういう精度も上げていかなければいけないと思います。1本入れば全然展開も違うしもうちょっと楽に進められたと思うので、もっとキッカーとして精度を上げていかなければいけないと思っています。

●三竿雄斗
チャンスはあったのであとは決めるだけだったと思うし、昇格が決まったなかで、来年J1で戦って通用するためにはああいう1個1個のチャンスを決めていく力が必要だと思う。プロセスは悪くないと思うので、最後の部分だけかなと思います。
(決定機もあったが?)普通に決めれば問題なかったので決めたかった。悔いが残ります。最後のクロスのところだったり前半の決め切るところだったり、まだまだ大事なところで精度の高いプレーができていないので…その他のプレーは自分のなかで少しずつ手応えは掴めてきているが、最後のところでもっといい選手にならないといけないなという想いがあるので、もやもや感が残るようなゲームだったと思います。今日はプレイスキックが全然ダメだったので、もっと練習しなければいけない。

●白井康介
(デビュー戦だったが?)もっと緊張するかなと思っていたんですけど、割と落ち着いて入れたと自分では思います。
(最後のチャンスは?)左でなかに行ったときに打とうと思ったんですけど、いろいろな想いがあって、そのプレーを選択できなくて。右足だったら打ったと思うが、左足と時間帯を考えて…後悔が残っています。そのへんがまだ弱いところだと思います。いままでメンバーには何回か入ったがなかなか出場できなかったので、最初の試合で落ち着いて入れたことはよかったんじゃないかと思います。

●中村祐也
ショートカウンターだったりスペースが空いていたので、そういうところをうまく使いながら攻められればと思っていました。
バイタルでの仕掛けはありましたけど、最後でしっかり決め切るということができなかったのが一番悔しいところ。やはり最後が重要だと思っています。
自分の持ち味というか、結果を出さなければいけないのは得点という部分だと思うので、そういうところでチームの手助けができればと思います。