馬入日記

2018.01.31

【マラガ日記:1月26日】実戦を通して得られるもの

1月26日、スペインに来て初の練習試合が行なわれた。

フライブルクU-23を迎えた午前、湘南はコンパクトフィールドを背景に、トレーニングやミーティングを通じて共有してきた積極的なラインコントロールやポジショニングを傾ける。疲労が蓄積しているなかでも攻守に間断なく相手に息をつかせない。波状攻撃を畳みかける時間帯もあった。フライブルクが重ねたファウルは苛立ちの表れか。湘南がポゼッションとともに主導権を握る。

スコアレスで折り返した後半、時間の経過とともに肉体は追いつめられていくが、それでも辛抱強くラインをキープし、走力も確保する。そうしてゲーム終盤、ユースの柴田壮介が冷静に仕留め、1-0で勝利した。

午後に行なわれたオールボーとの一戦は、互いに時間帯が訪れる展開となった。石川俊輝と野田隆之介のゴールで湘南が幸先よくリードを奪う一方、デンマークの1部リーグを戦う彼らもミスを逃がさずカウンターに転じ、あるいは素早いリスタートからチャンスを窺う。

IMG_61122-0のまま迎えた後半、湘南は石原広教やアレンステバノヴィッチの前向きなプレーなどもあり、ふたたび流れを手繰り寄せたが、相手のカウンターも鋭く終盤ゴールを奪われ、2-3で敗れた。

「マイボールのときのみんなのバランスはすごくやりやすかった」オールボー戦に攻撃的なポジションで先発した菊地俊介は言う。あわせて新加入選手との融合にも手応えを覚えているようだ。
「ミカ(ミキッチ)もアレンもサイドで局面を打開できる。選択肢が増えるのはチームとしてすごくいいこと。課題は行くところと行かないところの判断。そこは選手同士話しました」

来る開幕に向け、いまはシーズンを戦い抜く肉体をつくるとともに、実戦を通して戦術の共有や互いの特徴の把握、信頼関係の構築がなにより求められる。攻撃の仕上げの部分や失点の場面の反省材料もまた今後の糧となろう。オールボー戦の終盤4バックを試したことも含めて、今季のチャレンジは着々と進められている。

TEXT:隈元大吾