監督・選手コメント

J2リーグ第40節 福岡vs湘南 試合後監督・選手コメント

監督コメント

曺監督 総括
曺監督

お疲れ様でした。
昨年以来にここのスタジアムに来ましたけれど、今までの監督、コーチ人生のなかでもこれだけ相手チームのサポーターの方と選手、スタッフの方が同じ雰囲気を作られた経験も少ないですし、非常にアウェイを感じた試合になりました。サッカーの内容的には我々は一歩、二歩及ばずに勝点0に終わりましたけれど、非常にスペクタクルでお互いに勝つために足を止めないで、バトルも含めてとても良い試合だったなと監督として思っています。
前半、ちょっとウェリントンを気にしてラインをずるずる下げてしまって、そこで起点を作られてしまったようなところがありましたけれども、前半の残り10分くらいからしっかりボールを動かして我々がやりたいことのペースにも持っていくことができました。セットプレーでしたけれど実際に得点も取って、そこから何度もチャンスを作って、あと一歩というところもありました。優勝が決まった後にちょっと選手もホッとして難しくなるなかで、これだけお客さんにフットボールの魅力を助けるような雰囲気を作ってもらい、これがJ1で、アウェイに行けばこういう雰囲気になるという、僕がいつも言っていることを選手も実感できたなかと思います。福岡さんにはホームでも負けてアウェイでも負けて、山形さんに対してもそうですが、1シーズン2敗しているチームが2つあるということで、本当に優勝にふさわしいのかなと言われることもあるかもしれません。ただ今日はたったワンプレーの怖さとか、ちょっとしたことの大事さという今年大事にしてきたことを改めて大事だなと思えた試合だったと思います。昔僕が教えていた選手とか、湘南で頑張っていた選手も相手チームでファイトしていましたし、全ての意味でも本当に指揮をとっていて非常に清々しい90分を過ごしました。負けていうのもなんではありますけれど、こういうゲームがお互いにできれば選手も成長し、見ている人もまたスタジアムに来ようというような、そういう試合ができたんじゃないなかと思います。
試合が始まる前から井原さん(井原正巳監督)や福岡のスタッフさんからおめでというと言われて、今から試合をやるんだけどなと気持ちとしては難しいところもあったんですが、今日の勝利は福岡の皆さんにおめでというと言いたいですし、「2位目指して頑張るよ」という福岡のみなさんの言葉に対して僕は何もできないですけれど、間違いなくそこに入れる力のあるチームだと思っています。

曺監督 質疑応答

- ハーフタイムに出した指示と、高山薫選手の復帰について感じたことは?

前半最初の20分くらいは後手を取りましたけれど、終わりの15分くらいは悪くなかったと思っていました。ただ福岡さんが勝ちたいという気持ちで後ろに引いてくることを予想していたので、そのなかで「もしこうなったらこうしていくよ」というような話をハーフタイムには確認していました。あとはとにかく後ろからボンボン蹴るなと。後ろの選手が自分で持ち出したりワンタッチを使って剥がして相手のペナルティエリア内に入っていかないと福岡さんのやりたいことをやられてしまうので、何度か取られて危ない場面もありましたけど、概ねそのゲームプランのなかで選手がプレーしてくれて、交代で出た3人も非常に良い働きをしてくれました。
薫は「俺を出してくれよ」というような顔をしていたので、逆に出すのをやめようかなとも思いましたけれど、アウェイの地で長い間試合に出られなくてキャプテンとして非常に責任も感じていたでしょうし、ただ彼が明るくリハビリをやってくれていたことで、チームが負けた時や沈んでいる時に元気が出て選手たちが助けられたのは間違いないので、彼にとっては今年のJ2の開幕戦というような試合になりましたけど、残り2試合あるのでそれを大事にしてもらいたいです。怪我というのは明日誰かがするかもしれませんし、一寸先は闇というような感じですけれど、我々を象徴するような選手がピッチに戻ってっ来てくれたというのはチームにとっては非常にポジティブで嬉しく思います。

井原監督 総括

●井原監督 総括
まずは今日、今シーズンで1番多くのサポーターが駆けつけてくれて、我々に多くの声援を送ってくれました。まずはそのサポーターのためにも今日は本当に気持ちの入った良いゲームにしようと試合に入りました。
話は少し飛ぶのですが、昨夜ソフトバンクホークスさんが日本一になられて、福岡の街、私もテレビを見ていて本当に勇気、感動というものをもらいました。我々サッカーもそういうゲームを今日はしようということ、そして見ているサポーターには気持ちの入った姿を今日は90分間見せられたんじゃないかなと思います。
湘南さんは優勝されて昇格を決められたチームです。力のあるチーム、切り替えが早くて非常に走るチームに対して今日は我々もそういう部分で絶対に負けないようとスタートしました。選手は90分間戦う姿勢というものを見せてくれて、我々のゲームというものは90分通してできたんじゃないかなと思います。1点、セットプレーから取られて追いつかれましたけど、そういうなかでも下を向くんではなくてもう一度ゴールを目指して突き放したというのは今日は評価できる点だと思います。ただ状況は変わっていませんし、残り2戦で我々は勝点を積み重ねて、自動昇格を達成するために最後まで信じて良い準備をしてホームゲーム、最後のアウェイゲームと準備をしていきたいです。

井原監督 質疑応答

- 自動昇格を争う長崎、名古屋が先に結果が出ていた、選手には伝えていたか?

その勝敗についてはもちろん選手にはインフォメーションしていませんし、選手が勝手に結果を調べて見ているかもしれませんが、その話は一切せずにゲームには入りました。我々は自分たちのゲームに集中するしかありませんし、目の前の相手に対して勝点3をしっかり積み重ねて、他力ではありますが上2つがつまずいてくれることを待つだけなので。そういう意味でやることははっきりしているので、最終戦になれば少し状況は変わるかもしれませんが、まずはその試合その試合に集中してやっていくだけだと思います。

- 仲川輝人選手の負傷状況とエウレー選手投入の意図は?

仲川は少し足首を捻った形で、そのあとプレーは続けていたんですが痛みが続くようでしたので石津(大介)を投入したということです。あとは松田力についても少し足を気にしているところがあったので交代させましたが、その怪我の方は大したことはないと思います。そこでエウレーを出したのは練習からすごく精力的なプレーを見せてくれていましたし、守備で言えば前へのプレス、スイッチの入るアブレッシブなプレーをしてくれますし、ボールを持った時の独特の間合いだったり、やはり左利きのプレーヤーはうちにはいないなかで、左サイドからの攻撃のアクセントをつけてくれるだろうと考えました。あとはウェリントンを常に見ながらプレーしてくれるので、その関係が今日は途中からでしたけど非常にうまく出してくれたかなと思います。ボールを持てるので、亀川との関係も良かったかなと思っています。

- 順位を落として臨んだ難しい1週間だったと思うが、監督として意識したことは?

順位を落としたという結果を受けてメンタルのところで下を向いたり、落ち込んだような選手がいればそこは何かしらアプローチをしなければいけないなと思ってはいましたが、本当に選手が精力的に今週1週間、首位の湘南を叩いて可能性のある限り自動昇格を目指すという雰囲気のなかでトレーニングを励んでくれましたし、何人かの出場停止明け、怪我明けの選手たちも元気に戻ってくれたなかで非常に良い雰囲気の中でゲームができました。選手が前向きに昇格のためにハードワークをしてくれていたので、その点はあえていろんなアプローチというのはせずに「やることははっきりしている、勝つためにやろう」ということだけでやってきました。

選手コメント

MF 2菊地 俊介
菊地 俊介

ボールの動かし方とかは90分通してそんなに悪くなかったですし、ゴール前に行く回数もうちも結構あったので、やっぱりせっかく1対1に追いついた時に、あの時間で失点してしまうとどうしても苦しくなるし、そこが1番の分かれ目だったと思います。やっぱり1点取って「さあ行こう」となる時だったので、そういう時間帯でのプレーの判断というところではまだまだ物足りないところがあったと思います。スタジアムの雰囲気も良かったですし、相手のゲームに対する気持ちに対して僕らもしっかり戦おうという話はしていましたし、ゲームとしてはすごく見応えのあるものはできたんじゃないかと思います。今シーズンはあと2試合しかないですし、このメンバーでできる試合もあと2試合なので、後悔のないようにやりたいですし、勝って終わりたいので結果が出るように頑張りたいです。

DF 29杉岡 大暉
杉岡 大暉

やっぱり福岡は後がない状況で気持ちが入っていましたし、それはわかってはいましたけど、その点は上回られてしまったと思います。最後の身体を張るようなところも所々相手はすごく気迫がありましたし、結果的にそういうところで勝敗がついてしまったかもしれません。シーズン残りそんなに時間はないですけど、今日も勝てていないわけで、もっと成長しないと来年J1で個人としてもチームとしてもまだやれないと思うので、そこを目指してしっかり勝ちにこだわって戦っていきたいと思います。

FW 17端戸 仁
端戸 仁

ビハインドの状況でピッチに入りましたけど、相手の集中力がすごく高かったと感じました。個人のプレーとしては自分があまり下がっても意味がないなと思っていたので、(石川)俊輝や(山田)直輝がボールを持った時に受けられる準備をしようと思っていたんですけど、なかなか受けられるスペースがなかったのと、受けたなかでもっと決定的な仕事をできるようにしないといけないです。あとはもっとダイナミックに裏に抜けるとか、あまりしすぎても良くないですけど下がってボールを受けて、チーム全体のラインが上がるようにして、押し込むような形を作れれば良かったと思います。ただ押し込むことはできた時間帯もありましたし、あとは最後のところ、チームとしてもチャンスは結構あったので、1発決めていれば逆転できるチャンスもあったと思います。そこの最後の質はこだわってやっていかないといけないです。相手の高い集中力を越えていけるようにならないと強い相手とやった時に通用しないので、そこの質は練習して自分自身が個人としてレベルアップしていくしかない。今日負けてしまって福岡には2年間勝てていないですけど、次にやった時には絶対に勝てるようにしたいです。まだシーズンは終わっていないので、挽回できるチャンスはあるわけだから、しっかり明日から練習をやっていきたいと思います。

GK 1秋元 陽太
秋元 陽太

失点シーンは少しもったいなかったです。1失点目は少しラインを下げすぎてしまったと思いますし、僕もしっかり弾くべきところに弾くことができなくて、そういうところは課題が出ました。2失点目はやっぱり同点にした後でしっかり守らないといけない時間帯でしたし、あそこで僕と山根視来のことろでああいう形になってしまって。あそこでしっかりクリアしないとJ1のようなクオリティのチームとやった時は見逃してもらえないし、そういうことが改めてわかったということをプラスに捉えてやっていかないといけないと思います。1本のミスが失点に繋がるということをこの時期に経験できたのはプラスに捉えていきたい。ただもちろん勝てなかったということについては、ファン、サポーターはじめ来ていただいた方には申し訳ないです。優勝したからといって流すようなことをしていてはダメですし、この負けはしっかり個々に思うところがあるはずなので、しっかり意見を言い合って、馴れ合わずにやっていきたいです。

FW 23高山 薫
高山 薫

コンディションも良かったですし、単純にあの状況でチームの力になれると思っていたので、出たいとは思っていました。裏に飛び出したりとか逆サイドからのクロスに入っていったりだとか得点に絡むプレーが求められていたので、アシストやゴールをしたかったですが、それができなかったので悔しいです。今日福岡は選手もサポーターの方々もすごく気合が入っていて、そういう試合で自分も復帰できたというのは良かったですし、ああいう雰囲気を味わえたのは感慨深いというか、新人の時に戻ったような気持ちでピッチに入りました。まだ100%ではないですけど、ポジティブに捉えれば良いところまで来れているとも思います。ただだからこそ結果が欲しかったです。