馬入日記

【馬入日記:9月17日】讃岐に2-0で勝利!岩尾選手インタビュー

140917-1前節の讃岐戦を2-0で勝利し、ついに勝点は80に到達しました。
シーズン前の目標のひとつであった80という数字ですが、もちろんまだまだ先を見つめています。昇格へ、優勝へ。そして勝点100へと新たな目標を抱いています。

さて、前節の讃岐戦を振り返って、岩尾選手に話を聞きました。
前半、しっかりゴール前を守られた中で、攻めているもこじ開けられず焦れる展開でしたが、後半もやり続けることで岡田選手が2得点!信じて続けたことがしっかりと実を結んだ試合でした。

「自分たちのやれることは、途中から出た選手も含め一人ひとりが全部やったという試合だったと思います。当たり前のことを当たり前にやるって難しいことだと思うんですけど、一人ひとりが、当たり前のことと真剣に向き合っている。そういう感じが今年一年ずっとあると思います。ここまでの31試合の中で、うまくいった試合も、うまくいかなかった試合もありますが、その部分だけは常に変わっていないですし、讃岐戦は2-0という形に繋がってよかったと思います。いい意味で、真面目な人間が多いなと改めて思います」

1点目のゴールは岩尾選手が入れた縦パスから生まれました。

「前半からああいうパスは狙ってたんですけど、相手のモチベーションも高かったし、隙もあまりなかった。うちのポジショニングもあまりよくなかったこともあって、ウェリとかタケ(武富)がほしがっていることは分かっていたんですけど、相手のそういう空気もあってあまり好ましくなかったので、急ぐより少し広げて、というイメージで前半はやっていました。相手は本当に集中していたんですけど、でもこれを90分続けるのはきっと難しいだろうと思っていたので、焦らずに狙い続けました。ウェリと洋平(大竹)とタケの3枚の距離感があまりよくないなぁと思ってたところで曹さんがフォーメーションを変えて、洋平がウェリの近くで動けるようになったり、全体的によくなった。前を向いた時に入れやすいというか、これだったら相手は入れてきたら嫌だなという形になったので、前に入れる本数は前半より多かったと思います」

試合の流れを読み取り、状況に応じて細やかに対応し、そして信じてやりtづけました。

「後半の立ち上がり、ほんの少しですけど相手の空気が緩くなったのを感じました。少し隙間ができたので、これなら入れたほうがいいなと思って入れました」と。

チームはさらに永木選手のアシストから岡田選手が2点目を決め2-0に。
守備面でも、相手のカウンターにしっかり対応し無失点に抑えました。

同い年で同じプロ4年目の岩尾選手と永木選手がボランチを組みました。
実はこれまで、公式戦で組むことはそんなに多くなかった二人。今季は二度目でした。

「亮太(永木)はあれだけ経験しているし、毎日見ている選手だし、意識したくなくても意識してしまう選手。一年目からずっと一緒にやってきて、グギョン(ハン)もそうでしたがいい意味でお手本になっています。そういう刺激を受けながら、試合数も含めてまだまだ自分のほうが劣っていると感じるし、でも認めたくない自分もいて。やっぱり亮太は特別な存在なんですよね。その中で、讃岐戦ではボランチを組ませてもらって、今までで一番やりやすかったし、内容もよかったと思う。僕にっては、ベルマーレで亮太とボランチを組んだということも含め、すごく特別な1試合だったと思います」

試合後、永木選手は「お互いの特徴や性格も含めてよく知っていますが、今日の試合がボランチを一緒にやった中で一番良かったと思う」と振り返っていました。

「僕も亮太の性格やプレーは分かってます(笑)。僕がやっと追いついてきた感じだと思う。前はそんなことも思えなかった。自分のプレーに集中することで見え始めてきたのかなと思いますけど、その自分がいるのが少し嬉しいですね」

ピッチの上であれこれ話すというわけでもないらしく「試合中に話したりは全然しないです。ピッチの上でのお互いの感覚は不思議と分かります」と。

選手一人ひとり、様々なことを感じ濃い日々を送りながらシーズンを戦っています。

「いま少し試合に出させてもらって、周りから成長したと言ってもらえているのも事実ですけど、よくないところも本当に多くて、納得いかないことも
多い。でもケガなどもあって戦列を離れたり、悔しい時期にもやり続けた。僕が自分を誇れるとしたらそこだと思っています」

残り試合は11試合。11試合に懸ける強い気持ちをぜひスタジアムで感じてください!

※9月20日(土)はホームで水戸戦!
http://www.bellmare.co.jp/homegame20140920