パートナー

【クラブパートナー紹介】横浜医療専門学校/スペシャル対談

【クラブパートナー紹介】横浜医療専門学校/スペシャル対談

7月19日(日)に開催されますJ1リーグ 2ndステージ第3節 甲府戦は
「横浜医療専門学校スペシャルデー」として開催されます。
スペシャルデーを前に、横浜医療専門学校の専務理事 吉田洪先様と
湘南ベルマーレの代表取締役社長 大倉智が対談を行いました。
これまでを振り返ると共に、これからに繋がる貴重なひとときとなりました。

学校法人平成医療学園横浜医療専門学校(横浜医専)が湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーになった経緯を教えてください。
吉田 yokohamaisen_yoshidaもともと学校法人平成医療学園の本部が大阪にあり、ガンバ大阪さんと当校姉妹校の平成医療専門学校とのアライアンス契約を結んでいたというご縁があります。そこの卒業生はガンバさんのトップチームのトレーナーとして働いていました。私たち横浜医専としてもスポーツトレーナーは取り組みたい分野でしたので、たまたまそのご縁で仲介の労をとっていただきまして、神奈川県のほうでも是非とも進めたいということでベルマーレさんとのご縁が繋がりました。最初にアライアンス契約を結んでから7年ほど経ちます。
大倉 ガンバさんのそのトレーナーと、当時うちにいた西形浩和フィジカルコーチが知り合いだったという縁もありましたね。
吉田 そうですね。両方ともに何から手を付けていいか分からないような状態でしたが、ベルマーレさんも新しい試みということで非常に前向きに建設的な意見をくださいました。話し合いを重ね、周りの方々の協力も得て、おかげさまで正式に契約を結ぶことができた。卒業一期生の飯盛誠君がトップチームのスタッフにまでなりました。この事例は私たちのひとつの誇りですし、これからも在校生に2代、3代と目指してほしいという気持ちです。
ベルマーレとの交流はどのようなものがありますか?
吉田 ベルマーレ嘱託のコンディショニング―トレーナーによるゼミナールとスポーツトレーナー部のご指導をいただいています。オープンキャンパスの参加者にも特別ゼミをしていただいています。また夏休み中の数日間、任意の在校生を対象に、ベルマーレさんの現場を見学したり、指導を受けたりする機会をいただいています。学生たちは非常に楽しくやっています。
大倉 yokohamaisen_okura先ほど名前が挙がった飯盛や、いま湘南ベルマーレコンディショニングセンターで働いている黒澤麻衣、他にも横浜医専さんを卒業して働いているスタッフがいるように、ひとの交流やトレーナーの確保という意味で、我々にとっても非常にプラスになっています。かつて我々のもっとも弱かった医療関係の情報をいただいたことも現場としてはすごく有益でした。その後、吉田さんがおっしゃったように、おもに夏に数人のグループを現場で受け入れて、トップチームのトレーナーの仕事を見たり、ときには球拾いもしたり、そうしたインターンシップを含めて継続的に交流させていただいています。
吉田 いま大倉社長がおっしゃったコンディショニングセンターについても真壁会長からご相談を受けましてセンターを現認させていただいて、若干意見を申し上げさせていただきました。ベルマーレさんにとっても新しい分野ということで、お互いにWIN-WINの関係ができていければと思っております。
大倉 スポーツの世界で恩返しをしていくことがベルマーレの存在意義だと思っているので、フットサルコート然り、コンディショニングセンターも、我々の持っているノウハウを皆さんに還元したいという考えのもとでつくったものです。ただ、ここにはひとの確保が欠かせません。勇気を持って進められたのは、やはり横浜医専さんが傍らにいてくれたからだと言えます。
吉田 コンディショニングセンターという形の整骨院は、ほんとうに新しい展開だと思うし、ますます広げていく意義はあると思います。老若男女に幅広くという点でも、市民クラブであるベルマーレさんにマッチしています。これから展開していかれるにあたり人材は大事です。希望する学生も確実に増えていくと思いますので、より専門性を活かしたコンディショニングセンターを目指して行かれることを期待します。
大倉 以前ベルマーレのトップでプレーした鈴木将太も引退後、横浜医専さんに通って資格を取り、アカデミーでも少し働きました。彼は独立開業しましたが、現役を引退して横浜医専さんで学び、うちに戻るという道筋はすごくいい絵だなと思います。そんな循環が生まれたらすごく意義深いですね。
横浜医専さんの特色をあらためてお聞かせください。
吉田 私たちは5つのポイントを挙げています。①横浜駅から徒歩5分というアクセスのよさ。②ベルマーレさんと横浜DeNAベイスターズさんというプロスポーツ団体との提携。③夜間部を設定し、はり師ときゅう師、柔道整復師の3つの資格を同時に学べるダブルスクールを可能にしていること。④講師、授業の質。⑤太いネットワークを活かした就職、独立開業サポート。また現在、横浜医専に入学して治療家を目指したいという熱意ある方を受け入れる「AO(アドミッション・オフィス)入試」を行なっています。そのほか、「夜間部特待生制度」「専門実践教育訓練給付金」など、授業料が優遇される制度も整えています。次代を担う後継者に、柔道整復師や鍼灸師の仕事を繋いでいきたいという想いが、設立当時から変わらない私たち横浜医専のポリシーです。
来るセカンドステージ第3節ヴァンフォーレ甲府戦は、「横浜医療専門学校スペシャルデー」ということで、福祉関係の方々をご招待されると伺っています。
吉田 はい。毎年スペシャルデーという形を取らせていただいていますが、そうした感謝の意味も含めて、何ができるかを教職員一同で考えました。今回は福祉関係の方々にシートを進呈させていただくことで、地域に貢献できればと思っています。よろしくお願い致します。

yokohamaisen_end

*敬称略 文・隈元大吾