馬入日記

【馬入日記:10月19日】「ベルせん」第6回目!古橋選手&岩上選手、山口選手&三原選手が先生に。

「ベルせん」第6回目が行われました!平塚市の土屋小学校に“先生”4人が登場しました。

「ベルせん」はホームタウンの小学校で湘南ベルマーレの“選”手が“先”生を務めるというもの。
選手が子どもたちに「夢をもつことの大切さ」を伝えるための授業です。
サッカー選手になるという夢を叶えた選手たちが、ここまでの道のり、そして夢を叶える過程で支えてくれた人の話をすると共に、子どもたちの夢についても一緒に一緒に話をしているのです。

さて、今日は古橋選手&岩上選手、そして早くも2回目の登場となった山口選手&三原選手のコンビで小学校へ。

到着して嬉しかったのは、学校の廊下にはユニフォームやエンブレムでベルマーレに装飾がされていたこと。そして、教室の入り口も黄緑の吹き流しで飾ってくれていました。

まずこちら、6年1組を担当したのは山口選手と三原選手。
すでに一度経験しているので、汗びっしょりになった1回目よりもかなりリラックスした雰囲気。

まずは、山口選手の「じこしょうかい」。
子どもの頃、交差点で自転車で車と接触して…でも怪我はしなかった。サッカーの試合中にダイビングヘッドをした時に相手選手の膝顔面に入り、気づいたらピッチの外にいて歯がなくなってた。

…といきなり、結構な時間を使ってこんな話をしたところで、三原選手から「それ全部、事故やろ!自己紹介とちゃうやん!」と突っ込み!!
話の途中でもう笑っちゃっていましたが、長い前フリのかいもあり、子どもたちも大爆笑。掴みはばっちり。

 
さらに。
子どもたちに配った選手の紹介シートの「あだ名」の欄に、三原選手は「パン君」、山口選手は「オギ」と書いていました。
そこにふれると子どもたちから「似てるー!!」と。
しかも、「眼鏡があるともっと似てるよ」と言うと担任の先生から、まるで用意してあったかのように眼鏡が出てきました。
「ホント似てるー」とクラス中大盛り上がり。山口選手も「今まで一番ウケた!」と。

笑いをとっているだけではなく…
夢についての話もちゃんと進めます。

「夢をかなえるために大切なことが3つあります」と山口選手。
ひとつめは、考える力。ふたつめは諦めない心、みっつめは楽しむこと。
ひとつずつ黒板に書きながら説明していきました。
(ちなみに“あきらめない心”のところで「あきらめい心」と素で書いて子どもたちから一斉にツッコミを受けていました)

 
アンケートに書いてもらった子どもたちの夢ももう少し詳しく聞いていきました。
中には「大道芸人になりたい」という夢を持つ子が。みんなの前でボールを4つ持って、ボールジャグリングを披露してくれました。

その流れから、山口選手より「パン君も出来るよね!?サッカー選手だから足で!」と
三原選手にフリが。
「いやいや、それは…」と言いながら教壇を端に寄せて、リフティングで華麗な足技を披露!子どもたちからは大きな拍手!

 

 
質問に答えたり、子どもたちに質問したりと常に会話をしていた二人。
あっという間に時間も過ぎ、終わりの時間に。クラス全員が教室の後ろに並び、選手へお礼のメッセージ(卒業式風にみんなで言葉をつなげながら!)、そしてJ1昇格に向け頑張って下さいと激励をもらいました。

そこで終わりかと思ったら…先生の太鼓のリズムで、なんと勝利のダンスを披露!最後には山口選手と三原選手も児童の列に入り一緒に勝利のダンスで締めました!

 

 
そして!
5年1組を担当したのは、古橋選手と岩上選手。

自己紹介をして、まずは、ベルマーレクイズ!
「正解者にはチケットをプレゼント」の言葉に、とクラス中が一気に盛り上がりました。さらに児童たちをリラックスさせようとじゃんけん大会!
こちらも残った一人にチケットがプレゼントされるとみんな力が入ります。

ベルせんでは子どもたちに事前に「夢」に関するアンケートに答えてもらっていて、選手たちは前日に、そのアンケートに目を通してから授業に臨んでいます。

「みんなの前で夢を発表するのはとてもいいこと」と、みんなの前で児童たちの夢を発表してもらいました。

「努力を積み重ねることはとても大切。今やっていることを続けていって!」と古橋選手。
中には、バックダンサーと先生のふたつの夢を持つ子がいました。「何個夢があってもいいと思うし、これから増えてもいいと思うよ」と古橋選手。

また、「今は野球をやっているけど、湘南ベルマーレの選手になって日本代表に選ばれたい!」と目を輝かせながら発表してくれた子もいました。

 
その後の選手への質問コーナーの中で、「リフティングのコツを教えて下さい」という質問が。

「せっかくだから二人でやってみようか!」と古橋選手と岩上選手がボールを手に取
るとクラス中が沸き、一斉に選手を取り囲む輪ができました。
難しい技のリクエストも見事に披露した選手には大きな拍手が送られました。

「じゃあ、リフティングやってくれる人?」と二人が聞いて、子どもたちにもやってもらいました。サッカーをやっていて上手な子もちらほら。
でも、「やったことない子もチャレンジすることが大切」と岩上選手。
その言葉に、サッカーをしていない子もチャレンジをしていました。

 

子どもたちの質問にも答えていきました。「子どもの頃の夢は?」との質問に、古橋選
手は「自分が小学生の時にはJリーグはなかった。サッカーをやっていいたけど、夢はなかった。中学生の時にJリーグができてプロサッカー選手になりたいと夢ができた。なので今夢がなくても心配することはないよ。これからいろんなことをやっていく中で見つけていけばいい」と話しました。

先生からも質問が。「今までで一番大変だったことは?」。
古橋選手は「昔はアマチュアで働きながらサッカーをしていた。その時はとても大変
だった。でも頑張って続けたことでプロになれた」と。
岩上選手は「大変だとは思わないようにしています。どんな時も前向きに取り組んでいけ
るよう心がけています」と。
そして、「じゃあ先生にも逆質問!」と同じ質問をし、答えてもらいました。

 

最後には、子どもたちの代表からお礼のメッセージ!そしてクラス全員で「オー、オオオー、オオオー、オオー、湘南!」と応援を歌って、選手たちを激励してくれたのでした。

元気で素直な子どもたちとの楽しい時間。
教室を出ても「また来てねー!」「ありがとう!!」と名残惜しそうに手を振ってくれたのでした。