馬入日記

【馬入日記:8月6日】横浜FCに惜敗、10試合ぶりの敗戦。三原選手インタビュー

日曜日の横浜FCとの神奈川ダービー、熱い熱いご声援を受けての試合でしたが、0-1で敗戦を喫しました。
前半、立ち上がりから多くのチャンスを作るものの、ゴールネットを揺らすことができずスコアレスのまま後半へ。
後半の10分すぎから徐々に横浜にペースを握られ、立て続けのピンチのあと26分にコーナーキックからの得点を許してしまいました。

最後まで1点を目指すも、結局その1点が遠く10試合ぶりの敗戦となりました。
試合後、曺監督は「我々はいつもひとつの負けから学んでエネルギーにしていったので、これを機に選手と一緒になって、湘南スタイルをさらに磨いて次の試合に向かいたいと思います」と話していました。

横浜FC戦で左のサイドハーフに入って先発出場した三原選手。
試合後は悔しそうな表情をみせ、「全然ダメでした」と話していました。サイドで起点となり攻守に奮闘していましたが、攻撃の面で反省点が多かったようです。

「サイドなので仕掛けようと思っていたし、点がほしかった。早めにクロスを上げるんじゃなくて、もっと深いところまで持ち込んでクロスを上げるとか、もっと自分でいくことを目指していたんですけど、どこか逃げてしまうところがあった。前半、得点のチャンスもあったと思うんですけど…。前半にうちがとっていれば違う点かいになっていたと思います」

普段、高山選手が入ることの多い左のサイドハーフ。3バックの一角に入るよりも格段に運動量が求められるとか。

「かなり運動量が求められましたけど、体力的には問題はなかったです。ただ攻め手がなかった。僕自身はディフェンスばっかりになってしまったところがありました。守備に関しては、マッチアップする選手に負けたくないと思ってプレーしました。サイドバックの選手は速くて、サイドハーフの選手は身体が強くてうまいし、中にも入ってこれる選手だったけど、前を向く前にボールに寄せたら仕掛けられなくなって下げるので、そこでうまくプレッシャーをかけられたと思います。課題は攻めの部分。僕自身の持ち味も出せなかった」

横浜FC戦は6月24日の千葉戦以来の出場。ルーキーイヤーの今年、これまで4試合に出場していますが、いずれも先発出場で途中出場の経験はありません。

「試合から少し離れてしまったんですけど、でも曺さんはチャンスをくれるので、練習でとにかくいい状態を作ろうと。いい準備をして曺さんから声がかかるのを待っていました」と三原選手。

一番手ごたえを感じたのは、デビュー戦となった富山戦。その時は3バックのサイドで出場。サイドハーフとして出場した中では20節の岡山戦で、ある程度手ごたえを感じたとか。
そういう意味では、横浜FC戦は自分のよさを出せなかったと悔しさが募ります。

「具体的な課題としては、パスのタイミング。くさびに当てるタイミングだったりとか、賢治さん(馬場選手)がほしい時に僕が出せていなかった。前に前にいくサッカーをしているのに、何回か下げてしまうこともあった。パスコースがないなら自分で打開できるようにしなければいけないし、一人かわしてパスだったり、ずらしてパスコースを作ったりすることも必要。あとはクロスの精度です」

反省ばかりが口をついて出てきますが、それでも試合後「ゲーム自体は楽しめました」と話していました。

「やっぱり試合に出るということは楽しい。サッカー選手はやっぱり試合に出ないといけないと感じていたので、公式戦のピッチに立てることは幸せなことです。試合前、曺さんもみんなに“試合を楽しめ”って言ってくれていました。それにスタジアムの雰囲気がすごかった。大学の時はニッパツでよく試合をしていたんですけど、全然雰囲気が違いました。応援してくれる人がいると、まったく別の競技場になるんだと思いました」

まるでホームであるかのような、大声援。
アップの時の声援から、入場時のコレオグラフィ。90分絶え間ない応援と、試合後も続いたコール。
「本当に、有難いです」と三原選手。

その声援と、味わった悔しさをエネルギーにして次節、アウェイでの福岡戦に挑みます。

「穴埋めじゃなくて、DFラインやサイドのポジションを自分の力で奪っていけたらと思います。コンディション落とさず、日々の練習をしっかりやってきたい」

また1週間の激しいサバイバルが始まります。