監督・選手コメント

2023YLCグループステージ第4節 浦和vs湘南戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

早い時間帯に得点が取れて良い感じだなと思っていたんですけど、そのあとはほとんど守備に追われてうまくいかなかった前半でした。
ハーフタイムに修正をして後半は少し自分たちのスタイルというか前から奪いに行くというところ修正は少しできたところもありました。
チャンスもあってピンチもあった中で引き分けが妥当な試合なのかなと思います。

山口監督 質疑応答

- 先制点は連動した形で崩したがその評価とハーフタイムに修正した点は?

得点を取るところは練習をしてきた形でしたし、そういう形で何本かチャンスを作れたのでもう1点ほしかったと思いますけど、得点の取り方は良かったのかなと。もちろん技術も伴っての得点でした。
ただ早い時間に得点をすることで逆に落ち着きがなくなり、もっと攻撃で余裕があるところで単純な失い方をしたりしていました。
ハーフタイムに修正したのは、守備のところで相手に持たれる時間帯が長くなる、プラス相手のセンターバックが動かせる選手だったので、キーパーも含めてそこに対しての考え方を前節マリノスと対戦しましたが、その反省を活かして臨んだ試合にも関わらず同じようなことが起きてしまったので、その辺の修正はしました。

- 松村選手がルヴァンカップ2試合続けてフル出場し攻撃のセンスが光っていたがその評価は?

まだまだ足りないと思いますし、もっともっとギラギラ感を出してほしいです。
良い部分というのは良いのでそのまま伸ばしていってほしいんですけど、それ以外のところの後ろの選手なので激しさとかコーチングとか、そういうところはまだまだ覚えていかないといけないと思います。
その辺の課題が出た試合でもあったと思いますし、でも良いものは持っているので良いところを伸ばしつつ、課題として個人戦術を覚えていかないといけないところはまだまだあると思います。

- 失点の場面がもったいなかったと思うが、続けて同じような形でやられていたが?

おっしゃる通りです。ただ選手というよりかは僕の伝え方がよくなかったですし、僕に責任があるのかなと思います。
ただ最終局面の、絶対にやられないというものはもっと出してほしかったと思います。ゴールキックの考え方もオフサイドがないなかでどう考えるかというのは、僕の問題なのでもう1回反省して、2点取られなかったことを前向きに捉えてやれればいいかなと思います。
相手のキーパー含めてタイプがあると思います。パワーがあってどれくらいキックが飛ぶのかでも変わってくると思うので、自分自身がしっかり反省し、選手と共有していきたいと思います。

選手コメント

MF10山田 直輝
山田 直輝

(得点の場面を振り返って)
ボールをもらう時に拓也(岡本選手)が見えていてフリーなのが分かっていて、左サイドからも上がってきたのも分かっていたんですけど、自分が得点を取るためには右サイドに振って自分が入って行くのが良いのかなと考えました。
拓也が練習通りのボールを入れてくれたので、触るだけでした。しっかり入れることができてよかったです。
勝利にならなかったのでそこは本当に残念です。個人的には前半で2点入れるチャンスがあったのでどちらかは決めたかったなと思っているので、悔しい試合になりました。

(幸先の良いスタートだったが、そのあとが続かなかった?)
自分は本当に前半はもう1点入れるチャンスはあったので、それを決めてチームが勝てれば最高でしたけど、勝てなかったのでそこが一番悔しいです。

(失点ももったいなかったが?)
湘南のスタイル的に前から行くというところを浦和さんに裏を突かれたというか、うまくやられたという感じだったので、今日の失点でまた自分たちの修正しなくてはいけないところとか、もっとやらなきゃいけないことというのは見えたと思います。もっともっと良くなって浦和に勝てるように次は頑張りたいと思います。

(埼玉スタジアムでの得点は格別か?)
そういう気持ちというよりかは、僕が辛い時期を支えてくれたサポーターだったり、関係者の方々がいるのでいつもこのスタジアムでは、絶対に勝つとか得点を入れるというよりも、自分が元気な姿を見せないといけないと思ってプレーしています。

DF6岡本 拓也
岡本 拓也

(アシストした場面は一連含めて見事だったが?)
良い感じで逆サイドにボールを振ってくれたので、時間もあって章斗(鈴木選手)が良い形で横に来てくれた。立ち上がりというのもあったのでとにかくあそこの角を取れたらなと思ってワンツーをして、章斗が素晴らしいリターンをくれたので、あとは間に入れるということは、最近チームとしてもやっていることなので、みんな入って来てくれましたし決めてくれて良かったです。

ただ、僕自身は良い状態の自分のプレーではなかったと思っています。守備のポジショニングであったり強度を含めて、もっとできると思うので今日は悔しいです。
相手がレッズということで少し力が入っていたのかもしれないですし、前半からもっと強気にできればよかったかなと思います。

(後半修正をしたのか?)
高いポジションを取ってサイドバックのところにアタックできるようになったと思います。相手も少し嫌がっていたのかなと思うので、ああいう戦いを前半からできればよかったなと思います。

(負けなしということは、ポジティブな要素だと思うが?)
ここを勝ちに持っていくかというのは大きな差だと思うので、あと一歩足らなかったなと思います。負けなくてよかった、ではなくて、勝ちに持っていくというところをチームとしても個人としても突き詰めていきたいなと思います。

DF26畑 大雅
畑 大雅

(タフな試合だったが?)
そうですね。思いのほかロングボールが多くて、それに対して戻ったりカバーのポジションを取るのに結構動かされる場面が多かったですけど、離脱していた時にリハビリをしっかりやっていたので、走り切ることができたと思います。

(前半の半ばくらいから相手に主導権を握られたかなと思うが?)
ボールにプレスへ行くところでなかなか定まらなくて、遅れていって斜めにつけられたりとか、それが続いて余計にみんな前に出ることができなくなってしまった。相手ももっと前に押し込んでくるというその悪循環になっていた場面が前半は多くて、それはやっぱりウイングがもっと高い位置でプレスをかけなきゃいけなかったと思います。
そこはハーフタイムに一番改善の部分で言われたところだったので、後半は修正して高い位置で奪って良い形でゴールに迫れる場面というのは多かったですし、後半の戦い方を前半からしっかりできていればもっと楽な展開に持っていけたのかなと思います。

(松村選手と同サイドでプレーしたが、攻撃での連携はどうだったか?)
公式戦では一緒にプレーする機会がなかったので、もう少しできることはあるとは思いますけど、しっかりパスを出すとかそういうところはできていることが多かったと思います。
僕も相手のモーベルグ選手のところを切るような動きで、そこにパスというのは今回の浦和にとってはすごく有効な剥がし方だったので、後半はそれが出せたと思います。

FW18町野 修斗
町野 修斗

(途中出場してから前線で起点になっていて勢いを感じたが?)
連戦でしたけど試合には出たかったですし、途中出場ということで流れを変えるのはそのベンチにいるメンバーの仕事なので、それを意識しました。
チャンスもピンチもありながらでしたが、決めきれればよかった。個人の課題です。

(結果は引き分けだったが?)
次に繋げないといけないですし、マリノス戦も決めきるところを終盤決めきれず引き分けという同じような試合になったので、次の名古屋戦はしっかり決めきれるようにしたいです。

(名古屋はここまでリーグ戦失点が3だが、得点を決めるイメージはあるか?)
僕らもリーグ戦では得点が取れているので、矛盾対決は楽しみですね。

(町野選手が1.5列目くらいでチャンスメイクするパスも多かったが、ゴールを重ねていけそうな手応えはあるか?)
シュートを打たないと入らないので、そこまでの持っていきかたというのは、僕含めて前線の選手はやっていかないといけないと思っています。
今日は若月と組む形だったので、多少僕の方が落ちてプレーしていましたけど、そこは臨機応変に相方の特徴を掴みながらやっています。

DF32松村 晟怜
松村 晟怜

前半の終盤の時間帯で絶対に失点をしてはいけない中で、自分がミスをしてしまい、あの場面はすごく反省しなければいけない。でも一番反省しなければいけないのは、そこですぐに切り替えられなかったというところで、次への切り替えができなかったことが自分の課題なので一番の反省すべき点だと思っています。
その次もロングボールがきた時に焦って右足でクリアという判断になってしまったり、後半開始早々も縦パスがあまりよくなくてミスになってしまったりした。
康介くん(小野瀬選手)からも、切り替えて今後の糧にするしかないと言ってもらいましたし、これからもミスはあると思いますがミスをした後にどう切り替えてやっていくかが重要だと思っています。今後も臆せずどんどんチャレンジしていきたいと思います。

(攻撃面でポジティブな面も出たと思うが?)
今日は前に行くというイメージは強く持っていました。ただ行ったからにはクロスだったりもっと仕掛けるところというのは出したかった。
逆サイドにボールがある時に、自分の立ち位置や関わり方というのはもっと勉強していかなければいけない。近くに大暉くん(杉岡選手)というお手本になる選手がいるのでどんどん学んでいけたらと思っています。