監督・選手コメント

J1リーグ第34節 松本vs湘南 試合後監督・選手コメント

監督コメント

浮嶋監督 総括
浮嶋監督

ゲーム全般で言うと松本さんが素晴らしいフィジカルの部分とプレッシャーの部分を出していたので、非常に難しいゲームだったと思います。
その中で耐えるところを耐えて、取るところを取ったという部分はよかったと思いますが、残りあと少しの、気をつけなければいけなかったところの形でやられてしまったので、そこはとても残念ですが、また次に切り替えていきたいと思います。

浮嶋監督 質疑応答

- いつもより裏へのボールが多かったようだが意図的だったのか?そういう展開に持ち込まれたのか。

背後を狙うのは常々言っていることではありますし、松本さんは中央が堅いので、それが出たのだと思います。

- 入りはよかったと思うがボールが動くわりに選手たちは動けていなかった。プレッシャーがあったのか?

そういう部分もあったんじゃないかと思います。少し全体的に硬かったと思います。最終節でいろいろなプレッシャーが掛かってくるゲームなので、それも踏まえて勝利まで持っていけませんでした。

- 1点取った後は守り切るという意識だったのか?

残り5分、アディショナルタイムも入れれば10分ありましたが、選手たちは下がり過ぎず守り切ることは意識したと思います。

- 最後に失点して終わったがプレーオフに影響するものはあるか?

当然ここで決められればよかったし、選手も切り替えるのに時間がかかるかもしれませんが、自分たちが最後の3試合で結果をある程度残したので、最後のプレーオフが松本さんにいかないでうちにきたと思います。そういう部分でもう一度気持ちを作り直してやりたいと思いますし、特に引きずるという風には考えていません。

反町康治監督 総括

1年間、お疲れさまでした。最後は我々らしい意地を見せて、我々らしい泥臭いゴールで追いついて、最下位から抜け出したということで、来季のルヴァンカップの優先順位が上がったという意味でもうれしく思っています。
本当に大変なシーズンでしたけども、なんとか最後まで監督を続けることができてうれしく思っています。覚悟していましたけど山あり谷ありで、何度も谷底を見ながらやってきました。その中で選手には無理な要求、ハードな要求をしてきましたけども、今日の試合に象徴されるように、最後の笛が鳴るまであきらめずにやってくれたと思います。

反町康治監督 質疑応答

- 監督の去就が注目されるがサポーターの声を聞いて思うところは?

サポーターの皆さんにもいろいろあると思いますが、最後までブーイングがなかったということには感謝していますし、本当にうれしいというか、ありがたく思っています。
まだクラブの考えについて話を聞いていませんが、全身全霊を懸けてきたので悔いはないです。眠れない日々が多かったので、十分に睡眠をとりたいなという思いでいます。そういう話をクラブとしてからなので、いまの段階では何も言えないのが現状です。

選手コメント

FW 15野田 隆之介
野田 隆之介

(得点シーンを振り返ると?)コバ(古林選手)が上げる時に準備はできていたので、こぼれ球にうまく反応することができました。枠に入れるということは常日頃から監督に言われているので、どこを狙ったというよりはふかさないように打ちました。
ただ失点の場面では自分が大きくクリアしていればという反省もありますし、はっきりしたプレーができればよかったと悔やまれます。
(入る時の指示は?)イブ(指宿選手)が競れるのでその近くのこぼれ球やセカンドボールを拾ってゴールを目指すという指示を受けました。
今シーズン、最初から出るときや途中から出て違いを生み出さないといけないという役割もあって、全部含めてサッカーだと思っている中で、途中から出てこういう結果を残せるようになったというのは自分の中で少し成長を感じられるところですが、勝ち切れないという部分ではまだまだ成長しなければいけないと思っています。
サッカーをもっと知らなければいけないと思っています。もっともっと突き詰めていかなければいけない。
来週もあるので、切り替えるのは難しいですけど、1週間あるのでしっかり気持ちを切り替えて、全員で同じ方向を向いてやっていくことが大事だと思っています。

MF 10山田 直輝
山田 直輝

最後悔しい失点になりましたけど、幸いなことにまだ次にチャンスがあるのでそこに向かってみんなでやっていかなければいけないと思います。
少し硬さはあったと思いますし、相手が引いてきてなかなか動くスペースもない中で外でまわさせられている感じがしていた。そういうところの攻撃はまだまだ湘南がよくなっていかなければいけないところだと思う。奪って速攻ができない時に遅攻もできるようになっていかないと難しいと感じました。
(プレーオフに向けては?)特にやることは変わらないと思いますし、前から前から、湘南らしくやれないと、どういう相手にも難しい試合になると思う。湘南らしくやれるために1週間準備するだけだと思います。
(引き分けでもよいという戦いだが?)それを考えると湘南はダメだと思う。引いて守る練習はしていないので、前からいく姿勢を持って戦います。
実力のある相手にも、シーズン終盤は自分たちらしいサッカーができて、もっと勝ってもおかしくない内容だったと思う。そこに関しての不安はない。次も今日のような雰囲気になると思うんですけど、そこでも湘南らしく楽しんでやることが一番かなと思います。

DF 23小野田 将人
小野田 将人

久しぶりのリーグ戦でしたし、僕自身すごくワクワクしていました。こういう最終節で重要な試合だったので勝って終われればよかったですけど、でも前節みんなの力で勝ったことで、まだ1試合あるし残留のチャンスがあるので、そこは全員でもう一度まとまって戦いたいと思います。
(3戦負けなしできているというポジティブな面もあるが?)苦しい時期も長かったですけど、敏さんになって湘南のいいところを最大限に引き出してもらっていると思っています。そういう中で自分も今回チャンスをもらったので、勝てなかったことは残念ですが、負けなしできていることはチームとしていい方向に向いていると思います。

MF 16齊藤 未月
齊藤 未月

点を取りにいかなければいけないと思って試合に入りました。今日のような相手だと終わって気がついた感じですけど、地上戦で戦うよりロングボールを入れてセカンドを僕たちが拾って散らすみたいなやり方がよかったかなと。
後半、中盤から終盤にかけてはセカンドボールをうちが拾っていて、交代もうまく使ってくれて先制もできた。そこはチームとしてよいところだったと思います。
これでもし負けてしまっていたら、反省するところや気持ちを落としてしまうところもあったかもしれないけど、負けてないですし、先制して1-0で勝てていたら戦術通りのうちのゲームだったと思います。そんなに気を落とすことはないと思います。
(内容的には完全に戻ったという感覚か?)あれだけ大量失点していたところから、間違いなく最後の4試合というのは結果をみても1勝2分1敗ですし、内容的にも戻っていると思う。縦パスを入れられてもみんなで戻って最後身体を張れるということをここ何試合かで実感できている。
何もチャレンジせずに終わるより、しっかりチャレンジして終わったほうが、チームとしてもそうだし選手個人のためになると思う。
(次は大一番だが?)いい意味で普通にやること。今日すぐに気持ちを復活させることは簡単ではないですが、来週の試合に向けて、もう1週チームのみんなと戦えるということでもあるしもう1試合ホームでできるということ。泣いても笑っても、次は本当にあと1試合しかないので、集大成でいいゲームをして勝ちたいと思います。

DF 13山根 視来
山根 視来

後ろが少し重たかったですし、プレスもバラバラになってしまったところがあった。少し堅かったかなと思います。
一度、(先制して)天国を見てしまった分、最後の落胆は大きかった。失点シーンでも色々と問題点があるので改善しなければいけないと思っています。
セレッソでも東京でも、そういう部分で失点してしまっているので改善しなければいけないと思います。
最後、相手がパワープレーになって痺れる展開になっても、しっかりいつものようにできるということが大事だったと思います。
ラインを上げる、前がしっかり行くという2つを同時にやらなければいけない中ですが、怖いからと下がってしまうと、触られたら失点というシーンができてしまう。
(攻撃に関しては?)相手は真ん中に人がいる状態でしたけど、それでももっと入れたほうがよかったと思いますし、後半は単調な攻撃が多くなってしまったかなと思います。
(次が大一番となるが?)今週もそうやってみんなでいい準備してきましたし、それが1週間延びただけ。もう1試合みんなと一緒にサッカーできるということを感じながら準備したい。プレッシャーを感じず楽しんでやりたいです。