馬入日記

【馬入日記:3月17日】今週はホーム連戦!高山選手インタビュー

150318-1アウェイでの鹿島戦に勝利し、今週はホームでの2連戦!
明日はナビスコカップ甲府戦、そして22日(日)はリーグ戦に戻って第3節 ベガルタ仙台戦です。

練習後、高山選手に話を聞きました。
まずは先週末の鹿島戦について。

「個人としてチャンスをつくったとかいいプレーをしたとか、そういう印象は全然ないんですけど、1点を取られた時とかも、自分たちのやりたいことをやれば、絶対にできると思っていました。落ち着いていたし前半のリードされている時間も“大丈夫だ”と思えた。最終的に、自分たちの形で崩すということはなかったですけど、リーグ戦を戦う上では自分たちのサッカーができない時もある。でも、そういう中でも切れずにやり続けて勝利を掴めたというのは本当に大きかったと思います」

劣勢の状況でも落ち着いて戦えたことがチームにとって大きなことでした。

「最後まで集中が切れなかった。最初硬かった選手も途中で持ち直したし、
気持ちは全員諦めてなかった。これで一人でも切れてしまっていたら最後まで攻められなかったし、最後にああいうアリソンの得点には繋がらなかったと思います」

アディショナルタイムの劇的ゴールには高山選手も絡んでいます。
永木選手からのパスを高山選手が受け大竹選手、遠藤選手と右サイドで繋いで、遠藤選手のクロスからゴールが生まれました。

「あの時は、僕は洋平(大竹選手)にきてもらってあそこで崩せたらいいなと思っていました。洋平が航に出してそこからチャンスになりました。決まった瞬間は…意外と落ち着いてたというか、ホッとした感じでした。時間も残り少なかったから、あとをしっかり守らなきゃ、絶対にこのまま勝たなければと思っていました」

一勝の大きさを改めて感じる試合でした。

「初戦がとれなくて、2年ぶりのJ1だし早めに勝利がほしいというのはみんなが思っていたので、そこで勝てたというのは、いい意味で自信をもって今後のナビスコやリーグ戦を迎えられると思います。本当に勝ててよかったなと改めて思います」

そして、Jリーグでは今年、トラッキングシステムにより各選手の走行距離とスプリント数が試合ごとに発表されていますが、高山選手は第2節の走行距離でリーグ1位(13.67km)、さらにスプリント数でもリーグ3位(38回)でした。
(ちなみにチームとしてもベルマーレは総走行距離で127.71kmと1位でした)

このデータを見て感じることとは…

「前半、シャドーの時は走れてるなという感触はありましたが、サイドではそんなに走ってないかなと思っていました。でも意外と走っていてびっくりしました。スプリントに関しては、この間は攻撃ではあまり活かせなかったと思います。多分、守備のスプリントが多かったんだと思う。本当はもっと攻撃で活かしたかったです」ということ。

冒頭に「個人としてチャンスを作ったということはないけど」という言葉がありましたが、献身的に走るということを、90分間惜しまずに続けた結果があります。

今後に向けては。

「練習がすべてだと思ってるし、試合でよくない時間帯でも焦らないのは、練習でやるべきことをやったっていう自信があるからだと思います。練習でやれてないなっていう不安があったら試合でも難しくなるけど、練習でやり切ったという感じを持てる。だからボールに絡めなくても、焦ることなくきたらやれると思えるし、来なくても動き続けることが大事だなって思える。練習が充実してるというのが大きいと思います」

18日は甲府戦、22日は仙台戦、いずれもホームで戦います。
ぜひ、たくさんのご来場をお待ちしています!

150318-2さて、本日3月17日に光文社より新書「低予算でもなぜ強い?湘南ベルマーレと日本サッカーの現在地」が発売となりました!

スポーツライターの戸塚啓さんが会長、社長、監督、スタッフ、選手に丹念に取材をしまとめた読み応えのあるノンフィクションです。

今日は戸塚さん(左)が完成した本を手に馬入に来てくれたので、インタビューを受けた永木選手と2ショット。

クラブの歴史をなぞりながら、その時々にどんな決断があったのかが描かれている「小さなクラブの情熱の物語」です。
サポーターの皆さんやサッカーが好きな方はもちろん、ビジネスパーソンなど多くの方に読んでいただきたい一冊。

全国の書店でお求めいただけます。ぜひじっくりと読んでください!