馬入日記

【馬入日記:2月4日】充実のトルコキャンプ4日目!永木選手インタビュー

トルコキャンプも4日目となりました。
今日のアンタルヤも快晴。気持ちのいい青空が広がり、練習するには最高の気候です。

  

午前中はグラウンドへは行かず、ホテルの敷地内の芝生(芝生の坂道がある!)とホテルの前の海岸で砂浜トレーニング!かなりハードなものでした。

砂浜の上ではジョグ、反復横跳び、ダッシュ…などなど。きつそうでしたが、その中でも監督  がうまく競争の要素を取り入れながら、きつい練習もチーム全体で盛り上げて行っていました。
それにしても、選手たちよく走れます!

  

ちなみに、熾烈な競争の結果…
反復横跳びのチャンピオンは菊池大介選手!
そして、ダッシュのチャンピオンは白井康介選手でした!白井選手、砂浜の上を走っているとは思えない走りっぷりでした。

  

練習後のこちらの二人。
丸山選手と梶川諒選手。実は二人は猫好きらしく、海岸の近くに出没した猫に触りたくて、ずっと追いかけていました。
しかし、結局のところは捕まえられず逃げられてしまったのです。

でも、「そんなツンデレなところがいい!」という二人。
2ショットは、“なでられて本当は嬉しいのに嬉しそうな顔をしない猫”を表現しています。(人間:丸山選手、猫:梶川選手)

  

そして、ついにJリーグ新人研修を終えた新人6選手が無事にトルコ入り!(この写真、三竿選手が写っていませんが元気に到着しています)
いよいよ全員揃ってのトレーニングが開始です。

さて、練習後に永木選手に話を聞きました。
まずは今回のトルコキャンプについて。

「充実してます。環境はめちゃくちゃ好きですね。暖かくて気候もいいし、グラウンドもいいし、ホテルもいい。最初は少し時差ボケがありましたけど、だんだん寝る時間が遅くなってもうすっかり解消されました」ということ。

練習試合を多く行うと共に、身体に負荷のかかるトレーニングも行っています。
「有酸素系じゃなくてアジリティのトレーニングなので、筋肉にダイレクトに痛みとか刺激のくるようなトレーニング。身体はしんどいですけど、でも今はそういう時期だと思うので」と。

3日にはルーマニア1部のFC BRASOVとの練習試合が行われました。結果は1-2の敗戦。その感想を聞くと…

「まず、個人的にめちゃくちゃ悔しかった。なんでそういう気持ちになったのか分からないけど、自分としては練習試合では珍しいくらいの悔しさでした。トルコに来て最初の試合だったし全体としても今年3試合目で、負けたくない気持ちが強かった。試合前は、どんなチームなのかまったく知らない相手でしたけど、ほとんどの選手が180cm越えしていてフィジカルがものすごく強くて、試合自体もタフなものになった。自分たちの中盤にすごいハイプレッシャーでくるようなチームとはなかなか試合することができないし、すごくいい経験になったことは間違いないです」と。

かなり激しい試合でしたが、果敢にチャレンジする姿勢もありました。

「いまこの状況で、全部うまくいくわけじゃないし、自分のコンディションもマックスではないから、ミスもあったし、当たり負けするところもあった。でもチームとして、ああいう経験ができたことは大きいしすごくやりがいがあった。まさに、そういう経験をするためにここに来たわけだし、日本ではできない経験をすることはトルコまで来た甲斐があると思っています」

始動して3週間ほどが経ちました。今年のチームについて、どんな風に感じているでしょうか。

「いいところも悪いところもあるんですけど、いいところはみんなコミュニケーションがしっかりとれて、よく走れるところ。曺さんの掲げるサッカーを、みんな真剣に聞き入れて形にしようと努力していることが分かるし、それはすごくいいところだと思う。課題は、新しい選手がたくさん入ったから、連携という部分はまだまだ。それは試合でも感じること。でもそれは、いま絶対にできていなきゃいけないという時期ではないから、これから開幕までに詰められるし、シーズン中も高めていけるところだと思っています」

去年のチームと比べると…
「去年と違うチームだとは思わない。新しいことにチャレンジしてるけど、やろうとしているサッカーも見せよとしているサッカーも変わらない。でも、今までやってきたことをベースに、色づけしていこうとしているところです」ということ。

トルコキャンプは2月14日まで。残りの期間をどんな風に過ごしたいと考えているでしょうか。

「まずケガをしないこと。自分だけじゃなくてチーム全体として。いま本当にケガ人が少ないので、これを維持できればすごくいいことだと思う。筋肉系のトラブルも今はいないし、大きなケガ人も出ていないのでそこは維持したいです。曺さんが求めていることを、言われてからやるんじゃなくて、自分たちからもやれるくらいになって、フィジカルもコンディションもさらに上げて、開幕戦に一番いい状態で臨めるようにしたいと思っています」

キャプテンとしての2年目のシーズン。間違いなく進化を遂げている永木選手にかかる期待は大きいもの。
充実の日々を、求める結果へと結びたいところです。