馬入日記

【馬入日記:1月23日】「いい雰囲気で成長を」鈴木雄太選手インタビュー

今週は2部練習とハードな日々が続いています。
明日はオフ。金曜日は10:00から練習し、土曜日は初めての練習試合です。(11:00より藤枝MYFC、13:00より日体大)
そして、27日には現役選手たちもみんな「20周年記念試合」に出場!
さらにその翌日の朝にはタイに向けて出発…というスケジュールになっています。

今季、山形から加入したGKの鈴木雄太選手に、練習後話を聞きました。
明るい性格の鈴木選手、すっかりチームに溶け込んでいます。

「初めての移籍だけど、すんなりチームに入ることができました。本当はちょっと違うキャラでいこうと思ってたのに、山形の時と同じいじられキャラになっちゃってます。結局のところ、人には分かっちゃうんだな、こういうキャラなんだなということが再確認できた移籍でした(笑)」と。

もともと横浜出身で、高校は伊勢原の向上高校。鈴木選手にとって、湘南は「地元」なのです。
高校卒業後は、山形でプロになり、以降7年間山形に在籍しました。

「高校を卒業してからずっと山形で、一番年頃の時に山形にいたこともあって、思い出がたくさんあるので第2の故郷という感じです。なので、正直移籍自体、悩む部分はあったんですけど、自分の地元でやらせてもらえるし、移籍先としては確実にいい環境だと思ったので決意しました。また帰りたいという気持ちより、ここで結果を出したいという気持ちが強いので、今はすっきりしています。しかも、こうやって温かく迎えてもらって、山形と同じ環境でやらせてもらっているというのは、周りのチームメイトのお陰だし、練習をやっていてもいい空気でやれているのですごく感謝しています」

練習を見ているとまず印象に残るのが、鈴木選手の声。
ゲーム形式のトレーニングでは、大きな声でずっと仲間に言葉をかけ続けているのです。

「キーパーは後ろから一番見えるし、曹さんも言っていたけど、間違っていても声を出すということが雰囲気づくりになるから大事だと。コーチングという面でも大事だけど、外からゲキを飛ばすことも大事だとずっと思ってやってきました。みんなでやっていくためにはそういう声も必要かなと思っています」

その声も、ポジティブな声が多くいい雰囲気を作り出しています。

これまでの7年、公式戦での試合出場の経験はありません。
試合出場への想いは当然強くなっていることでしょう。

「もちろん試合には出たいですけど、想いばかり強くなって空回りするのもよくないし、3人がいい雰囲気でやれれば3人とも成長できると思っています。いい雰囲気をつくることのできる3人だと思っているし、実際に今、練習がきつくてもいい雰囲気でやれていると思う。それは、これから先も続けていきたいと思います。もちろん、試合に出たいし、出るこが大事なんですけど、試合に出ること以外にもキーパーにはやるべきことがあると思っているので」

そういう考えに至るには、自身の中で様々な葛藤もあったようです。
「去年、なかなかチャンスがなくてイライラした時期もあったんですけど、途中でこれではダメだと気づくことができた。そこで気づけたことで、自分を変えられたと思います。そして、それを活かすための今年だと思っています」

新たなチャレンジ。
キーパー陣のまとまりと競争、そして成長にぜひご期待下さい!