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【ボイス】2021新体制発表記者会見

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●代表取締役会長 眞壁潔 挨拶

皆さま、こんにちは。湘南ベルマーレの眞壁でございます。
本日は、2021年の新体制発表にたくさんの方にアクセスいただき、誠にありがとうございます。
同時に日々変わらずコロナウイルスの影響により混乱している状況です。飲食の方を含めたくさんの方が明日の生活、あるいは明日の健康に大変な危機感、危惧を持っているこの時期に、フットボールというスポーツではありますが、興行の我々がこうやって会見をさせていただくということに大変申し訳なくも思いますし、あるいはそれにご理解をいただいていることに感謝をいたします。

クラブの代表として、いま色々なところで闘っている皆さんに少しでも勇気をお分けできるようにしっかり今年のシーズンを戦っていきたいと思います。
昨年の最終戦でキャプテンの岡本が皆さんに挨拶をした時に、ベルマーレの最大の価値は一体感だと申し上げました。
私もずっとそう思っていますし、これは今シーズンだけではなく将来にかけて大変重要なワードだと思っています。
このあと、浮嶋の方から今年のスローガンを発表しますが、ある文字を使っていて実は今年、たくさんのチームが同じ文字を使っています。
これもやはりコロナの情勢下でみんなが一つにならなければいけないという社会的影響もあるのだと思います。
どのチームも使っているチームスローガンの言葉ですが、我々の場合はチームスローガンとして、またクラブそして湘南地域全体のスローガンとして今年掲げていきたいと思っています。

昨年、クラウドファンディングで4,500人を超える方々から8,500万を超える浄財をいただきました。
おかげさまで私どもはまだ決算期が1月末ではなく3月末ですので確定はしていませんが、債務超過に陥ることもなく今シーズンにしっかり臨んでいけることが確定しております。
改めて皆さまの応援に感謝をいたします。ありがとうございました。そしてまた今年一年のご支援もぜひ、ぜひお願いいたします。

●代表取締役社長 水谷尚人 挨拶
改めまして皆さま、こんにちは。いつも熱い温かいご声援ありがとうございます。水谷でございます。
眞壁会長からありましたが、本当にコロナで大変な状況の中我々はサッカーができる喜び、仕事ができる喜びや幸せを改めて感じている現状です。
大変な状況下にいらっしゃる方がたくさんいて、特に医療従事者の方には本当に頭が下がる思いでございます。みんなでよく行く居酒屋もみんな本当に大変な思いをしていて、そこにもなかなか足を運べないジレンマもあり、なかなか難しい状況だなと感じています。

そんな中ですが、監督は今日あとで話があると思いますけども、色々万全な対策をしながら濃厚接触者として指定されてしまっています。
先日の月曜日におこなわれたPCR検査では、選手たち含め全員陰性ということになっています。

年末年始、選手たちスタッフたちはきっちり自分で制限をして堅苦しい、多少ストレスがかかる生活をしていたと思いますが、みんなでキャンプに行けるということに関してで言いますと彼らにも感謝したいと思います。
今日チームが始動して、始動の時毎年ミーティングをするのですが、通常であればアカデミーのスタッフもフロントのスタッフも全員入ってみんなで今年一年間全員でやっていくぞという感じでやるのですが、今年は残念ながらコロナで密になるということもあり、現場の選手、スタッフだけでやらせていただきました。
そこで冒頭でお話しをさせていただいたことだけご紹介させていただきたいと思います。

世代的にはご理解いただける方もいらっしゃるのではないかなと思いますが、昨年無観客の試合が7月4日にありました。再開した試合です。
その時にスタンドを見上げると当然ながら無観客で人が全くいない。これはなんだろうなと思って非常に複雑な思いでいました。
その後暫くしてあれはなんだったかなと思ったときに思い出したのが、僕が高校生、大学生の頃ですから1980年代ですね。
1980年代に行っていた日本サッカーリーグのスタンドの風景と同じだったのです。その頃、芝生は茶色かったですけども、なかなかお客さんがいない。日本代表選手が普通に試合をしている。そんな中で僕もサッカーをやっていたものですから、ここでやれたらいいなと漠然と思っていました。
ただのちに思ったんですけども、その1980年代のお客さんがほとんどいない、みんなアマチュア、そして芝生は茶色という空間の時に“プロサッカーリーグを作ろう”、“ワールドカップを日本でやろう”と思われた人たちがいたということなんですよね。その後実際に、1993年にJリーグが始まりましたし、2002年に日本でワールドカップが行われました。
その80年代の姿、光景を目の当たりにしている方たちの中で、長沼さんや岡野さん、川渕さん、村田さん、小倉さんなんだと思いますけども、その風景に身を置きながら夢を持ってこの国でサッカーを本当にプロにして、ワールドカップをやって日本中を元気にしたいという風に本気で思った人たちがいた、ということです。
この本気の先に夢があったということを感じたことがあります。
それを、去年の空席のスタンドを見て80年代のその思いを馳せた人たち、その頃の皆さんと同じくらいの年齢になっています。
コロナ禍で大変な状況なんですけども、やっぱり夢を持って、その夢に本気で取り組んでいるかということが地域の人たちに伝わるとこの地域が元気になるんじゃないかなと感じて、そんな話を今日選手にさせてもらいました。

そして選手たちは多分プロの選手たちを見てワクワクして自分もプロになりたいと思ってきた。その時のワクワクした気持ち、夢中になってサッカーをやった気持ちをもう1度思い出してほしいなと思いました。
我々は、一体感を持ってやっていきたいという風に思いますし、それは練習からとにかく夢中になってサッカーに取り組んでほしいと話をしました。
なかなか苦しく厳しいシーズンになると思います。コロナがどのように影響するのかも分からないです。
でも何が起きても、色々なことが起きている世の中で全てを受け入れて、受け入れたうえで向かって行けたらと思っています。
僕自身もみんなと一緒に明るく全力でいきたいと思いますので、今年一年間よろしくお願いします。

●スポーツダイレクター 坂本紘司 挨拶
皆さん、こんにちは。今シーズンもスポーツダイレクターを務めさせていただきます、坂本です。よろしくお願いいたします。
先日クラブのホームページの方で発表いたしましたが、選手32名、それから浮嶋監督を筆頭に常勤のスタッフで16名、計49名の編成が現時点で終わりました。

昨シーズンはクラブにとって非常に厳しい状況、厳しい結果となりました。
その中で今シーズンを迎えるにあたり、本当に監督やクラブ内、クラブ幹部、選手ともたくさん話しをし、昨年何が良くなかったか、多く振り返る時間がありました。
その中で昨年に出た反省や課題を踏まえて、今シーズンに臨むにあたって、我々の課題を克服するための、またプラスアルファの力を与えてくれるというような選手、コーチが加入してくれたと思っています。
昨年の経験がありながら監督が続投し、私も引き続き仕事をさせてもらうということに大きな責任を感じていますし、苦しい思い、サポーターの皆様に良い思いをしていただけなかった昨年をしっかりと取り返す、本当に良い一年にしたいという決意でおります。
本当に良い選手が加入してくれたと自信を持って紹介できますので、新しい選手をどうか温かく、そして厳しく迎え入れてもらえたらと思っております。
今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

●監督 浮嶋敏
こんにちは。今シーズンも監督を務める浮嶋です。
本来なら会場で皆さま方に対してご挨拶するところなんですけども、今紹介ありましたように個人的な理由でこのような形になり申し訳ないです。
本当にこのシーズンの頭、皆さま方にこうやってご挨拶をさせてもらってサッカーができるのは、ひとえに応援をしてくださっているサポーター、こういう状況の中でスポンサーの方々には、継続もしくは新しくスポンサーになっていただくということで本当に感謝をしております。

今シーズンのスローガンを発表したいと思います。
今シーズンのスローガンは漢数字の「一」。タイトルで「One Bellmare」。これが我々の今シーズンのスローガンです。
社会は本当に未だにコロナの影響を受けていて本当に大変な状況が続いています。
本当こういった状況の中で、我々がサッカーができるということに対して選手、スタッフ本当に感謝をしております。
そういう中で我々がサッカーをする意味をこのスローガンに込めて「一」としております。
このスローガンにあるように我々が一つになって、我々がこの状況の中でできることというのは、地域の方々にサポーターの方々に湘南の戦いを見せることで勇気、元気、そして勝利を届けられるように、そういうサッカーをすることが我々にできることだという思いを持っております。

今シーズン始まるにあたって昨シーズンよりは4試合、2チーム多いリーグ戦となります。昨年は34試合の中で1点差の敗戦のゲームが14ゲーム、あと引き分けが9ゲームということで23ゲームもの1点差で勝ち点が大きく変わってくるゲームがございました。
全体の70%のゲームがそのように本当に悔しい1点差で勝点を取れなかったという反省を踏まえて、今シーズンは一つにまとまった戦いをより早くできるように苦しい時期に失点しない、苦しいタイミングで点が取れる、そんなチームをこの新加入の12名、そして既存の選手含めた全員32名で作っていきたいと思います。
今シーズンも我々の戦いに本当に熱い応援をよろしくお願いいたします。

●NO.16 山本脩斗選手
210121_yamamotoこんにちは。鹿島アントラーズから移籍してきました、山本脩斗です。
今シーズンは14年目になるのでその経験を活かし、自分の持っているものをチームの勝利のために出したいなと思います。
そしてこういう状況だからこそサッカーができる喜びを感じながら、そして楽しんで、ファンやサポーター、湘南ベルマーレに関わる全ての人にサッカーを楽しんでもらえるようにそんなサッカーをしていければと思います。
●NO.18 平松昇選手
210121_hiramatsuこんにちは。立正大学から加入しました、平松昇です。
プロサッカー選手としての人生をこの湘南でスタートできることを大変嬉しく思います。
湘南ベルマーレとは昨シーズンから関わらさせてもらってたくさんの恩があるので、その恩を返すこと、それ以上のものをこのチームに与えられるように頑張っていきます。
今シーズンよろしくお願いします。
●NO.20 名古新太郎選手
210121_nagoこんにちは。鹿島アントラーズから期限付き移籍でき加入しました、名古新太郎です。
自分の特徴であるドリブルなどでゴールはもちろん、アシストだったり結果を出してチームの勝利に貢献したいと思います。
またこのような状況ではありますが、サッカーができる喜びを感じながら多くの人に感謝しつつ、そして自分のプレーや湘南ベルマーレのサッカーを見て色々な人にそして多くの人に勇気や元気を与えられるように頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
●NO.25 中村駿選手
210121_nakamuraこんにちは。モンテディオ山形から加入しました、中村駿です。
このような状況の中で湘南でプレーできることを本当に嬉しく思います。
J1でのプレーは初挑戦ですが、臆することなく自分をしっかりと出していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
●NO.27 池田昌生選手
210121_ikedaこんにちは。福島ユナイテッドFCから加入した、池田昌生です。
J3からやってきた選手でもJ1でもやれるというところを見せたいですし、僕自身見せないといけないと思っています。
強い気持ちを持って、そして謙虚にひたむきに取り組んでいきたいと思っています。よろしくお願いします。
●NO.28 平岡大陽選手
210121_hiraokaこんにちは。履正社高校から加入しました、平岡大陽です。
まずは湘南ベルマーレに加入できたことを非常に嬉しく思いますし、僕を迎え入れてくれたこのチームにすごく感謝しています。
少しでもチームの勝利に貢献できるように、自分の持ち味である運動量やアグレッシブなプレーを存分に発揮していきたいと思いますので、応援をよろしくお願いいたします。
●NO.31 立川小太郎選手
210121_tachikawaこんにちは。AC長野パルセイロから加入しました、立川小太郎です。
強い覚悟を持ってこのチームに来ました。湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに元気や勇気を届けられるようなプレーをします。
よろしくお願いいたします。
●NO.32 田中聡選手
210121_tanaka皆さん、こんにちは。湘南ベルマーレユースから昇格しました、田中聡です。
自分はユースで3年間お世話になっていて、ベルマーレじゃなかったらプロという世界に入れなかったと思うので、このクラブには本当に感謝しています。
今年はコロナ影響もあり厳しいシーズンになると思いますが、たくさん試合に出られるように、日頃の練習を怠らず一生懸命に頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
●NO.33 町野修斗選手
210121_machinoこんにちは。ギラヴァンツ北九州から加入しました、FWの町野修斗です。
1試合でも多く試合に出てゴールやアシストなどの結果を出して、勝利に貢献したいと思っています。
応援よろしくお願いします。
●NO.42 高橋諒選手
210121_takahashiこんにちは。松本山雅FCから加入しました、高橋諒です。
またベルマーレの一員としてプレーできることに嬉しく思います。
ベルマーレを離れたこの2年間で成長した姿というのを見せたいですし、ベルマーレを勝利に導くために強い覚悟を持って帰ってきました。
今シーズンは本当に難しく厳しいシーズンになると思いますけど、自分の力をしっかりと発揮してサッカーを全力で楽しみたいと思います。
よろしくお願いします。
●コーチ 山口智
210121_yamaguchi皆さん、こんにちは。今シーズンよりベルマーレにお世話になります。山口と申します。
朝も選手に話させてもらったんですけど、ベルマーレを他のチームにいた僕から見ていたら「たのしめてるか。」というフレーズが出てきて、僕自身楽しみたいと思ってここにやってきました。
楽しむためにはやはり嫌なこと、厳しいこと、しんどいことを前向きにやることが大事だと思うので、そういうサポートをして良い結果を残し、良い選手が出てくるようにサポートしていけたらなと思います。
今シーズンよろしくお願いします。

※会見に出席は出来ませんでしたが、映像にてメッセージが届きました

●NO.9 ウェリントン選手
皆さん、こんにちは。ウェリントンです。32歳。ポジションはフォワードです。
まだ皆さんと一緒にいられなくて残念です。チームの為にゴールを決められるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。
●NO.39 ウェリントン ジュニオール選手
湘南の皆さま、こんにちは。ウェリントン ジュニオールです。27歳。ポジションはフォワードです。
2021年シーズンから加入することになりました。
チームの目標を達成するために最大限努力を尽くします。
目標を達成するためにチームとサポーターの皆さまと一丸となって、素晴らしいシーズンになるように願っています。
よろしくお願いします。

●質疑応答
–(選手に)ご自身の武器とチームにどのような貢献したいか教えてください。

山本
自分の武器としてはヘディング高さと運動量なので、そういうところを試合で出してチームの勝利に貢献できればと思います。

平松
自分の武器は左足を活かしたチャンスメイクだと思っています。しっかり攻撃の起点となってチームに結果をもたらせるよう頑張っていきます。

名古
先ほども言いましたが、ドリブルだったりラストパスのところだったりというのを活かして、ゴールとアシストの数字にこだわってやっていきたいと思います。

中村
自分の特徴は運動量と展開力だと思うので、それを活かしてチームの勝利に貢献したいと思います。

池田
自分の武器は一瞬のスピード、そして多くボールに関わってゴールに直結するようなプレーなので、そこを見てもらいたいです。

平岡
僕の武器は運動量やアグレッシブなプレーでチームを支えることだと思っています。
それをプロの舞台で出せるように頑張っていきます。

立川
僕の武器は身長を活かしたハイボールとシュートブロックで、湘南のゴールに立ちはだかりたいと思います。

田中
自分の武器は湘南らしいアグレッシブなプレーが持ち味だと思っているので、それを十分に発揮しチームに貢献できたら良いなと思います。

町野
自分の武器はシュートです。たくさんゴールを決めて勝利に貢献したいです。

高橋
自分の特徴はサイドでのドリブルであったり、クロスや運動量、ハードワークができるところだと思っているので、そういったプレーでチームに貢献したいと思います。

–(山本選手と名古選手へ)鹿島からの加入ということで湘南に常勝クラブのメンタリティを与えて欲しいという期待もあると思います。
しかしきっとそれは言葉では伝わらないものも多いでしょう。振る舞いや姿勢でもあると思いますが、鹿島で身に着けたサッカー選手として大切にしている振る舞いや姿勢があれば教えてください。

山本
1試合1試合常に勝ちを求めて、この勝利へのこだわりというのを7年間で身に着けたというか経験してきたことなので、それを試合を通して出せればなと思います。

名古
試合で勝利を目指すのはもちろんですが、やっぱり日々の練習の中でどれだけ選手同士、切磋琢磨しながら厳しくやれるかどうかが大事だと思うので、自分がその見本になってみんなに良い影響を与えられたらなと思います。

–(中村選手へ)アマチュア契約でのザスパ入団からJ1初挑戦。これまでの歩みと振り返り、支えになったものはありましたか?J1の舞台で見せたいものはなんでしょうか?

中村
本当にザスパクサツ群馬さんに拾ってもらった形だったので、常に本当に挑戦しながら、ここまで歩んできました。その中で大切にしているのは感謝の気持ちを持ちながらプレーすることなので、それをこれからも、この湘南でも持ちながらやっていきたいなと思っています。

–(田中選手へ)昨シーズンはJ1で17試合に出場し手応えや課題をどう感じましたか?また今シーズンの個人的な目標やテーマをありましたら教えてください。

田中
去年はコロナの影響もあり過密日程になったこともあり、自分の出場機会が増えたと思い、そこは運もあったかなと思います。
今年はチームに貢献するのはもちろんですけど、目に見える結果、ゴールだったりアシストだったりというものを出していければと思います。

–(町野選手へ)北九州で結果を出し2018年以来のJ1へ復帰した形ですが、懸ける思いを改めて教えてください。

町野
プロ1年目でマリノスに入団して1試合も試合には出ていないので、もう一度J1という日本のトップのリーグで戦えることに本当にワクワクしています。
北九州で培った経験というのを活かして、湘南ベルマーレではJ1でたくさん経験した選手もいますし、見本となる選手がたくさんいるので良い部分は盗んでこの1年で成長したいなと思います。

–(山口コーチへ)ガンバのレジェンドと言われる山口さんが今回ガンバを離れ湘南に加入されましたが、どのような決意覚悟があるのか教えてください。

山口
とにかくチームもそうですけど、選手が上手くなったり楽しめたり、そして結果にこだわる。そういうところを求めてここに来ました。
自分に出来ることは限られているかもしれませんが、チームに良い影響として残せるように日々考えながらやっていきたいと思います。

–(坂本SDへ)背番号の空き番、2番と15番には選手獲得の予定や候補がいるのでしょうか?

坂本
空き番号については、現状は去年からいる選手に若い番号を勧めても背番号を変えたくない選手もいたり、その番号を新加入選手に勧めても他の番号が良いという選手がいたので、空き番号についてはたまたまではあります。
ただ、まだまだウインドは開いています。我々の仕事としてはギリギリまでチームの力を上げるために尽力したいと思っていますので、引き続きやっていきたいなと思います。

–(坂本SDへ)トップチームコーチに就任した山口コーチを招聘した狙いと経緯について教えてください。

坂本
山口智はたまたま僕と年が一緒で昔から良く知っていますが、本当に人間として芯が通っていて、選手としての部分の経験、そしてコーチになってからもJリーグの上位のクラブでコーチをやっていたというところも含めて、我々が見えていない世界も彼の中では見えているかもしれないし、そういうものを我々のクラブの中に伝えてほしいと思っています。
また、選手に対しても彼の言葉というのは非常に説得力を持つものだと思っているので、そういう部分を期待して声をかけさせていただきました。

–(坂本SDへ)昨シーズンの課題と反省を話せる範囲で教えてください。

坂本
いくつかあるんですが、一つは皆さん当然感じられていると思いますが得点を取るというところだと思います。
ゲームを支配というか湘南ペースのゲームも試合の中の時間帯としてあると思うのですが、やはり最後シュートを打ち切れないというシーンが以上に多かったなと思います。
シュート数イコール勝敗だとは思っていないですが、シュートが毎試合相手を上回るようなゲームをしていきたいと思っています。
そういうところでやはり攻撃の誰か一人のストライカーに頼るのではなく、攻撃のバリエーションを増やさなければいけないというのが一番大きな考えてとしてありました。
高さであったり、スピードだったり、シュートテクニックだったり、あとはセットプレーを蹴れる選手も何人もいます。そういうところを総合的に得点を取れる可能性を限りなく高めたいというのが1つの狙いとしてあります。
先ほど質問にもあり浮嶋も言っていましたが、引き分けだったり1点差で敗れるゲームが多かったので、ゲームの際というかゲームの勝負所を読むような力、
勝者のメンタリティーではないですけどもそういったところのゲームを引っ張れる、読める選手も我々の中で必要かなというところです。
あとは本当に若くてこれからの選手もいますし、やはり我々の中でギラギラしたようなもっと上を目指すぞと向上心豊かな選手にもどうしても入ってもらいたいなというところであったり、
色々な要素があるのですがその辺りが昨年の課題だったかなと考えています。

–(選手へ)外からみていたベルマーレの印象を教えてください。

山本
走る。そして一体感というのはサポーター、ファン含めてスタジアムの雰囲気というのはとても良いなと感じていた印象です。

平松
アグレッシブというところがすごく見ていて一番感じました。そこを自分もみんなのアグレッシブさに負けないように強い気持ちを持ってやっていきたいなと思います。

名古
真面目さだったり走るというところ、そして最後まであきらめない気持ちというのがすごく印象にあります。

中村
やっぱり走るというところは一番印象深いかなと思います。そこは自分も得意な部分でもあるのでしっかりそれについていきたいなと思います。

池田
チーム一丸というのが一番最初に出てくるところです。というのは現場の選手だけでなくフロントのスタッフだったりコーチだったり全員が一致団結しているなという印象があります。

平岡
昨年練習参加させてもらったときにも感じたことですが、一体感があって全員で協力して試合に勝とうと意思を持っているチームだなと感じています。

立川
一体感があって、ファンやサポーターやチームに関わる人全員の一体感があって、全員で勝利を掴み取るという気持ちが見えるチームだなと思いました。

田中
自分はユースからトップチームを見ていたんですけど、練習参加行った際もすごく居心地が良く、サッカーをしやすいというか優しい選手ばかりなので、自分ももし後輩とかが来た際にそのような人間性になっていけたら良いなと思います。

町野
印象は走るとハードワーク、90分1試合通してハードワークしている印象です。

高橋
やっぱりみんな真面目ですし、みんな優しいので本当に新加入の選手でも溶け込みやすい環境というのを作ってくれています。練習から手を抜かずみんながハードワークして最後まであきらめない、そういう姿勢を感じます。

山口コーチ
印象は走るチーム。ひたむきさがすごくある、まとまったチームだなというのは、対戦相手として感じていましたしそれが強みでもあると思うので非常に楽しみにしています。

–(坂本SDへ)今年の補強の狙いは?また新加入選手はどういった面でチームに貢献すると考えているか?

坂本
補強のポイントで言うと先ほど話した通りなんですが、やはり昨年からのピッチ内もそうですしピッチ外のところも含めて課題に感じていたものを克服すること、それからプラスアルファの力を与えてくれるという選手を人選したというところです。
みんな自己紹介で言ってくれてましたがハードワーク、運動量というところは基本的には絶対に抑えてほしいポイントでそれはもうみんな出来るという前提です。
そのうえで彼らが言ってくれた特徴は必ず得点力を増やすために必要ですし、また一人ひとりの特徴が出ればチャンスも多く作れて、チャンスが多く作れるということはゲームの主導権を取れることなので、失点も自ずと減っていく。各選手の特徴がたくさん出るように、特徴を一つでも多く試合で出してもらいたいなと期待しています。

–(浮嶋監督へ)昨シーズンはコロナの中で練習や試合を続ける難しさに直面したシーズンでした。今年はその2年目であり、オリンピックによる中断期間もあります。特に中断期間を踏まえてシーズンを通してチームをどのように強化していきたいと考えていますか?

浮嶋監督
シーズンを全体で見ると、ルヴァンカップ、天皇杯が入っているところの連戦だけではなくて、リーグ戦そのものの連戦というのが今シーズンも非常に多く、特に前半は入っています。
こういう連戦の厳しい日程なので中断期間はあるものの連戦を戦っていくうえでは、試合に出る11人プラスアルファではなくてチーム全員がゲームに出れるコンディション、自分の特徴をしっかり出してそういう連戦の中での総合力というのは今シーズン一番ポイントになるかなという風に考えています。

(浮嶋監督へ)良い試合ながら勝ち点に結びつかず結果、最下位となった昨シーズン。今期は下位4チームが降格する厳しいレギュレーションですが、昨シーズンの反省を踏まえ今シーズンはどのようなチームにしていきたいですか?

浮嶋監督
大きく何かやり方を変えるつもりはないですし、基本的には我々が長年やってきているアグレッシブな守備、スピーディーな攻撃、そういった縦を意識した速い攻撃というのをベースに、先ほど坂本も言っていましたけども、速い攻撃でも遅い攻撃でもセットプレーでも得点が取れるチームにしていきたいなと思います。本当に苦しい時間帯に失点しないで、逆に苦しい時間に得点が取れる。
そういうゲームをやれるだけのメンタリティーも含めた良いチームにしたいなと思っています。

–(浮嶋監督へ)始動日の練習前ミーティングで選手に呼びかけた内容を出来る限りで教えてください。

浮嶋監督
今シーズンのスローガンの話をしました。しっかり自分の特徴、それから意見というものを一つのチームにまとまろうとすれば必ずぶつかりあうものも絶対あると思いますし、ぶつかり合うものも早くしっかりぶつけ合って摩擦のエネルギーをしっかり熱に変えて、前に進んでいける強いチームになってほいという話をしました。

–(浮嶋監督へ)今シーズンのキャプテンが決まっていたら、選んだ理由とともに教えてください。

浮嶋監督
今シーズンはキャプテンは3名の体制で、本人たち選手も含めて発表いたしました。キャプテンは岡本、石原広教、梅崎この3名がキャプテンということでチームを牽引してもらいたいなと思っています。

–(浮島監督)昨シーズンのサッカーをベースに戦うのかそれともまた違ったサッカーにしていきたいと考えていますか?

浮嶋監督
今までの好守にアグレッシブなサッカーというのは当然我々のベースですし変えるものでもないですけども、より攻撃に人数をかける、誰か一人が点を取るのではなくて波状攻撃。失ったあとも波状のプレスをしっかりかけてボールを奪い返しそういう中で点を取る。そういうようなサッカーをしていきたいなと思っています。

–(浮島監督へ)フォワードの選手が多数入れ替わりましたが、Jリーグで実績十分なウェリントン選手の加入によって攻撃の幅が出来ると思います。今現在今シーズンの攻撃の軸と考えるのはウェリントンでしょうか?また今シーズンの攻撃陣は具体的にどのようなキーワードとテーマを持ってキャンプに取り組んでいきますか?

浮嶋監督
まず攻撃の軸とかそういうものではなくて、FW陣も中盤も守備陣も個々の特徴をしっかり毎日のトレーニングの中で出し合って、そういう中での力、それからコンディションによって試合に出るメンバーが決まってくると思いますし、本当にそこは競争だと思っています。
攻撃のところのキーワードとしては、より守備を含めてゴールを取るためにスピーディーでダイナミックな部分というのをより強く出したいなと思いますし、やはり個で取るだけでなくて複数人数数的優位を作った中で波状攻撃をしていくというのを我々のベースにしていきたいなと思います。

–(浮島監督へ)新加入選手に期待するのはもちろんですが、既存の選手に期待することは何ですか?

浮嶋監督
湘南の今までやってきているサッカーのベースをより進化させていくために新加入の選手とのコミュニケーションもしっかりと取って、3分の1の選手が入れ替わっているのでそういう中で自分たちのベースを早く共有して良いチームにしていきたいなということを期待しています。

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