第12節 vs 浦和レッズ
5月17日(金) 19:33キックオフ @埼玉スタジアム2002
HOME 浦和レッズ | 湘南ベルマーレ AWAY |
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2 | 2 | 前半 | 0 | 3 | ![]() |
0 | 後半 | 3 | ||||
17 > 17 | 勝点 | 14 > 17 | ||||
22分 長澤 和輝
25分 アンドリュー ナバウト |
得点者 |
47分 菊地 俊介
79分 菊地 俊介 90+4分 山根 視来 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 西川 周作 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 31 | 岩波 拓也 | 1 | 1 | 山根 視来 | 13 | DF | |
DF | 22 | 阿部 勇樹 | 0 | 0 | 坂 圭祐 | 4 | DF | |
DF | 4 | 鈴木 大輔 | 0 | 0 | 大野 和成 | 8 | DF | |
MF | 3 | 宇賀神 友弥 | 1 | 1 | フレイレ | 3 | DF | |
MF | 7 | 長澤 和輝 | 1 | 1 | 松田 天馬 | 18 | MF | |
MF | 29 | 柴戸 海 | 1 | 0 | 秋野 央樹 | 17 | MF | |
MF | 10 | 柏木 陽介 | 0 | 1 | 杉岡 大暉 | 5 | MF | |
MF | 26 | 荻原 拓也 | 3 | 0 | 中川 寛斗 | 14 | FW | |
FW | 11 | マルティノス | 0 | 1 | 山﨑 凌吾 | 11 | FW | |
FW | 19 | アンドリュー ナバウト | 1 | 1 | 梅崎 司 | 7 | FW | |
GK | 25 | 福島 春樹 | - | SUB | - | 富居 大樹 | 21 | GK |
DF | 17 | 茂木 力也 | - | - | 小野田 将人 | 23 | DF | |
DF | 28 | 岩武 克弥 | - | 2 | 菊地 俊介 | 2 | MF | |
MF | 18 | 山田 直輝 | 0 | 1 | 古林 将太 | 50 | MF | |
FW | 12 | ファブリシオ | 4 | 2 | 野田 隆之介 | 15 | FW | |
FW | 14 | 杉本 健勇 | - | - | 山口 和樹 | 26 | FW | |
FW | 24 | 汰木 康也 | 0 |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆73分 ファブリシオ■
|
12 | シュート | 11 |
◆41分 杉岡 大暉■
◆53分 山根 視来■
◆67分 山﨑 凌吾■
◆72分 フレイレ■
|
12 | ゴールキック | 8 | ||
2 | コーナーキック | 3 | ||
14 | 直接フリーキック | 22 | ||
0 | 間接フリーキック | 0 | ||
0 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
◆40分
19 アンドリュー ナバウト → 12 ファブリシオ ◆76分
11 マルティノス → 18 山田 直輝 ◆86分
7 長澤 和輝 → 24 汰木 康也 |
◆46分
8 大野 和成 → 2 菊地 俊介 ◆63分
17 秋野 央樹 → 15 野田 隆之介 ◆74分
14 中川 寛斗 → 50 古林 将太 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
23,221人 | 晴、弱風 | 21.2°C | 51% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
榎原 徹夫 | 山本 雄大 | 中野 卓 | 川崎 秋仁 | 熊谷 幸剛 | 大塚 重徳 |
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監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
平日の夜にもかかわらず、湘南のグリーンのサポーターも、また浦和さんのサポーターも非常に声量が大きくて、本当にサッカーをやらせてもらっている幸せを感じながらベンチにいました。今日のような展開が人生の中であるのかないのかでいうと、とても容易に想像できない試合でしたが、本当に選手が反骨心を出して、正々堂々とフェアに戦ってくれて、勝点3をとれたことに、選手たちの本質というか本心を感じますし、やっぱりサッカーって技術やフィジカル、戦術眼、経験とか様々な部分がピッチに落ちていると思うんですけど、人と人が繋がって、1+1が2じゃなくて3か4になっていくサッカーをずっと目指してやってきたんですけど、こういう場に立ち合えてすごく幸せだなと思う気持ちと、やっぱり彼らの潜在能力をもっと引き出して監督としてもっともっと学びながらやっていかなければいけないなと思っています。
CLの準決勝は本当に世界の中で稀に見る展開でしたが、そういったところも少し温度を感じながら、絶対に逆転しようというところで梅崎と秋元中心に、自分たちで出て行ったんですけど、それが成し遂げられて、選手とスタッフとサポーターの皆さんに心から感謝したいと思いますし、言葉にならない気持ちが素直な感想です。
曺監督 質疑応答
-(記者に配られる)ハーフタイムコメントシートが白紙だったが、ハーフタイムにどのような指示をしたのか?
指示は何もしてないです。逆にやるかやめるか、聞きました。
「もう俺たち納得できないし、ピッチに立つことはできない」と言われたらそれを止めることはおそらく僕にはできなかったと思います。
でも彼ら(選手たち)がやると言ったので、送り出しました。
だから白紙だったと思います。
-まさにリバウンドメンタリティを発揮した試合だったが、選手たちにどういう言葉をかけているのか?
これから世の中がAIが進んで、サッカー界にもテクノロジーがたくさん入ってくる時代になりますし、ここから10年、20年、30年になると指導者がもしくはコーチが必要になるのかならないのかという時代がくるかもしれない。そういう中でも人間がいることの喜びとか、人間がいることで上にいく、という風にしなければいけないと思っています。
そういう意味では非認知能力を高めるというか、うまくなりたいとか、勝ちたいとか、諦めないとか、そういったものを練習で、ピッチの中で外で、選手と一緒に向き合ってやってきてるつもりです。
今日僕がハーフタイムに何を言ったとか、そんな金言はなくて、普段のピッチが今日後半に出たと思います。それはおごりでも自慢でもなくて、そういうものだと思っています。
勝ち、負け、引き分けしかないこの世界で、ひとつひとつ向き合ってやることで、今日のようなプレゼントがあるのかなと思います。
たまたまだと思いますけど、たまたまだで済ませないくらい彼らの想いは強かったと思います。
-まずは審判の不手際が責められるべきだが、あえて伺うが、逆の立場だった場合、GKにゴールインしていたと認めることを求めるのは酷だと思うか?
スポーツって基本的にフェアプレーの上で成り立っていると思いますが、そんなきれいごとだけじゃなくてというところもフェアプレーの範疇で必要だということも分かっているつもりです。
ただ僕は浦和レッズさんの監督ではないので、彼らがどう反応したかに言及すべきじゃないと思います。ただ、湘南の選手にもしそういうことが起きた場合、選手がゴールインでしたっていう顔をしていたら、もしかしたら次のプレーでキックオフゴールを与えるくらいのことを指示したかもしれないです。ただ自信はないです。
この前、フランスのリーグでリーズが昇格を争う試合でビエルサが出すふりをして得点して抗議されたあとに1点プレゼントするというシーンがありましたけど、そのことをちょっと思い出しました。
それに、合ってる間違ってるはないと思います。ただそういう場面になったらもしかしたら僕はそう言ったかもしれないです。
浦和さんの選手が早く始めようという気持ちも分かりますし、レフェリーが判定するものなので、レフェリーがノーゴールと言えば彼らはそのまま進むべきですし、それはよかったとも悪かったとも思っていないです。自分に当てはめて言うと、そうしたかもしれないという話です。
オズワルド オリヴェイラ監督 総括
皆さんこんばんは。
非常に難しい試合でした。前半と後半の特徴が全く違う試合にもなりました。前半はアンドリューがいて相手選手にプレスもかけるといういい形もできていましたが、彼が交代することによってそのプレスがかからなくなってしまった。
後半もチャンスを作ったが、チャンスを生かしながら戦い続けた湘南が勝利を収めた試合にもなりました。
選手コメント
MF 2菊地 俊介
(得点については?)1点目は相手のDFラインの間でボールを受けてリズムを作るように言われていたので、いい縦パスが入ってゴールが見えたので、後半立ち上がりでしたし思い切って打ったらいいところにいきました。早い時間帯にとれたのでチームにもいい勢いをもたらすことができた。
2点目は野田選手がうまく抜け出して、前に入るというよりはわざと止まってボールを受けることは練習でやってたので、マイナスにいいボールがきたので枠に落ち着いて入れられたと思います。
アウェイの難しいゲームで勝点3でがとれたことはよかったと思います。
(前半ジャッジのこともあったと思うが?)ハーフタイムで曺さんから自分たちを信じて逆転しようという話もありましたし、後半は攻撃のところでいい場面は多かったんじゃないかなと思います。
みんな納得はしていないですが、今日の勝利は最後まであきらめずに戦った結果ですし本当にチーム全員でやり遂げたことだと思います。
DF 13山根 視来
(後半どんな思いでプレーしたのか?)あれが入っていたら、みたいなことは試合中は考えていなくて、俊くん(菊地選手)が2点取ってくれてたしあと1点とればいけると思っていましたし、オープンなゲームになったら僕たちに分があると思っていました。
(明らかなミスジャッジに怒りもあったと思うがどうやって切り替えたのか?)みんなはどうか分からないですが、今日自分の中ではこの1週間、自分に矢印を向けてやるということを意識してやってきたので、ああいうアクシデントで得点にはならなかったですが、これもひとつの試練だと捉えて、切り替えてプレーできたと思います。
(監督がハーフタイムに“続けるのか続けないのか”という問いかけをしたと言っていたが選手はすぐにやるという気持ちになったのか?)はい、それが湘南だし、うちには陽太さん(秋元選手)やウメさん(梅崎選手)といった引っ張ってくれる選手がいてそういう声を発してくれた。みんなも逆転してから言おうとか、負けて言ってもしょうがないし逆転してからだという声が自然に出ていました。本当によりチームがひとつになってパワーを出せたと思います。
DF 5杉岡 大暉
湘南のすごさ、底力を見せられたと思います。本当に素晴らしいチームだと感じました。
(自身のゴールが誤審によってノーゴールとなり悔しいと思うが?)レフェリーも人なのでミスはあると思いますが、選手たちは人生を懸けてプレーしています。難しいところもあると思いますが、しっかり見てもらいたいです。
FW 15野田 隆之介
ずっとケガをしてたので、ゴールに繋がる仕事ができてよかったです。本当は得点をとりたかったですけど。
視来(山根選手)がいい位置でボールを持ったので、相手がどう動くかをイメージしてトラップしたらうまくいったので、あとはもう相手を見て、練習通りでした。曺さんがマイナスのボールという話はずっとしていたので、俊がうまく決めてくれました。
(入るときに意識したことは?)いつもどおりやることを意識しました。試合が少し荒れていたので、いつも通りということをより心掛けました。緊張もなかったしうまく入れたと思います。
最後のゴールが決まった瞬間はもう倒れこんで、そのあとホイッスルが鳴ったので倒れながら「よし勝った」と思った。すごい試合だった。みんなのお陰。みんなで戦えた結果です。
MF 17秋野 央樹
リーグ戦では初めてのスタメンで、普段通りやろうと思っていたんですけど、やはり少し硬くなってしまったところはあった。普通にやろうと思っていましたが実際に入ると、埼スタだしレッズが相手で少し空気にのまれてしまったところがあった。個人的には反省するところばかりですが、試合内容的にはみんなが最後まであきらめずに、前向いて顔上げて走って、最後ああいう気持ちのこもったゴールが決まって感動的な試合になった。本当にみんなに感謝したいと思います。
(判定の後よく切り替えたと思うが?)ああいうことは僕も人生で初めてでしたが、なってしまったものは仕方ないと思うしかないし、覆ることはないと思ったので、ハーフタイムでみんなで、勝ってから言うべきこと言おうという話もしていたし、勝たないと何も言えなかったと思う。そういう意味では日本のサッカー界に発信できる試合だったんじゃないかなと思います。
(普段の頑張りが表れた試合だったのでは?)サッカーの神様がいるんじゃないかなと思うくらいでした。これからも日々の練習をしっかりやること、練習から手を抜かないでしっかりやることが大切だと感じました。