馬入日記

【馬入日記:8月31日】「自分がやるべきこと」

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冷静な口調とは裏腹に、前を見る視線には力強さが宿ります。「自分らしくいつも通り」J1リーグ戦2試合連続で先発のピッチに立つ石原広教選手は、熱い想いをたぎらせます。

「長崎はハードワークするチームだし、自分たちと似たような選手と対峙することになると思う。その中でも技術が備わった選手もいるので、自分はそこにしっかりと食らいついて、絶対に自分のところで自由にやらせないということを大事にしたいです」

天皇杯の川崎フロンターレ戦以降、サイドで存在感を示している石原選手。攻撃でも敵陣深くまで進入しては、鋭いクロスを供給する場面が印象に残ります。「感覚的には良いんだろうと思う」と話しながら、しかしそれが本来の自身の姿だと強調します。

「そういうことができるようになったというより、もともとやれたはずのことが試合で出せているという感じです。成長しているというよりはメンタル的に、やってやろうという気持ちが今はすごくある。今回も攻撃では、絡んでいったときにやり切るプレーは意識していきたいです」

手応えを感じる日々を過ごしながら、先日発表されたU-19日本代表メンバーには選出されませんでした。しかし「負けていない自信はあるし、追い越していけると思っている」と表情は晴れやか。「まずはいま自分がやるべきことをしっかりやりたい」と、地に足をつけて今日の試合にも臨みます。