馬入日記

【馬入日記:7月31日】「自分の力を出し切れば」

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チームへの合流から約3週間、小川慶治朗選手は「慣れてきましたね」と力強く語ります。夏の暑さに負けない熱量を発する馬入のピッチで、他の選手に負けず劣らずのエネルギーがほとばしる小川選手です。

それでもこの3週間、全てが順調ではなかったそう。「ちょっと悩んだ時期があった」初めての移籍はやはり容易ではなかったようです。

「やっぱりチームのスタイルが(神戸と)全然違いますから。湘南はまずは走るというチームだし、それを頭では理解していても体力的に少しまだついていけないところがありました。ただ少し天気が涼しくなったりだとか、自分のコンディションが上がってきたこともあってプレーで表現できるようにもなってきていると思います」

湘南の色に染まる過程では、これまで以上にサッカーに費やす時間が長くなっているといいます。「その日の疲れをすぐに癒して次の日の練習に臨むために、ケアの時間は伸びています。回復が1番大事」と、オールアウトの毎日を乗り切るべくピッチの外にも注力します。

時間を経るごとに感じる手応えを、今度は試合のピッチで表現したい。「頭も整理できているし、体も動いてきている」とその日を待ちます。

「前で出ればやっぱり得点は求められると思いますし、ただそれ以外にも貢献できるプレーというのはたくさんあると思う。ここまでの時間でスタジアムの雰囲気の良さや、試合の時のベンチに入れなかった選手も含めての雰囲気の良さを見てきた。自分の力を出し切れれば貢献できると思うし、そういう雰囲気の良さをピッチでも味わいたいと思っています」

その日を心待ちに、小川慶治朗選手は黙々と準備を進めます。