馬入日記

【馬入日記:10月21日】「特別な一勝」島村選手インタビュー

151021-1今週末24日(土)の鹿島戦に向けてトレーニングが再開しています。
激闘のFC東京戦を制し、自分たちの手で残留を決めた選手たち。その逞しい戦いぶりは多くの人の心に残るものでした。

そのFC東京戦で、アンドレバイア選手の負傷により前半10分に急きょピッチに立つことになった島村選手。

「立ち上がりだったので、多少難しい部分もありましたけど、逆にゲーム自体がまだ何も起きていなくてピンチもチャンスもなかったので最初から出るという気持ちで落ち着いて入りました」と島村選手。

試合は攻守にアグレッシブ、気迫あふれるプレーで見る人を釘づけにするような90分でした。

「前半かなりアグレッシブに攻めれていたと思いますし、ピンチもそんなになかった。後半は押し込まれてしまったけれど、みんなひとつひとつ身体を張ったり、追いかけまわしたりして、勝ちへの執念が見れたと思います。リーグ戦はしばらく勝てていなかったので、勝つっていいなと改めて思いました。オフ明けの練習でもみんな本当にいい顔していますし、勝利の力は凄まじいですね。特にJ1での1勝というのは本当に重いものだと感じます。今回は自力で残留を決められたということもあるし、特別な一勝になったと思います」

さすが、節目の試合には必ずピッチに立つ男。

「得点は取れなくて残念でしたね(笑)。今年は残留弾、狙ってたんですけど…。実際には自分で決めるにはなかなか難しかったんですけど、仲間が取ってくれたので、あとはもう必死に守ろう、と」

決して残留するのがギリギリだったわけではないのですが、選手たちは“勝って決めたい”という想いを強く抱いていました。

「あの試合で決めないと、負けても決まる可能性があった。だから今日しかないと思っていたし、勝って決められて本当によかった。清水戦のアイスタもそうだったんですけど、やっぱり降格した地でリベンジしたいという想いはずっと持っていました」

長くベルマーレでプレーしている選手だからこそ、クラブの紆余曲折を身をもって経験し、J1に残留することの難しさも味わってきました。

「上がったり落ちたりを繰り返してきた歴史があるので、残留というのは一番達成したかった目標でした。降格する年というのは精神的にも苦しいものだし、やはりJ1でやれるというのはすごく大きなことだと思います。3試合を残して決められたのは、確実にチームの成長を感じることができるし、この節目の試合を経て、これからもっといいチームになって、もっと上を目指していきたいと思いました」

大きな補強をしてメンバーがガラリと変わったり、戦い方を変えて残留を決めたというわけではなく、在籍する選手たちが成長し残留を決めたというところに、また価値があります。

「みんなどんどん成長していきますよね。僕としては、あの試合でコバショウ(古林選手)と大介(菊池選手)が決めたということに、ジーンときました。後からじわじわくる感じで…。もちろん僕も負けていられないし、もっともっと自分自身、成長しなければいけないと感じています」

さて、週末は鹿島を迎えてのホームゲーム。まだ10月ですが、ホーム最終戦となります。

「鹿島はすごく調子がいいし、すごくいいチームだと思います。でもホーム最終戦のセレモニーもあるし、サポーターが喜ぶ顔を見たいので、結果を出したいです」

鹿島戦まであと3日!熱戦必至の一戦をぜひスタジアムで。
試合情報は下記をチェック!
http://www.bellmare.co.jp/hg20151024

151021-2そしてこちらは…
昨日、J:COM湘南「みんなのベルマーレ」にスタジオ出演したキリノ選手と通訳のエジソンさん。

名良橋さんが(懐かしの!)キリノヘアをつけ、ダブルキリノでお届けしました。楽しい30分の放送でした!