馬入日記

【馬入日記:9月9日】アジア大会へ。遠藤選手インタビュー

140909-1先週末の松本戦では、試合後に「湘南から世界へ 遠藤航」という横断幕が掲げられていました。
U-21日本代表として、アジア大会に出場するため遠藤選手がアジア大会期間中、チームを離れることとなります。
8日にU-21日本代表は集合し、国内トレーニングののち12日より韓国に入ります。

なんとしても、勝って遠藤選手を送り出したかったという想いもあった松本戦。緊張感の高い一戦は、1-1のドローでした。

「相手のストロングをまず抑えるというところで、立ち上がりから相手のロングボールに対しての反応など、そういうところは悪くなかった。前節、山形戦での入り方で課題が見つかったので、そこの修正は問題なくできていたと思います。いい形でセットプレーから得点は取れたんですけど、相手もセットプレーが武器ということで、当然分析でも分かっていたし自分でもすごく注意していた部分でしたが、失点を許してしまった。あの失点は色々な要因があって、最後自分のところで相手に勢いを持たせてヘディングさせてしまったというのがひとつ問題だと思うし、その前に不用意なファールをしないようにということも話はしていたけれど与えてしまった。後半はそういうところも自分たちで修正できたと思います。チャンスはあったので最後決め切りたかったというのが一番悔しいところです」

先制ゴールはコーナーキックから、遠藤選手が高い打点のヘディングで決めました。実に、今季7得点目です。

「2年前も7点取ったんですけど、その時はPKも4点くらいあった。今年は流れからとセットプレーで取れているので、少しは成長できているのかなという気持ちになります。普段、内容的な部分で自信を深めることはできると思いますけど、数字的な部分で結果が出ると自分にとってもすごく大きな自信になると思います。ただ、もっと点が取れるという気持ちもあるし、ゴール、アシストに絡んでいくプレーを増やしていきたいと思います」

復帰した永木選手のアシストというのも嬉しいところ。ゴール後、二人が抱き合うのもいいシーンでした。

「亮太くんとごはんに行ったりして、早く一緒にサッカーしたいという話も聞いてたし、出られないキャプテンの分も、自分が代わりにキャプテンマークを巻かせてもらって、責任を持ってやってきたつもりです。でもこうして帰ってきてくれて絶対に大きな存在だし、復帰した試合でいいボールを入れてくれて、決められたことはよかったと思います」

また、守備に関しても集中力を持ってコンパクトに保ち続けました。

「長いボールが多いのは分かっていたし、それでズルズル下がってしまうと相手のリズムになってしまうので、そこはマルくん(丸山選手)を中心にラインコントロールはしっかりやっていました。そうやってコンパクトにしているからこそ、長いボールでも事故が起こらないで失点に繋がるようなこともなかったしピンチも防げた。そこは90分できたと思います」

アジア大会での結果次第ですが、長ければ1ヶ月ほどチームを離れることに。
2012年の昇格の時も、遠藤選手は代表でUAEの地にいました。

「チームのことは心配していないし、どっちかと言うと僕がしっかり代表で結果を残さなければという気持ちのほうが強いという感じです。チームのほうは誰が出ても同じサッカーができると思う。そうやってチームを作り上げてきたのが湘南だと思うので、本当にみんな、僕がいなくても勝ち続けてくれると思います。もしかしたらまた昇格が決まるかもしれないですけど、決める時に決めてもらいたい。監督も、最速で昇格や優勝を決めようということを話しているし、チーム全体としても目標にしているので。自分も昇格を決める場面にいたいとか、そういう気持ちはありますけど、まずは代表に集中するだけかと思います」

改めて、アジア大会ではどんな戦いを見せたいでしょうか。

「大会2連覇はプレッシャーもありますけど、個人としてはどこで出ても自分のよさを出していきたいですし、年齢も一番上なのでチームをしっかり引っ張っていきたい。試合に出る出ないにかかわらず、練習中もプレーで示していきたいしピッチ外でも貢献したいと思っています。このチームはアジア大会で終わりではないので、次のオリンピック予選で、自信をもって予選を戦えるようなチームになるために、いい内容と結果というところにこだわってやっていきたいと思います」

遠藤選手の活躍に、ぜひご期待を!!

※本日発売のサッカーダイジェストに遠藤選手のインタビューが掲載されています!