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「株式会社トライテラス」ユニフォーム胸スポンサー決定 記者会見

株式会社湘南ベルマーレ 代表取締役 眞壁潔 挨拶

皆さんこんにちは。
大変、今年のJ1リーグで話題になっておりました、「胸(スポンサー)無しで行くのか、湘南」という事でですね、私も相当、選手、監督に対して申し訳ないということで走り回ったわけですが、能力のないなりに、神様は見ていてくれ、救いの手を差し伸べていただきました。
資料にありますように株式会社トライテラス様。しょこたんのコマーシャルでご存知の方も多いと思いますが、シャンデリア型のLEDという画期的な商品で、灯りの世界に革命を起こそうという会社でございます。
我々と同じで、若い、そして新たな壁に挑んで行くと、そういった所は非常に似ているなと、勝手に思いながら営業をさせていただいて、勝手な思いをぶつけてご支援をいただくことが決まりました。
偶然ですが、コーポレートマークには黄緑色といいますか黄色にちょっと近いんですけれど、をお使いでいらっしゃいまして、昔から赤い糸で結ばれていたのかなと勝手に思っております。

株式会社トライテラス 代表取締役 坂本光秀氏 ご挨拶

皆さんはじめまして。トライテラスの坂本と申します。お集まりいただきありがとうございます。
この度、素敵なご縁があり、スポンサードさせていただくことになりました。
まず、簡単に当社のご紹介をさせていただきたいと思います。当社は今、眞壁社長からもお話がありましたとおり、LEDと当社独自の導光技術、「導光」というのは光を導くと書くんですけれども、この導光技術を組み合わせた照明製品を製造しております。
我々のテーマとしては「新しい灯りの形を創造する」と、こういう事をテーマに商売をさせていただいております。
新聞紙面にも出ていましたとおり、一番のきっかけは梶川選手のパフォーマンスに食らい付いたと(笑)いう所は間違いないんですけれども、その後、ご縁があって眞壁社長の情熱的なプレゼンテーションをいただきまして、スポンサードを決定したというのが、これまでの経緯です。

実際に我々が思っているところなんですけれども、今年のベルマーレのテーマは「蹴躍」そして「RISING」ということで、非常に若いチームが湘南スタイルという独自のスタイルを持ってプレーをしていくということろに、非常に惹かれまして、我々も非常に若い会社なんですけれども、この若い会社と湘南ベルマーレの若いパワーというのが、非常にマッチアップして良い結果を導き出せたらいいんじゃないかなという風に思っている次第です。

質疑応答
Q:胸スポンサーになるということで、得られる効果というのは色々あると思いますが、一番どういった点に期待していますか?

A(坂本社長):そうですね、まずは会社名の知名度アップということは通常考えているところなんですけれども、昨日からの色々な反響を見てますと、これまで広告宣伝は結構やってきたのですが、こんなに喜ばれる広告宣伝をさせていただいたのは初めての経験で、多分、目に見えないところの宣伝効果というものが非常に高いんじゃないかなという風には思っております。

Q:これまで何か他のスポーツを支援されたことはありますか?

A(坂本社長):以前にですね、野球の方で東京ドームさんで当社の広告宣伝をさせていただいたということはあります。

Q:営業するにあたって、金額を下げたり相手に対してメリットを提示したとかそのようなことはありますか?

A(眞壁):この世界の価格決めというのはですね、非常に横柄な言い方をしますと言い値なんですね。その中でいうと我々は常に持っていた、いわゆる我々の言い値というのがあります。これは、ここ10年来基本的に変えていません。
毎年、ここ特に3年、震災等もあって厳しいときには当然そのラインを下げていくわけですが、それはやはり予算と相談をしながらやらなければ、補填をしてくれる親企業のないクラブというのは、ユニフォーム周りのスポンサーの金額が、半分で良いよとか3分の1で良いよということになれば、その段階で相当な苦境に落される訳です。そのため、譲れない一線というのがありまして、シーズンが明けているのに横柄ながらお願いをいたしました。サポーターの皆さんからは、みっともないからいくらでもいいから付けたほうがいいというお叱りの声もありますが、いくらでもいいから付けるというやり方ですとまた債務超過になってしまうと。
そうすると今のライセンス制のことを考えると、そう簡単に踏み切れない。付けておけば何となく皆が安心するというのは一過性のものであって、やはり決算期をもって、ライセンス制が導入されている以上、クラブの経営を安定させなければいけないので、そこは譲れない線というのはどうしてもありました。
そこの部分では坂本社長に非常にご理解をいただいたということがございます。

Q:梶川選手のゴールはまだ2週間前のことですが、この2週間でここまで決まったといういきさつは?アプローチはどちらから?

A(眞壁):アプローチは当然、私からしています。実は企業名自体は、これだけ胸のスポンサーに何年も苦労しているとですね、色んなリストがあってですね、その中にあった1社であるということは間違いないです。
ただ、突然ピンポンと行く営業もしますが、なかなかこういったものは上手く行かない。大手広告代理店さんを通すよりも、直接営業が多いんですけれども、今回はご縁があって紹介してくれる方がいてですね、晴海の展示場まで行きまして、ブースに押しかけました。その場じゃ何だから…ということで、わざわざ上にあるロイヤルに呼んでいただいて、そこでコーヒー代まで出していただいて(笑)最初のお話をしました。その時は、ちょっと厳しいかなと感じだったんですけれども、多分その後報道の関係もあり、少し可能性を感じていただいて、翌週お電話をいただいて、もう一度この前の試合の前に会社にお伺いして、そこで決断していただいたといういきさつです。

Q:アプローチを受けられたときどう思われたかを。またこの話が来る前、湘南ベルマーレをどういう印象をお持ちだったのか?

A(坂本社長):知人を介して紹介していただいたんですけれども、非常に熱烈なプレゼンテーションをいただきまして、ちょうど我々も来期からの広告宣伝で色々考えてる中で、非常に合致する部分が多くて決めたというのが一つ。それから、ベルマーレというチームに関しては、私元々生まれが茅ヶ崎なんですけれども、そういうご縁もあって昔から知っているというところです。私自身もサッカーをやっていましたので。

Q:トライテラスのマークのデザインはどういう風に作られたのでしょう?

A(坂本社長):まずトライテラスという言葉の意味自体は、トライといのは、トライアングルなどのトライで、3を意味するんですけれども、テラスというのは日本語で、2倍じゃなくて3倍照らそうという思いをつけてトライテラスという名前をつけました。ロゴマークについては、うちの家紋が右三つ巴という家紋なんです。それをアレンジしてつけたロゴになっております。

A(眞壁):プレゼンをしたというのは、我々とすると産業能率大学さんも授業を一緒にやりましょうということから始まったというご縁があるなど、常にスポンサーさんに対して「看板代です」ということではなくて、「一緒にやりましょう」「一緒にやってください」というお願いをしています。
今回は我々として困っていることとして、資料にありますように、照明の表示板もございますが、たとえば、夜ナイターが終わって帰る時に、公園内が暗くて方向が分かりにくいといったこともあるわけですが、そういったところに、たとえばトライテラスさんの誘導板であるとか、帰りがけのバス停の暗くなった時間帯には光り輝く看板で、次の試合は対○○戦、何時キックオフ、みたいなものを競技場の導線沿い、中だけではなくて外側のラインでも常にアピールできます、と。我々もそういったことでお客さんにご迷惑をかけない、たとえばそんな事が出来ないですか?というようなお願いをしていて、これは相互、広告宣伝とは別の意味で、今後一緒にそういった新しい試みをして、スタジアムでのお客さんの安全性のめに協力をしていきたいと、そういったことも合意をしてやっていきましょうという元に成り立っていますので、付け加えさせてください。

取材・文 小西尚美
協力 森朝美、藤井聡行