馬入日記

【馬入日記:1月27日】沖縄キャンプ3日目!平松昇選手インタビュー

沖縄キャンプ3日目です!
今日は1日目、2日目に比べると気温が下がりましたが、それでも快適に過ごしています。
今日は2部練習が行われましたが、ハードにやり抜きました。

今季、立正大学から加入した平松昇選手に話を聞きました。
2020シーズンの大学4年時は特別指定選手として登録され、ホームでのヴィッセル神戸戦でJリーグデビューも果たしました。
改めてその時の試合を振り返ってもらいました。

「本当にいい経験をさせてもらったというのが率直な感想です。もともと湘南ベルマーレに帯同させてもらったきっかけは、ケガをしてリハビリの環境を整えてもらえるということでした。リハビリをしていた2カ月ほどで実践できるところまで復帰させてもらい、そこからJリーグにも関わらせてもらうことができたので、本当に何かこのチームに恩返しできればという気持ちで挑みました」

試合では攻守において存在感を発揮。終盤に身体を張って神戸の決定的なチャンスを阻止したシーンも印象深く残っています。

「守備面でサボることは許されないですし、自分ができることを精一杯やろうという気持ちでいました。攻撃もそんなに堅くなることなくやれました。ただ、もっと自分の特長を出したかった。もっと攻撃の起点になったり、結果を出せればということを感じたので課題に感じています」

平松選手が自身で思う特徴とは…

「攻撃の起点になったりチームにリズムをもたらすということが強み。もっと怖さを出すという意味で、ゴール前で迫力を出すことや自分で打開するところを出していきたいと思います。フレッシュなところを出せればと思っていますが、それに加えて、自分のひとつのプレーがチームを1回落ち着かせることに繋がったり、試合の流れを読んだプレーをもっと出せればチャンスが増えていくんじゃないかと思っています」と。

中盤の選手は昨シーズンから今シーズンにかけて多く入れ替わりました。競争の激しさは変わりません。

「練習の中でもそういった競争という部分ではすごく楽しんでやれています。1年目ですが、ピッチの中では関係ないと思っているので、どんどん言うべきことを言って、傾聴力を持ちながらいい一年にしたいと思います」

練習の中で、また普段の生活の中で周囲の選手とよく話をし、積極的にコミュニケーションを取っています。

「練習の合間だったりちょっとした時間でも、例えば今の局面は二歩内側だったねとか、もうちょっとこういう感覚でサポートいったほうがいいとか、そういう話はできているかなと思っています。特にナオさん(石原直樹選手)にはいろいろ教えてもらっていますし、メニューで一緒のチームになった選手とは練習と練習の合間で話すことが多いです。やはりミスがつきもののスポーツなので、そこを早めに修正できればと思って、ミスのすぐ後や、もしくはそのプレーが成功した場合でも違う感覚だったりすることもあるので、そういうギャップをすぐに埋められるようにその場で話すようにしています」

平松選手と言えば、左足の技術の高さが強みでもあります。
昨年の神戸戦では、セットプレーのキッカーを務めるシーンも。

「ユースの時は左足でプレーしていれば少し重宝されるようなところはあったんですけど、大学に行ってからはその左足をどう活かすのかということを考えました。例えば右足の選手からは出せない角度でラストパスを出すことや、違う角度から攻撃のリズムを作るということに重点を置いてプレーすることを意識していました。セットプレーでは、単にいいボールを出すというよりは自分が一緒にプレーしている選手の特徴を加味した上でボールを出せればと思っています。まだ波があるのでもっと正確性を求めていきたいと思います。流れだけじゃなくてセットプレーでひとつ取れるチームは強いと思うので、そこを担うプレーヤーになっていければと思っています」

インタビューをしていても、ルーキーとは思えないほど頭の中がしっかり整理されている印象の平松選手。

「うまくいかなかったりする時、大学の最初のほうは矢印が周りに向いてしまうこともありました。まず自分がどうなんだということを考えて、整えていったらもっと成長できるという指摘は受けて、少しずつですがひとつひとつの局面で自分に矢印を向けてやれるようになってきたのかなと思います」

クレバーさと共に熱いハートを持ち、2021シーズンに挑みます。

キャンプ3日目、今日から浮嶋監督がチームに合流しました!
これまでも締まったトレーニングができていましたが、ピッチに監督の声が響きさらにいい雰囲気に。

 

今日は2部練習でしたが、午前も午後もハードに動き、充実のトレーニングが続いています。