馬入日記

2019.07.01

【馬入日記:7月1日】悔しさを力に後半戦へ。鈴木冬一選手インタビュー

190701-1リーグ戦の前半戦最後となるセレッソ大阪戦がホームで行われました。
1ヵ月ぶりとなるBMWスタジアムでの試合は、「勝利への花道」やウォーミングアップの時からサポーターの皆さんの気迫を感じるものでした。

ピッチとスタンド共に、勝利への気持ち強く臨んだ一戦でした。しかし、前半を0-0で折り返すも後半に失点を許し0-2で敗戦を喫しました。

小学生の頃、U-12からU-18まで約8年間、セレッソ大阪のアカデミーで育った鈴木冬一選手。(高校3年生の1年間は長崎総合科学大学附属高でプレー)
この試合に懸ける想いは人一倍強いものがありました。

「小さい頃からセレッソでプロになりたいと思っていました。でも今はベルマーレに入らせてもらって、ベルマーレの選手としてやっているからこそ負けたくなかった。対戦できたことは嬉しかったけど、チームの連敗を断ち切れなかったことが本当に悔しい」

高卒の1年目、J1の舞台で昨日もスタメン出場しました。そのこと自体は素晴らしいことですが…
「でもプロの世界である以上、絶対に結果が求められるから、年齢とかまったく言い訳にはならないと思っています。チームを勝たせる選手じゃないと、今出ていても、今後で続けられるか分からないし、もっと自分に目を向けてやらなあかんなと思っています」と鈴木選手。

試合全体を振り返ると…
「前半は全然悪くなかったと思います。セレッソもシュートをあまり打てていなかった。こちらもあまり打ててはなかったけど、どちらかというと攻めていた印象はあります。後半、少し不運な形で…不運で終わらせたらダメかもしれないけど、ああいう形で失点したのは、何かまだチームとして足りなかったんだと思うし、サッカーの神様に試練を与えられているのかなと思います。あの失点からセレッソに勢いがついたのは事実ですけど、セレッソの一人ひとりの技術の高さや守備の堅さというのは、昨日で言ったら僕たちより勝っていたと思います。決め切るところ、チャンスをしっかりモノにするところは、セレッソが上だった。でも、かといってチャンスがなかったわけではないから、決め切ることが課題だし、本当に大事だと思います」と冷静に振り返りました。

自分自身については「正直、全然よくなかったと思う。ミスが目立ったし、何回かとられて戻って、またとって前に出て…ということを繰り返していた。繰り返して、ここぞという時にパワーを出し切れなかった。もっとパワーを出さなければいけなかったし、そういう選手にならないと相手にとって怖くないなと思いました」と。

曺監督は試合後の会見で「自分たちが今、歩んでいる道の中で、このクラブが持っている地底の底にあるエネルギーだったりマグマだったり、そういう見えない所の自分たちの本質というものが、今、試されている。選手を信じて、彼らを伸ばしていくということに一点の曇りもなく進んでいかなければいけないと思っています」と話しました。

もちろん結果を出さなければいけないということは、全員が強く感じていることですが、チームとして歩む道の途中、自分たちの強みを磨くと共に、新しい階段を上ろうとしています。

「ベルマーレのスタイルを貫くために、あの練習をしてると思う。ハイプレスで行って守備は堅く攻撃は速い、というのがベルマーレのスタイルやけど、その中でもプラス、繋ごうという意識もある。練習の中でそういう練習もしています。試合でも少しずつだけど出てると思う。練習でやってることは間違いないと思うけど、それが試合でしっかり出せているかと言えば、まだ技術的にも体的にもついてきてないかなと思います」

だからこそ、トレーニングを大切にしています。
下など向かずに、今日のトレーニングでも、全員で顔を上げてボールを蹴りました。

「いまの流れを、いかに断ち切って勝点3をとれるかということはチームにとって本当に大切だと思っています。5連敗していて勝利の喜びを味わえてないので、次の天皇杯で一度勝利の気持ちを取り戻すためにも、必ず勝って、また次のリーグ戦に臨みたいと思います」

明後日3日(水)は天皇杯2回戦がBMWスタジアムで開催されます。
対戦相手はヴィアティン三重です。

※天皇杯詳細はこちら
http://www.bellmare.co.jp/219974

そして、7月7日(日)からはリーグ戦後半戦がスタート。
アウェイで名古屋グランパスと対戦します。
ぜひ変わらぬ熱いご声援をお願いします!
IMG_2958さて、サポーターの皆さんにもお馴染みの、グラウンドキーパーの安嶋大輔さんが福島へ行かれることになりました。

BMWスタジアムの芝生も、毎回のように対戦相手の監督や選手が「素晴らしい」と褒めているほどですが、毎日使っている馬入の芝生も、季節にかかわらず常に最高の状態をキープしていただいています。
その馬入グラウンドを、ずっと担当してくださっていた安嶋さん、7月から福島市の十六沼公園サッカー場にできる新しいグラウンドの造成を担当されるそうです。(ユナイテッドが練習しているグラウンドがある公園です)

とにかく芝生とサッカーを愛する安嶋さん、超・プロフェッショナルな仕事は驚きの連続でした。

ご存知のとおり、馬入は管理の難しいグラウンドです。
台風で相模川が氾濫し、グラウンドが冠水したことは数知れず。サポーターの皆さんにもサポートしていただき、何度もヘドロ除去作業が行われましたが、陣頭指揮をとっていたのも、最後に元の状態に戻してくれたのも、安嶋さんをはじめとした湘南造園のグラウンドキーパーの皆さんです。

手塩にかけて育てた芝生が一瞬で冠水する辛さは図り知れませんが、「生き物が相手だから」と作業に集中し、冠水時でも安嶋さんの泣き言は聞いたことがありません。

馬入にいてくれるのが当たり前の存在だったので、本当に寂しくなりますが、馬入にもBMWスタジアムにも「たまに様子を見にくるよ!」ということです!(そしていつか戻ってきてくれるはず…!)
そしてもちろん、安嶋さんが厳しく(?)温かく育てた後輩グラウンドキーパーの皆さんが、変わらず馬入を管理してくださいます。

安嶋さん、本当にありがとうございました!!
選手スタッフ一同、心から感謝しています。