監督・選手コメント

J1リーグ第3節 鹿島vs湘南 試合後監督・選手コメント

監督コメント

曺監督 総括
曺監督

お疲れ様です。
今日の鹿島スタジアムでの一戦は開幕前から楽しみにしていて、昨年ACLも獲られた自力と経験のあるチームに、この早い時期にどれだけ自分たちが仕掛けてやっていけるかという、ひとつのポイントだと思っていました。
前半からセカンドボールの反応だったり飛び出していくところだったり、相手より前をとって優位に立とうという姿勢は出ていましたし、それだけにレッドカードが痛かったですが、本当はないほうがいいですが、サッカーというのは可能性としてはそうなることもあり、そうなった中で後半戦わなきゃいけないとなったところで、少し推進力が減った部分はありますが。
いま選手に言ってきたのは、このゲームを開幕と捉えたら非常にいい開幕だったと。リーグ戦では連敗しましたけど、この時期にこういったエネルギーを出していけたら必ず次に繋がると思いますし、今日も途中交代で出た選手が非常に流れを作ってくれたと思います。そういうところを含めて、まだまだ前進できると思いますし、伸びしろはたくさんあると思います。
昨年は、我々のホームで山根が決めて劇的な勝ち方しましたけど、こちらで最後劇的に入れられて負けて1勝1敗だったんですけど、今度ホームに帰った時には今日のパフォーマンス以上のパフォーマンスで鹿島さんに勝てるようにいい準備をしたいです。
もう8年目なので、そういう言い方が正しいか分からないですし、皆さんは何言ってるんだと思うかもしれないですけど、非常に清々しい気持ちです。
非常にファイティングスピリットをもって最後までやってくれたと思っていますし、このチームの監督であることを、改めて誇りに思っています。敗者の弁としてはふさわしくないかもしれないですけど、素直にそう思っています。

曺監督 質疑応答

- 10人になってからの戦い方はどういったことを注意して指示たのか?

ある程度、相手の真ん中の2枚に持たれるのは仕方ないと思っていましたので、より相手のサイドバックが出てきたところを引き出して、底のスペースを速くついてカウンターを狙おうと思っていました。鹿島さんも全部がやりやすかったわけではないと思うんですけど、そこで奪ったボールを相手に渡して攻撃が中断するような場面もあったのがちょっと痛かったかなと思います。
ただ、残り15分、20分の感じを見ていると、あの時間が0-0のまま推移していれば鹿島さんにもうちょっとプレッシャーになったと思いますし、実際我々のチームのほうが足が止まっていなかったと思ったので、もったいない試合だったかなと思います。でもそれも実力なので、今後に生かしたいと思います。

大岩 剛監督 総括

相手が10人になって、後半頭のシステムをよく見ようと。それで自分たちの立ち位置であったりだとか、攻撃のポイント、ポイントで、しっかりとアクションを起こそうという話をしました。選手が非常にいいアクションを起こしてくれて、難しい試合だったんですけれども、ホームのサポーターのみなさんに勝ち点3を届けることができて、非常に評価しています。すぐに次の試合がありますので、リカバリーをしようという話をしました。

大岩 剛監督 質疑応答

- 次のACLに向けて、今回の勝利がポジティブにつながるところは?

当然、我々は今日、リーグ戦で初めて勝点3を取ることができたので、その流れを持っていくということも当然、重要なんですけど、ACLのことを考えれば、アウェイのハードさ、タフさというものを昨年感じていますので、この勢いを持っていくというよりも、本当に新たな戦い、目の前の試合に向けて、しっかりと準備をするということのほうが先決だと思っていますので、今日の勝利というものは非常に評価していますけど、アウェイの山東は非常に難しいゲームになるということも、分析していますし、そこに向けて切り替えたいという気持ちの方が強いですね。

- 今日、一人多い時間帯が長かったが、残りの10〜15分は互角の戦いになっていたように感じた。少しミスであったり、選手同士の受け渡しの部分であったり、チームとして臨んでいること、目指しているところが表現できていなかったように感じたが、そのあたりはどう感じているか。

うまくいかないときは、当然あると思いますし、当然、相手があってのことなので、相手の非常に素晴らしい10人での守備というものがあって、自分たちが苦労したという点は、分析しなければいけないと思います。ただ、狙うべきところ、目指すべきところというのは、選手がしっかりと目指していたと思いますので、これを積み重ねていくだけ。続けていくだけだと。試合を通じて、選手のコミュニケーションを取っていくだけだと感じています。

- ケガ人が多い中で、安西くんは貴重だと思うが彼の評価を。

開幕当初から素晴らしいパフォーマンスを続けてくれていると思います。そのご褒美が、今日、得点という形で彼に生まれたとこをうれしく思っています。攻守において、彼の推進力、アグレシッブさというものはチームに勢いを与えてくれていると思います。ケガ人が多い中で、彼にはフル出場を続けてもらっていますけど、彼自身の向上心というものが、日頃から見えますので、そういったところは今後、日本代表にも繋がっていくと思います。個人的には望んでいませんけれども、もっとハードに、もっと過密スケジュールになっていくことも考慮しなければいかないなと。そういう意識でいます。今のところ彼は替えの利かない選手ですので、大事にしつつ、彼の成長を止めないように、チームの一員としてプレーすることを求めていきたいなと思います。

- スケジュールがハードになる中でも、あまりターンオーバーはされていないが?

特にターンオーバーを意識しているわけではありません。目の前の試合の重要度としては、どの試合も重要だと思っていますので、その都度、ベストなメンバーを選んでいく。当然、疲労もある中で、選手のコンディションもしっかりと把握しながら、次の山東戦もその意識でやっていきたいと思います。これは今シーズンに限らず、昨シーズンから我々は続けていることでもあるので、その時にベストだと思える選手をチョイスして送り出していきたいなと。自信を持って送り出しないなと思います。

選手コメント

FW 11山﨑 凌吾
山﨑 凌吾

相手より走るとかそういう部分はできていたと思うし、チャンスも作れていた。前半は本当に今までで一番いい戦いができたと思います。
退場になってしまったのはもったいなかったと思いますが、後半も誰一人諦めず戦って、次に繋がるものだったとポジティブにとらえたいと思います。
今まで一番いい入りができたことは自信をもって、すぐにルヴァン挟んでリーグもありますし、しっかり次の勝点3に繋げたいと思います。
後半10人でしたけど、ゴールに向かう姿勢は見せられたと思います。野田選手や武富選手とも、1回か2回チャンスはあるはずだから、そのために走って、走って帰って、1回2回のチャンスのためにしっかりやろうとピッチの中でも話していたし、そういった姿勢は次の試合に繋げたいと思います。

MF 16齊藤 未月
齊藤 未月

前半からいい形で攻撃ができたりとか、自分たちがしたい攻撃ができていたと思います。その中で守れたはずの失点でやられてしまったことは本当に悔しいですし、負けたことは率直に悔しいです。
後半、走る量でカバーできると思っていましたし、選手間でも10人でもやれるという話をしていました。少し足が止まったところで失点してしまったことは悔しいですが、そのあと少し盛り返して終盤では何回かチャンスを作ることもできましたので、そこはプラスに捉えています。
まずルヴァンがありますし、リーグ戦もすぐにありますので、今日出た課題ややれた部分をもっとレベルアップさせて、次は必ず勝利したいと思います。

MF 2菊地 俊介
菊地 俊介

前半立ち上がりから湘南らしい形を作れていましたし、球際のところで競り勝っていいところまでいったシーンが多かった。0-0で前半を終える感じは自分の中では悪くないと思っていました。
一人少なくなってああいう展開になるのは仕方ないと思うんですけど…悔しいですね。
スペースはあまり与えないで3-4-2でブロックを作りながらも、ボールを奪ったら前に出ていこうという話はしていました。ピンチも何回かありましたけど、0-1になってから相手の足が止まってきて、10人ながらもチャンスは作れていたと思うのでもったいなかったと思います。
(後半の途中からよくなった要因は?)やってる感じの感覚だと相手が少し止まったのと、0-1になって自分たちが前がかりになったことで相手が受け身になってセカンドボールを少しずつ拾えるようになったという感じだと思います。最後までチャンスはあるかなと思っていました。
(失点シーンは?)慌てないで対応すれば防げたシーンだったと思うので、チームの課題として取り組んでいきたいと思います。

DF 5杉岡 大暉
杉岡 大暉

前半からやりたいこと、自分たちが目指していた形が出たし、切り替えの部分で優位をとっていたので、退場はアクシデントでしたけど、それでもみんなでまとまって戦えたと思います。結果は残念でしたけど…でも、それでも結果を出したかったなと思っています。
(10人になってしまったが?)相手もカウンターが速かったので、そこをしっかり自分たちの役割として潰すということを意識してやっていたので、退場はその意識を強く持っていたからこそだと思うので、その意識は忘れず、次の試合も続けていくことは大事だと思っています。
やっていることは悪くなかったので、チームとしてまとまってやることはより強く思って戦いました。
後半、持たれる時間も多かったですが、それでもチャンスは作れていたし、自分のところにもボールはまわってきたので、惜しいじゃなくて今年はより結果を残さなければいけないので、惜しいで終わってはいけないと思っています。