馬入日記

【馬入日記:2月6日】トルコキャンプレポート!山根選手インタビュー

190206-1トルコキャンプ、今日も午前は練習、午後は練習試合が行われました。
練習試合では、スロバキアのチームと対戦。

今日は山根選手に話を聞きました。
「湘南はJリーグで縦に速いサッカーをやっていますけど、他にそういうサッカーを見るのは海外の映像でしかなくて、実際に対戦して体感したことはなかった。それでも僕たちは速いサッカーを目指してやってきていたけど、海外ではどういう速さなのか分からなかった。でも今回、これがヨーロッパのスピードかと感じることができた」

トルコまでキャンプに来る意味のひとつが、ここにあります。
日本にいては対戦することのできない相手と、ピッチで実際に戦う。それがいかに大きな経験であるか、選手自身が肌で感じています。

「ここ2年試合に出させてもらって経験を積んだつもりでいたけど、今日またそういうものがゼロになった。自分自身は何もできなかった。もっと上を目指さないといけないと強く思ったし、代表で試合に出るのが海外組ばかりというのはやっぱりそういうことなのか、と感じたりもしました。対戦相手のようなスピードとクオリティを求めなければいけない」

そして、「でも、そう言いながら失点シーンを振り返ると防ぎようがあったと思う。これはもう無理だというものではなくて、改善すれば防げた失点だったと思うので、そこは突き詰めなければいけない」と振り返ります。

多くの気づきを得ている日々。「本当に濃いキャンプを送っていると思います」と山根選手。練習も練習試合もミーティングも、全ての時間が重要な一瞬一瞬です。

「今年の湘南は、正直もう去年とは別のチームになっていると思います。上積みをしているけど、全然違う。今までやってきたことは全てベースで、その上ができなければ試合には出られないと思う。クオリティは本当に高くなっていると思います。ミーティングでも曺さんが使う言葉が違うというか、本気で上を目指す集団になるという想いを感じる。だからもう別チームだと思っています」

練習での厳しさとは、単に運動量の話ではありません。
「みんな言ってると思いますけど、頭を使うことがすごく増えている。例えば、出して終わりじゃなくて出した後どうなるのかということも見ていかなければいけないし、もらう前の選手の動きも大切。まだ自分の中でモノにできていないところがあるけど、繰り返しのトレーニングで最初よりできるようになったり、練習試合でそういう形が自分で自然にパッとできたりすることがあるので、少しずつ手応えを感じています」

競争も激しさを増しています。
「本当に激しいです。でもその中で試合に出たい。出ていない試合を外から観ていると、各ポジションにクオリティの高い選手がいっぱいいるなと思う。だから危機感しかないです。もっと走らなきゃいけない、もっと競り合いに勝たなければいけない、もっと攻撃の起点にならなければいけない。そういう想いは常にあります」

新たな気持ちで挑む2019シーズンです。
「去年、中断期間の時に難しいことに取り組んで、ひとつできることが増えて落ち着いてプレーできるようになったというシーズンだった。またそうやって、ひとつできるようになったら、次はこれができるように…という感じにしていきたい。でもその前にチーム自体の進化があるから……本当に立ち止まっていられないと思います。試合に出たら自分のところで攻撃の起点になったり、自信をもってボールを持って上がることもやっていきたい。攻撃の起点になるシーンは増やしたいと思っています」

あと2週間強で迎える開幕。それぞれの成長、想いの強さがチームの加速度を上げていきます。

ところで!
先日発売開始となった、2018イヤーDVD「NONSTOP FOOTBALLの真実 第5章」が大変大きな反響をいただいています。
公式オンラインショップでは、発売後すぐに在庫がなくなりましたが、追加されましたのでぜひお早めにチェックを。

山根選手も「本当に多くの人に見てほしい。ベルマーレのサポーターじゃなくても、サッカーが好きな人じゃなくても、見てもらいたいと思う。僕はウメさん(梅崎選手)がロッカーの中の円陣で言う言葉がすごく好きです」と話していました。

詳細はこちら!
http://www.bellmare.co.jp/205107

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トルコへ来て4試合目となるトレーニングマッチはスロバキアのチームとの対戦でした。
山根選手が語っていたとおり、精度が高く、速く、上手く、非常に強い相手。(2-4●)
選手一人ひとりが多くを感じた一戦でした。