ボイス

【ボイス:2018年11月15日】イ・ジョンヒョプ選手

開幕戦のスタジアムに感動
長く日本でプレーしたい
「ホームでの開幕戦、満員のスタジアムの歓声、あの光景が忘れられません」

 強い気持ちを持って海外への移籍を実現した選手だけに、どんなキャリアを思い描いているのか、気になるところ。ところがジョンヒョプ選手が考えているキャリアプランは意外なものだった。

「日本で長くプレーしたい。日本で引退できればいいかなと思っています」

 これほど日本が気に入った理由が冒頭のそれだ。2月24日、ホームにV・ファーレン長崎を迎えた開幕戦と、選手バスをサポーターが迎える勝利への花道の光景だ。

「日本は、サポーターの人たちがすごく多い。韓国も少なくはないですが、試合は日本の方が断然多いです。それと、バスでスタジアムに着いたときにサポーターの方が待っていてくれるんですけど、あれを見て『うわ! すごいな!』と思いました。あの衝撃は今でも忘れられない。ムービーに撮ってあって、今でもたまに見ます。初めての日本での試合だったので、すごく印象に残りました」

 チームへ、そしてその試合のピッチに立つ選手個々への期待がダイレクトに伝わる勝利への花道と、1万2000人を超えた開幕戦のスタジアムの雰囲気がイ選手のキャリアプランに大きく影響を与えたというわけだ。

「日本はやっぱり海外なので、自分が頑張って結果を残さないと選手としては必要とされないという厳しい面はあります。だから頑張って結果を残したい。できるのであれば、日本で長くプレーして、日本で引退できればいいかなと思っています」

 ファンやサポーターたちがジョンヒョプ選手を驚かせたのは、こうしたシーンだけではない。ケガをしたそのときのこともまた心に残っているという。

「ケガをしたその瞬間も、サポーターの方達がすごく声をかけてくれて、それがすごくありがたかったし、韓国で手術をしたり、リハビリしたりしている間もメッセージを送ってくださって、そういったことにもすごく感謝をしています。今はやっと復帰して試合もできるので、こうした感謝の気持ちをゴールという形で返せたらと思っています」

 ジョンヒョプ選手のゴールは、ファンへの感謝の形。次の試合、どんな風にジョンヒョプ選手が得点を演出するのか、ぜひスタジアムで確認したい。

取材・文 小西尚美
協力 森朝美