MATCH試合結果

2011 Jリーグ ディビジョン2

第8節 VS コンサドーレ札幌

4月23日(土曜日) 16:00 @札幌ドーム

HOME  コンサドーレ札幌 湘南ベルマーレ  AWAY
コンサドーレ札幌 0 0 前半 0 1 湘南ベルマーレ
0 後半 1
0 >0 勝点 3 > 6
得点者 坂本 紘司 68分
選手 シュート シュート 選手
GK 16 李 昊乗 0 STARTING
LINEUP
0 西部 洋平 21 GK
DF 7 高木 純平 0 1 鎌田 翔雅 2 DF
DF 23 山下 達也 0 0 大井 健太郎 3 DF
DF 4 河合 竜二 0 0 遠藤 航 26 DF
DF 6 岩沼 俊介 0 0 石神 直哉 7 DF
MF 10 宮澤 裕樹 2 0 アジエル 10 MF
MF 18 芳賀 博信 0 2 ハン グギョン 15 MF
MF 15 古田 寛幸 2 3 永木 亮太 6 MF
MF 11 アンドレジーニョ 3 7 菊池 大介 14 MF
MF 32 近藤 祐介 0 1 坂本 紘司 8 MF
FW 22 三上 陽輔 1 2 佐々木 竜太 17 FW
GK 28 曵地 裕哉 SUB 阿部 伸行 27 GK
DF 3 チアゴ 山口 貴弘 4 DF
MF 5 ブルーノ 0 岩上 祐三 34 DF
MF 8 砂川 誠 0 平木 良樹 13 MF
FW 9 中山 雅史 0 巻 佑樹 11 FW
FW 24 横野 純貴 0 0 髙山 薫 23 FW
FW 26 上原 慎也 ルーカス 30 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
28分 4 河合 竜二 ラフプレー 8 シュート 16 40分 7 石神 直哉 ラフプレー
81分 2 鎌田 翔雅 遅延行為
90分+5 11 巻 佑樹 ラフプレー
14 ゴールキック 9
2 コーナーキック 3
11 直接フリーキック 15
3 間接フリーキック 3
3 オフサイド 3
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
68分
8 坂本 紘司
右 17 → 中央 6 → 17 ↑ 8 ヘディングS
選手交代
70分
32 近藤 祐介 → 8 砂川 誠
82分
10 宮澤 裕樹 → 5 ブルーノ
86分
11 アンドレジーニョ → 24 横野 純貴
84分
10 アジエル → 23 髙山 薫
89分
17 佐々木 竜太 → 11 巻 佑樹
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
11,734人 屋内、無風 21.3℃ 43% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
石井 茂己 山本 雄大 岡野 尚士 村上 孝治 眞鍋 久大 川野 恭司

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

どっちに転んでもおかしくはないゲームだったと思っています。中断期間がありましたが、その間練習でやってきたことは攻守に渡って今日の試合凝縮して出たので、勝利はもちろんですが、狙いがあったゲームができて個人的には嬉しく思います。札幌ドームはホームの歓声が響いて非常に難しい雰囲気になるという話をしていましたが、そんなにのまれずに最初から冷静に試合ができたと思います。

質疑応答

–「どっちに転んでもおかしくないゲーム」ということだが勝点3をとれたというのは相手より上回ったのは何か?

ひとつは中盤で自分たちのテンポを作れて非常にうまくいったかなというところ。前半は特に長いボールの処理に関してはハーフタイムに指示をして修正できたので、守備もうまく順応できた。後半はそういうシーンがなかったと思います。
あとは札幌さんの場合は、公式戦がこうして空いてしまうと、もちろん大学生や高校生レベルとは試合ができますけど、1ヶ月くらい同じレベルの相手と試合ができなかったと思うので、そうしたゲームフィーリングやコンタクトフィーリング、またゲーム体力といったものが-後半は我々のほうが足が止まっていなかったと思いますが-そういうところがちょっとずつ自分たちのほうに有利に動いたかなと思います。ただ、札幌さんも試合を毎週やっていけば非常に怖い存在になると感じました。今日はそういう意味では我々にとってプラスの部分があったと思います。

佐々木竜太選手コメント

(アシストのシーンは?)亮太(永木)といい感じでワンツーができて崩せた。
角度がなくてシュートが打てないと思ったのでクロスを入れました。感覚でファーだなと思ったら紘司さんが飛び込んでくれた。勝てたことはよかったけど、やっぱり点をとりたかった。いいタイミングでボールを引き出すことができなかった。ただ、今日のフォーメーションはやりやすい。人がどうこうということではなくて、このフォーメーションだと守備がうまくいくし中盤でボールがまわせると思う。中盤でボールがまわせ たら前にもボールが入ってくる。ボランチもすごくよかったと思います。(次節に向けて)本当に点をとって勝ちたい。そこに尽きます。

永木亮太選手コメント

いい形でボール奪えてすこからゴールまでいけたことはよかった。最初に竜太くん(佐々木選手)に出したボールはよくなかったんですけど、ワンツー で崩せたのでいい感じで形になった。相手がけっこう前からくるって言われていたけど、そこまでこなくてフリーで受けられる場面もあったのでゲームの流れは作れたと思います。
あまりミスなくグギョン(ハン)ともいい感じでやれたと思う。グギョンはボールを持てるし失わないしやりやすいですね。
連勝できたというより、なんとなく開幕戦で勝てたという感じ。横浜も強いと思うので、3連勝して勢いをつけたいです。
今の意識を継続させて、自分の課題も分かっているのでこの1週間しっかり準備していきたいと思います。

石神直哉選手コメント

個人的にはミスが多かったと思うので、なかなかリズムに乗りきれなかったところがありました。
手応えとしては、前回は5-0というある意味プレッシャーのない中での試合展開でしたが、今日は1-0という点差と最後は相手がパワープレーに なったというプレッシャーのかかった状態でも勝ち切れたというところ。
課題としては、崩せてシュートまでいってるけれど点がなかなか入らないという部分。1点をとってからも2点、3点ととれなければ。リーグ戦を戦う 上で得失点差というのも大事になってくるので追加点をしっかり奪えるようにならなければと思います。次まで1週間あるので課題をみつけて、取り組んでいきたいと思います。

西部洋平選手コメント

中断した期間で細かいことを詰めてトレーニングを積めたことが今日の無失点に繋がったと思います。相手がパワープレーになってから、多少こぼれ球 を拾われたところもありましたけど、90分を通じてそんなに危険な場面は作らせなかったと思います。無失点の試合をしっかり重ねていきたいと思い ます。

坂本紘司選手コメント

(ゴールシーンは?)少しずつ形がつくれつつあったので、得点という結果にしたいと思っていました。
今日は大きな震災の後だったので、まずは結果がどうあれ熱い試合をしたいと思っていました。
自分たちのサポーターを元気づけてそれがサッカー界の大きな力になっていけばと思います。

鎌田翔雅選手コメント

自分個人としてはまだまだという感じですが、まずは本当に勝ててよかったです。
自分の課題というのは、攻撃の時に全体のリズムから遅れてしまようなところがあったと思う。そういうところをしっかり合わせていきたい。また1対 1の強さというのをもっと試合で出していきたいと思っています。
あとは、決定的なシュートの場面がありましたが、ああいう時にきちんと結果を出せるようにならなければ。今日はあの場所にいれたことをポジティブ に考えて、次はしっかりと決めなければと思います。

札幌 石崎監督 試合後コメント

総評

開幕戦で敗れてから1カ月時間があって、そこで組み立てのところや崩しのところを重点的にを強化していって、やってきたことを今日のゲームで出していこうと話していました。そうしたなかで選手はよく頑張ってやってくれたと思います。ただ、最後の崩しのところはどうしてもやっぱり、中断期間の練習試合の相手は大学生だったので、Jクラブ相手にはもっとしっかり崩していかなければ得点は取れないんじゃないかなと思います。その辺のところをもっと精度を上げていきたいと思います。

残念ながら1-0で負けてしまったのですが、またすぐFC東京との試合がありますので、1週間いいトレーニングをして挑みたいと思います。

質疑応答

–試合の入り方についてはどのような指示をしたのか。

相手のアジエルのところをどれだけケアできるかということ。彼のところにボールが入ると、周りの選手が勢いよく出てきますから、やはりまずはそこをしっかり抑えよう、と。前半はうまくそこを抑えることができていたと思います。反対にその逆サイドは相手の坂本選手が流れてきて、前半はちょっと戸惑っていたのですが、後半そこを抑えると今度はアジエルのサイドから崩されてしまった。疲れとかいろんな要素があると思うのですが、90分間 しっかりやっていかなければいけないと思います。

–クロスが入っていたが得点を奪えなかった理由については?

クロスに対しての入り方に工夫が必要だと思います。大きい選手がいるわけではないので、そういうところを考えていかなければいけません。ただ、砂川から古田にうまくボールが入った場面などがありましたから、ああいうプレーを増やせれば、大きい選手がいなくても得点につなげられると思います。

–失点シーンはどうだったか?

ちょっと長いこと後ろのほうでボールを回しすぎているのかなというのはあったのですが、判断のところをもっと早くしていかなければいけないと思います。
特に中盤でのイージーなミスはなくさなければいけないのですが、この場面ではそこでボールを奪われてしまいました。ただ、ボールを奪われてから一度は相手の攻撃を遅らせることができていたわけですから、そこでしっかりと対応しなければいけなかったと思います。

–1トップの三上選手と、トップ下のアンドレジーニョ選手との連係についてはどうか。

三上は練習ではイージーなミスが多かったのですが、今日の試合ではしっかりキープしてくれていたと思います。ただ、キープした後のサポートあるいはパス出しのところにミスがあるのと、やはりストライカーなわけですから、シュートへの意識やゴール前での動きのところを工夫してほしい。アンドレジーニョはケガをしていたこともあって、なかなか全体での練習ができていませんでしたが、彼にも改善してもらわなければいけない部分があると思います。

–震災後最初の試合ということで想いのある試合だったと思うが。

本当に勝ちたいという気持ちを選手が前面に出していたと思うし、90分間通してバテながらもかなり走っていたと思います。それはやはり試合かける想いがあったからだと思います。トレーニングでやったことを試合で出そうという気持ちもかなり感じられました。

–結果として敗れたものの、湘南と互角に戦えたことは手応えになっているか。

やろうとしている形はできていたし、戦う姿勢も出ていました。横パスが多かったようなところもありましたが、今日のプレーをベースに改善していければ、もっともっといいサッカーができると思います。ただ、結果は負けですから、このままではいけない。2試合で無得点ですから、さらにレベルを上げていかなければいけないと思います。うちには湘南のアジエルのようなスーパーな選手はいませんので、チームとして克服していかなければいけないと思います。そして次はFC東京が相手。こういう相手にどれだけ勇気を持って戦っていけるかというところが、来週のトレーニングにかかってくると思います。