試合記録

2011 Jリーグ ディビジョン2

第1節 VS ファジアーノ岡山

3月6日(日曜日) 13:00 @平塚競技場

HOME  湘南ベルマーレ ファジアーノ岡山  AWAY
湘南ベルマーレ 5 3 前半 0 0 ファジアーノ岡山
2 後半 0
0 > 3 勝点 0 > 0
大井健太郎 7分
佐々木竜太 14分
臼井幸平 34分
佐々木竜太 57分
アジエル 59分
得点者
選手 シュート シュート 選手
GK 21 西部 洋平 0 STARTING
LINEUP
0 李 彰剛 1 GK
DF 5 臼井 幸平 1 0 澤口 雅彦 2 DF
DF 3 大井 健太郎 1 1 ストヤノフ 5 DF
DF 26 遠藤 航 2 3 後藤 圭太 3 DF
DF 7 石神 直哉 0 0 大道 広幸 17 MF
MF 6 永木 亮太 0 1 千明 聖典 8 MF
MF 10 アジエル 1 0 久木田 紳吾 35 MF
MF 14 菊池 大介 0 1 岸田 裕樹 9 MF
MF 8 坂本 紘司 1 0 臼井 仁志 22 MF
FW 17 佐々木 竜太 2 1 田所 諒 25 MF
FW 11 巻 佑樹 1 1 中野 裕太 19 FW
GK 1 野澤 洋輔 - SUB - 真子 秀徳 21 GK
DF 2 鎌田 翔雅 - 0 近藤 徹志 4 DF
DF 18 ソン ハンキ 0 - 小林 優希 14 MF
MF 13 平木 良樹 1 - 竹田 忠嗣 18 MF
MF 19 岩尾 憲 - 0 石原 崇兆 45 MF
FW 23 髙山 薫 0 0 三木 良太 15 FW
FW 30 ルーカス - - 白谷 健人 20 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
5分 6 永木 亮太 ラフプレー
74分 17 佐々木 竜太 反スポーツ的行為
10 シュート 8 58分 2 澤口 雅彦 反スポーツ的行為
12 ゴールキック 8
1 コーナーキック 7
7 直接フリーキック 6
3 間接フリーキック 2
3 オフサイド 2
1 PK 0
得点経過
7分
3 大井 健太郎
中央 10 ~ → 右 6 ↑ 中央 3 ヘディングS
14分
17 佐々木 竜太
中央 21 ↑ 11 ↑ 17 右足S
34分
5 臼井 幸平
右 5 ~ → 中央 14 → 5 右足S
57分
17 佐々木 竜太
中央 11 ↑ 相手DF クリア こぼれ球 14 → 17 左足S
59分
10 アジエル
PK 10 左足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
選手交代
71分
8 坂本 紘司 → 13 平木 良樹
76分
10 アジエル → 23 髙山 薫
84分
6 永木 亮太 → 18 ソン ハンキ
HT
5 ストヤノフ → 4 近藤 徹志
56分
19 中野 裕太 → 15 三木 良太
82分
17 大道 広幸 → 45 石原 崇兆
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
10,255人 晴、弱風 18.0℃ 13% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
川上 覚 村上 伸次 西尾 英朗 大川 直也 細尾 基 岩崎 洋

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

勝てたことは非常に良かったと思います。チームを立ち上げて、今日見ていただいてもわかるようにほとんどメンバーが代わっていて、テンポが合わないとかリズムが合わないということはたくさんありましたが、ディフェンスにおいてはリズム的にはそんなに悪くなかったと思います。とくに相手が3バックでワイドから早めにクロスを上げてくるという予想も分析もしていましたが、そのボールに対しても相手に最初に触られることなく対処できた。これは相手が云々ではなくて、我々が今シーズンしっかり0で終わる試合を増やそうと、最終的にはシーズンを通して最少失点で終われるようなシーズンにしようと話をしていたので、その成果がちょっとだけ出たかなという感じはしています。
後半が始まってみたらストヤノフがいなかったので、ちょっと拍子抜けしてしまってこちらのディフェンスのプランが崩れてしまったところもありますが、全体的には開幕戦でつまずかずにいけてよかった。我々はプレシーズンで得点もまったく取っていなかったし、勝った試合もほとんどなかったので、皆さん心配なされていたが、そういうときに限ってこうやって点を取る。次は千葉と試合(3/13@フクアリ)なので、こんなふうにいかないのは十分わかったうえで、1週間やっていきたいと思っています。

質疑応答

5-0で勝利したが今日の収穫は?

何をもって収穫かということですが、ひとつは単純に勝てたことがよかったと思います。選手同士の自信など、本番のギリギリの戦いをやってみて互いの連係が取れてくる部分があり、意志疎通もできるので。今年のチームはハーフタイムにしてもお互いに言い合って、私がしゃべっているのを誰も聞いてないような感じで、非常
にチーム内でポジティブな論争をしていますね。そういう成果が、今日のゲームでも自分たちでシチュエーションごとに分析しながら、もちろん私が舵を取ってはいますが、微調整はやってみないとわからない部分もあるので。そうした意味での収穫は、昨年または一昨年に比べると非常にいいと思います。点を取ったのはどちらか
というと相手のミスからボールを奪うかたちが多かったが、それは相手にプレッシャーを与えているという裏返しにもなる。もうすこし連動してやれればいいが、それは次に取っておいて、右肩上がりのチームを目指す。この点差は関係なく、やっていくしかないと思っています。

J1からの降格クラブの開幕戦となったが何を見せたかったか?

昨年ああいう形で終わってしまった。ひとつは我々の勝利を期待しているたくさんのサポーターがいるので、それを力に変えて、久々の勝利という言い方になるかもしれないですが…大型ビジョンにも初めてですね、我々の得点シーンが映ったのは。それで、まずずっと頑張って応援してくれたサポーターの溜まったストレスを発
散することが少しできたかなと思っています。我々にしても、勝って強くなるのが一番ですから、勝ってしっかり足元を見つめてもう一度課題に取り組んでやっていくという意味では大きな勝利だと、我々も手応えをちょっとだけでも掴んだとは感じています。

立ち上がりの2得点が大きかったと思うがどういったところがよかったのか。

今日見ていただければわかるとおり、ストヤノフからのボールで2つぐらい岡山はチャンスを作った。あれを10回つくらせたらうちは勝つことはできない。相手のビルドアップのところを最優先にタイトに行かせて、サイドに出たところでプレッシャーをかけると。その成果が最初の2点に繋がったのかなという印象を持っています
。その意味ではゲームプラン通りですが、そこで逃げられたときのことを考えると、まだ足りない部分はあると思う。3バックでやっているというのを聞いて、映像がなくて分析はできなかったんですけど、ボールポゼッションは多分相手のほうが上回っているのではないかと思います。それを分かった上でゲームに入った部分もあ
る。奪った時にどちらが破たんしているかというと、我々よりも岡山のほうだなと。それが前半の早いうちに、次のボールを狙って奪ってそのまま攻撃に繋げてゴールに繋がったわけですから、狙い通りと言えばそうだし、我々も逆の展開になったら苦しむ試合だったと思います。今年はフォアチェックできる選手が増えたので、ハ
ーフラインを簡単に越えられないように前から圧力をかけていく、それが奏功したシーンが得点に繋がったという感じはしました。

それぞれの選手交代の意図は?

坂本はちょっと筋肉系の怪我をして、昨日までできるかどうかという状態だったので、早く代えました。アジエルは1年プラスαプレーしてないので、完全に前に残っているだけ。もし1点差のゲームだとすれば、もっと早く代えなければいけない。反面、90分のゲーム体力も養わなければいけないこともあり葛藤はありましたが、
周りに対するメッセージとしてよくない。代わりに佐々木がサイドのハーフをやってました。あと高山が調子を上げてきてサイドもできるし、3人で守る隙のところに走っていく能力は一番あるので、彼のよさを活かすためにもその時間帯かなと。最後の一人は少し迷いましたが、次の相手にはバスケットボール選手(長身)がいま
すから、ダンクされないように(会場
笑)。高さの戦いを今日やらせたわけではなく、ゲームに出ることによって、最初からいくことや途中から入る可能性もないわけではないので、また彼(ソン ハンキ)もクオリティーは高いので、場に慣れるという意味では最優先かなと。もちろん選択肢は他にもあるが、いまの我々のチームのプライオリティーからいくと、後
ろを代えて、またボランチの選手が壊れていて遠藤をそこでやらせる意味もあった。そういう狙いがありました。

巻と佐々木の2トップは高さ・速さもありJ2では圧倒的だがそこを活かすことがほとんどできなかったと思うが?

簡単に言うと、MFと前線の選手のテンポが合っていない。それを合わせていくにはちょっと時間が足りなかったというところは正直あります。前のほうの選手は仕掛けるところとしっかりキープして落とすところ、飛び出していくところ、他にももっとあるが、それをゲームのなかで判断して使い分けていくことが大事。それがま
だできていない。自分のいいかたちばかりイメージしている。これはやっていかないと分からないこともあるし、本人にも言ってトレーニングでもやらせている。でもまだゲームになると出ない。だからといってダメだと烙印を押すのではなく、今日のビデオもピックアップして見せて話をして、トレーニングでやりながら上積みさ
せていくしかないでしょう。早くプレーの幅が広がるように、周りとの兼ね合いがうまく取れるようにやらせていくのが私の仕事でしょうね。

「リフォームではなく建て直すイメージ」と話していたがやろうとしているサッカーはどの程度できたか?

攻撃の点数は高くないと思います。よかったのは攻撃に移ったときの、越していくスピードやパワー。全体的に、ボールを保持しているときの引き出し方や受け方、連係などはまだ大きな課題だと思う。ディフェンスにおいては今までずっと時間をかけてやってきた部分はあるので、その成果は少しずつ出てきたと思います。今度
は千葉との試合なので、向こうがボールを保持する展開になると思う。やってきたことの精度、成果、プレースピードがより上がっていけばいい試合になるかなと考えています。

今年のJ2は弱いところや圧倒的に強いところはないのでは?

おっしゃるとおりだと思います。我々も経済的には厳しい状況ではありますが、厳しい状況だからこそスポンサーになってもらえるような魅力のあるサッカーをしなければいけないとポジティブに考えてこれからやっていかなければいけないと思います。上位に食い込めるように一戦一戦大事にやっていきたいと感じています。

大井選手コメント

(先制点について)いいボールがきたので狙いました。キーパーに触られたので厳しいかなと思いましたが入ったのでビックリしました。ラッキーな部分もあったと思います。
僕自身は初めて開幕でのスタメン出場でした。出るだけでは意味がないと思っていたし、早くサポーターの皆さんにも顔と名前を覚えてもらえるようにと思っていました。
次節は千葉ということで手ごわい相手になりますが、勝ってサポーターの皆さんと喜びたいです。
(勝利のダンスもスムーズに?)隣でノジさん(野澤選手)が「右!左!」って言ってくれたので大丈夫でした(笑)

佐々木選手コメント

シーズンの最初なので、こういう勝ち方をした次の試合が大事だと思う。次に向けて気持ちを引き締めていかなければと思います。
(2得点について)いや、自分自身にももっとチャンスがあったと思う。だから次の試合で点をとることしか考えてない。次の試合に切り替えてます。

石神選手コメント

やられたシーンもほとんどなかったし、チームにとって一番必要だと思っていた勝利という結果を出すことができてよかった。勝っていい形で初戦を終えられてロッカーの雰囲気もすごくよかったです。
ただ、要所要所で悪かったとこころもあったと思う。次はもっと厳しい戦いになると思うので引き締めていきたい。
(ハーフタイムなども選手同士の会話が多かったということですが?)それはプロとして当り前だと思うし、メンバーが代わっている分、お互いに要求し合っていかないと細かい部分というのは詰められないと思う。ロッカーでもそうだしピッチの上でもどんどんそういう部分が出てい けばいいと思う。
次節の千葉は、間違いなく力のあるチームだと思うので、しっかり準備して連勝を目指したいです。

菊池選手コメント

得点に絡めたことは次に繋がる部分だと思いますが、それ以外のプレーを見てみると、後半の最後は足が止まってしまったりミスが増えてしまっていた。前半も少し空回りしたところがあったと思う。今日の試合での収穫といえば個人的には得点に絡むことができたところだけだと思
います。次の試合に出られたら、課題が多く出たのでそこを修正して臨みたいと思います。
僕自身、開幕スタメンは初めてでした。少しうまくいかなかった時にコーチからアドバイスをもらって変わることができた。スタメンで使ってもらったからには結果を出さなければと思っていました。
(アシストのシーンは?)相手のバイタルにどんどん入っていこうというチームの意図もあったし僕自身もスムーズに身体が動いた。あのプレーに関しては自分の中でも大きかったと思います。
(PKも奪いましたが?)カウンターでアジが仕掛けて左サイドで受けたところえファールを受けた形でした。当然のところではありますが、前にうまく走れたことはよかったと思います。

坂本選手コメント

今日は攻守の切り替えの部分、戻るスピードやカウンターのスピードについてはトレーニングしてきたことが出せましたが、それは勝つために当たり前のこと。まだまだ物足りないと思っています。岡山にクロスを入れられる
回数は多かった。なかで跳ね返すことはできましたが、もっとクロスを遮断しなければいけない。強豪はいいボールを入れてくるし、寄せること、ファーストディフェンスなど、コミュニケーションを深めて修正したい。今日よくできた部分を38試合すべてにおいてできるように今後
戦っていきたい。たとえば戻るスピードが遅くなるのは怠慢だと思うので、そういう部分を含めて全部やりきったと思えるようなシーズンにしたい。

岡山 影山監督 試合後コメント

総評

アウェイの開幕戦、しかもJ1から降格したばかりの湘南という強敵を相手に、今日は立ち上がりが勝負だと選手たちに言っていました。残念ながら彼らに思いきり戦わせる部分を私が伝えることができずに、はじめの2失点でゲームが決まってしまったという感じです。それ以降は湘南の速い帰陣に対して我々がなかなか速攻を仕掛
けられずに、ボールを持てば持つほど敵のカウンターを食らうという負のスパイラルに陥った印象です。ただ0-5という点差は私も初めてでショックではありますが、そこまでの実力差があったかというとできた部分は我々にも少なからずあります。この試合の悪いところは1週間かけて修正し、次のFC東京戦、ホーム初戦でサポータ
ーの皆さんに、ここで下を向かず前を向いて上昇できるという姿を見せられるように準備して臨みたいと思います。

質疑応答

ストヤノフ選手が前半で交代したが負傷か?

負傷とまではいかないが、2~3日前まで腿に気になっていた部分があったので。トレーナー、ドクターと話し合い、私が判断しました。これから詳しい診断を待つことになります。

立ち上がりうまくいかなかった理由は?

我々が予想していたほど湘南は前にかかってきたわけでなく、慌てる必要はなかったのですが、ゴール前の粘り強さ、マーキングのズレが2回簡単に起きてしまい失点したことで、自分たちでバタバタしてしまった感はあります。Jリーグの開幕戦に初めて出る選手の、若さの悪い面が出てしまったのかなと思えば、次の試合からは
同じ轍を踏まずにやれると前向きに捉えています。

リーグ戦で初めて3バックをやった印象は?

追い込んで自分たちで取るという形をトレーニングでやっていましたが、それは相手あってのこと。湘南もトレーニングでやっていたときと形を少し変えてきた。そこまで間を使われた印象はないが、力関係で0-1、0-2になって、うちが前がかりになればすかさずカウンターを狙われた。とくにアジエル選手が前向きになってボー
ルを受けるところ、うちが攻撃をしているときに彼がフラフラしているポジションを掴まえきれなかった。そういう細かいところで何回もカウンターを食らってしまった。

どのように修正するべきか?

いい入り方をすることではないでしょうか。戦い方を変えることはまったく考えてないし、もう一度自分たちのやることをさらに徹底して、ゲームのキックオフの瞬間に自信を持って思い切った戦いをすること、それに尽きると思います。

ストヤノフ選手と大道広幸選手の今日の評価は。

ストヤノフは前半で代わってしまったので。今日は特に佐々木選手を掴まえることが難しかった。うちの3枚に対してトップが縦関係になるような形で、そういうときは1枚が出て掴んでもよかったが、初戦ということでうちのDFが安全策をとって3枚が残ってしまった。そこを最初のうちはスイープしてくれた。攻撃参加も抑えなが
らリスク管理してゲームを安定させようと、彼なりに腐心していたのではないか。
大道は千明と2人でDFラインからボールを盛んに引き出してゲームを組み立てる、またあの広いエリアをボランチ2人でカバーした。よくやってくれたのではないかと思っています。湘南の帰陣の速さもあるが、ボランチからなかなか速攻に移れなかった。相手の帰陣の速さを上回る、ボールの出し手と受け手双方で裏を早めに突くこ
とがないと相手にとって脅威にはならないかなと思っています。

今日できた部分とは具体的には。

この並びでやっているときに、前線の3人から追いかけて狙いどころをハッキリさせてボールを奪う、そこから広く使って攻撃する、クロスまで行くということに関しては数多く演出できたのではないか。ただしクロスを何本上げても得点になるわけではないので、クロスに対しての入り方、迫力をもった飛び込み方、相手のかわし
方という面では湘南の2人のセンターバックにほとんど捉まってしまった。そういう反省点があります。

改めて0-5という結果をどのように受け止めているか。

立ち上がりから思い切り戦うように選手たちをピッチに立たせられなかったのは私の力のなさだと思っていますが、なんとなく取られて下を向いたところは、戦い方に関係なくすぐに回復させなければいけない。0-5という結果は、ショックを受けて涙を流している選手もいましたが、こういうことが二度と起こらないように我々はトレーニングを繰り返すだけだと思っています。

湘南の印象は。

試合巧者というか、1点取ったあとは我々にやらせておいて鋭く仕掛けてくる。前線に能力の高い選手がそろっているので、次に戦うときには必ずこの借りを返せるように頑張っていきたいと思います。


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