試合記録

2009 Jリーグ ディビジョン2

第26節 VS ヴァンフォーレ甲府

7月8日(水曜日) 16:00 @平塚競技場

HOME  湘南ベルマーレ ヴァンフォーレ甲府  AWAY
湘南ベルマーレ 2 1 前半 0 1 ヴァンフォーレ甲府
1 後半 1
54 > 57 勝点 49 > 49
中村 祐也 37分
アジエル 74分
得点者 國吉 貴博 82分
選手 シュート シュート 選手
GK 32 野澤 洋輔 0 STARTING
LINEUP
0 荻 晃太 1 GK
DF 5 臼井 幸平 1 0 杉山 新 32 DF
DF 3 ジャーン 1 0 ダニエル 5 DF
DF 19 村松 大輔 0 0 山本 英臣 4 DF
DF 6 鈴木 伸貴 0 0 吉田 豊 20 DF
MF 2 田村 雄三 1 2 藤田 健 10 DF
MF 7 寺川 能人 2 1 井澤 惇 29 MF
MF 8 坂本 紘司 0 1 石原 克哉 7 MF
FW 10 アジエル 3 0 大西 容平 9 FW
FW 34 田原 豊 0 3 金 信泳 18 FW
FW 22 中村 祐也 1 3 マラニョン 11 FW
GK 16 植村 慶 - SUB - 阿部 謙作 34 GK
DF 4 山口 貴弘 0 - 御厨 貴文 3 DF
MF 21 永田 亮太 0 0 池端 陽介 19 DF
MF 28 猪狩 佑貴 - 1 國吉 貴博 24 MF
FW 11 阿部 吉朗 2 0 片桐 淳至 33 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
20分
3 ジャーン 反スポーツ的行為
44分
10 アジエル 反スポーツ的行為
11 シュート 11
42分
18 金 信泳 ラフプレー
44分
4 山本 英臣 反スポーツ的行為
61分
11 マラニョン 反スポーツ的行為
12 ゴールキック 10
7 コーナーキック 8
20 直接フリーキック 17
2 間接フリーキック 2
2 オフサイド 2
0 PK 0
得点経過
37分
22 中村 祐也
左 直接FK 7 ↑ 中央 22 右足S
74分
10 アジエル
右 CK 8 ↑ 中央 10 左足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
82分
24 國吉 貴博
右 32 ~ ↑ 19 ~ ↑ 中央 24 右足S
選手交代
58分
22 中村 祐也 → 11 阿部 吉朗
83分
8 坂本 紘司 → 21 永田 亮太
89分
10 アジエル → 4 山口 貴弘
36分
29 井澤 惇 → 24 國吉 貴博
61分
18 金 信泳 → 33 片桐 淳至
68分
9 大西 容平 → 19 池端 陽介
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
6,705人 曇、中風 26.1℃ 74% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
吉見 文男 岡部 拓人 大塚 晴弘 中井 恒 守屋 友和 岩崎 洋

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

上位対決ということで(記者の方にも)たくさん来ていただいたと思うのですが、原稿を書くのに困っちゃうんじゃないかなという内容でしたね。
スカウティングというのをしてまして、まったくスカウティング通りだったので、ハーフタイムのコメントはなかったんですけども。
試合に勝ったんですけど、試合に勝った気がしない試合でしたね。明日になったら喜べるんでしょうかね、という、アカデミー賞を受けた本人みたいな感想になってしまいますけども。
というのも、得点が意図的にというよりは偶発性で取れたと。ただ言い方を変えれば、偶発性で取れたんですけども、セットプレーで僕らが揺さぶったということもあるでしょうね。
困っちゃいますね、言うことがなくて…。明日甲府と練習試合があるので、そっちも勝ちたいと思います。

質疑応答

スカウティング通りにもかかわらず、勝った気がしない試合になってはなぜか?

甲府は短いパスを繋ぐイメージがあるかもしれませんが、今の甲府は全くそういうことがない。最初からパワープレーです。そういうことをスカウティングでやりました。中盤でボールを回させていい。というか、もちろん出所にプレッシャーに行かなければ長いボールを蹴られてしまいますが。そこをしっかり話しました。マラニョンを真ん中に置いたのはジャーンの後ろに飛び出せということでしょうね。向こうの思惑どおりに、2、3回チャンスをつくってジャーンもイエローカードを1枚もらって、こちらにとっては窮地になった。でも、そういうインフォメーションをして、どういうポジションを取るかという話はしておいたので、さほど慌てることはなかったという感じはします。向こうの守備も予想通りでしたので、ペナルティエリアにうまくボールを運べたと思います。
とにかく今日は浮いたボールが多かった。向こうもミドルシュートは大得意だし、野澤も十分承知のうえでやっていましたが、逆にダフったシュートで入ってしまうのもサッカーの一面かなと思っています。こちらとしてはプラン通りに進んだ。唯一進まなかったのはこちらの得点ですね。

安間監督は湘南は個の力があるので決定力があると語っていたが、確かに少ないチャンスをゴールに結びつけた。それが勝った気がしない背景ではないかと思うが?

私たちはあまりチャンスをつくれないというか、例えばマラニョンがシュートを打った時に向こうは4バックと中盤も構えて前の3人ぐらいでやっている。つまり長いボールを入れてうまく拾ってという感じが多い。リスクを冒さず後ろが揃ってるから、僕らがボールを運んでもがちっと構えている。それが失点の少ない理由でもある。当然それは十分わかっています。潤滑油となっているのは長いボール。我々はリスクを背負って攻めに行く。向こうはリスクを背負わず長いボールとミドルシュートでシュートを蹴らせて終わらせてゴールキックから始める。僕らのシュート数が少ないのは決定率の高いところまで運んで努力してやっているから。これは労力のかかること。だからむこうの戦略としては合っている。長いボールを入れて、残ってる選手の少ないところで個人の力で打開しようと。そう考えたら言い方を変えると、田原やアジエルらと比べたらむこうのほうが上かもしれないですよね。でも、我々はそれをわかっていても自分たちのスタイルを変えるつもりはない。リスクを冒しても行くというスタイルを貫きたい。

直接対決に勝って首位もキープしているが、手応えはあるか?

勝点50を超えていますが、まだ半分をやっと終えたばかりなので、手応えを感じるにはまだまだだと思います。7月、8月、9月、天皇杯とありますが、1試合1試合、その試合でやれることを全部やる。次のことは考えない。そしてコツコツと貯めていくしか我々湘南が突き進む道はないと感じています。ですので、手応えというよりも次のゲームに向けていい準備をして100%以上の力を出すことに力点を置いてやっていかなければいけないチームだと思っています。

甲府は後ろをしっかり揃えるサッカーで4位にいる。ただ、ここ数年J2でもそれだけでは上に登っていけない。最後はリスクを冒していかなければいけないという傾向にあると思うが?

おっしゃるとおりですね。例えば第2クールをやっていて、どうやって守るかよりどう崩すかという方が、監督さんが考えていることが多い。3、4年ぐらい前はどう守るかというところからスタートして、そのおまけで攻撃という感じだったが、逆転しています。これは非常に良い事というか、こちらも勉強させてもらうので悪くはないですが、苦労しているのはそういう点だと思います。
だから考え方は変わってますよね。僕らも練習は基本的に全て攻撃をやっています。それに伴い、攻撃にいいものが出てくれば当然守備もよりアラートにできると思うので。

今後、FWの補強などはあるか?

トゥットと丁は半年の契約だったので契約満了という形です。我々はシーズンが始まってから進化しているが、このふたりに関してはその進化についていけなかったかなという問題で新しい血を入れるべきだとは思っています。この段階でコメントはできませんが、これからやっていくにあたっては、前の方の選手を入れないと厳しい状況であると。甲府さんも入れたし、仙台さんもそうだし、うちもそういう可能性がないわけではないと。田原は8月になったら全く動けないと京都の方から連絡が来ていますので。

アジエル選手コメント

大切な追加点を決めることができて本当に嬉しいです。実は昨日、母親と妹が来日したので家族のためにも絶対にゴールを決めたかったので。
甲府は本当にいいチームなので厳しい試合になることは分かっていました。前回アウェイで対戦して負けているので今日は絶対に負けられない試合でした。全員がその強い気持ちでピッチに立てたから勝てたんだど思います。しかも今まで七夕の記念ユニフォームを着て勝ったことがなかったのでそういう意味でも勝ちたい試合でした。
今日も平日のナイターにも関わらず多くのサポーターが駆け付けてくれて感謝しています。自分たちは常に皆さんに勝利をプレゼントできるように全力を尽します。

田原選手コメント

少しでも起点にならないとみんなが疲労してしまうので、体を張れるところはチームのためにどんどん積極的に行きました。ディフェンス面でも前から奪いに行ったり、自分たちが相手にやられたら嫌だと思うことを意識してプレーしました。それから、試合中は何度も深呼吸して冷静になるよう努めました。

寺川選手コメント

チームとして前半からアグレッシブにプレスにいけたし、ラインを高く保つこともできました。まだまだですが、前に行く力がなければゴールは生まれていなかったと思う。その点で僕らのリズムだったと思うし、気持ちの面も強かった。先制点は大事だと思うし、取れればうちは勝てると思う。一戦一戦勝ちたいので、これからも勝つためのゴールを決めたいと思います。
(次節に向けて)今日と同じ気持ちで闘うことが大事です。キャンプから続けている自分たちの目指すサッカーをして絶対に勝ちたいと思います。

野澤選手コメント

(失点は)完全に僕のミスです。普通に弾こうとしたところ、弾ききれずに入ってしまった。万が一同点にされていたら、みんなの頑張りを台無しにするところでした。
みんなのおかげで守りきれました。
気持ちの入ったゲームで、みんなに感謝したい。うちはやるべきことをやりました。
ディフェンスラインはもちろん、前の選手からしっかりディフェンスできていた。32番以外はみんなよかった。
横浜FC戦で90分間集中して闘い、それが今日のゲームに活きました。最後は絶対に失点できない状況になったが、よく集中し、90分間気持ちの入ったゲームができた。今日の戦いも次のC大阪戦に繋がる。いけると信じています。

甲府 安間監督 試合後コメント

総評

勝点3を求めてこのアウェイにやってきました。平日にもかかわらず、本当に多くの方が駆けつけてくれて素晴らしい後押しをしてくれたのですが、なかなか期待に応えることができませんでした。
ただ、後期は始まったばかりです。やめてしまったら全てが終わってしまう。うちに来ている選手は必ずどこかで挫折しているので、諦めずにもう1度上に噛みつく気持ちをもってやっていきたい。かっこよく決まるチームではないが、色んなものを犠牲にして来てくださっている方々に最後にはそういう姿を見せられるよう努力していきたいと思います。
試合の方は素晴らしい反応をまた見せてくれて、何度となく挑み、決定機をつくってくれました。アジエル選手や田原選手など素晴らしい選手がいる中でしっかりと切り替えて防ぐこともできていた。やはりゴールをなかなか取れないことが今の現実だと思います。フリーキックは多分ミスキックだとは思うが、今はそれが入ってしまう。湘南さんの決定力が素晴らしいことは頭に入っていたが、そういうものも見習って吸収して自分たちの中に付け加えていきたい。
やり続けることでクオリティを上げてきたチームです。最後の1点も形通り、FWが入って2列目の國吉などもしっかり入ってきてくれていた。それが残り、よい方向にいくのではないかと思っています。本当にどんどん変わっていくチームなのでこのチームで仕事をすることに喜びを感じているし、そういうものをまた見せてくれると思うし、僕たちもそういう刺激を与えていきたいと思います。

質疑応答

3トップは前節と同じだったが、中央にマラニョン、左に大西、右に金と配置が変わっていたが、その狙いは?

うちは攻めも守りも一緒に考えているので両面あります。攻めに行ったら信泳(金)などはサイドから入る動きが出てくるのでサイドに置く。容平(大西)も湘南さんが出足の25分いつもアグレッシブに来るので、1度臼井君のところを突いておいて、空いたところをジャーンとマラニョンと走らせて、そのスペースを狙っていく。すると自然と左サイドに行くので、動いている中で元のポジションを取るような仕組みにはなっていました。それもうまくいき、背後も取っているし、攻撃の形もできていたし、戦術的には彼らはよくやってくれたと思います。

前半途中で交代した井澤はケガか?

ドリブルしている最中に足を入れられたらしく、動けないということで代えました。

早い時間での交代は計算違いだったか?

惇(井澤)がすごくアグレッシブに攻撃に挑んでいたので、それは痛いです。ただ、途中から入った國吉が急な出場だったが、素晴らしいプレーを見せてくれていたので、マイナスにはなっていないと思います。

チャンスの量と質では互角以上のものがあったと思うが、決められなかった。逆に湘南は個人の力で決定力があるというニュアンスだったが、決定力は最後は個人に帰するものなのか?

たぶん全国どこも負けたチームは言うし、課題になると思います。個人の課題と言ってしまえば、すごく簡単ですが、僕らは個人で何とかするチームではない。何とかしてフリーになる組み合わせやパターンを考えます。
なるべくいい状態で打てるように、なるべく点が入るようにトレーニングを積んできています。だから個人の面でもちろん認めなければいけない部分はありますが、それを認めさせないように日々努力しています。去年などは最初負け続けてきて、今の形を見つけ出した。この試合だけ、あるいは今年だけを見たらなかなか見えないものはあるかもしれないが、右肩上がりに来ています。プロセスを大事に合宿などを組み、マリノスに7-2に負けたり、色んなものを試して今に至っている。その度に彼らは意見も言うし、聴くし、素晴らしい反応を見せてくれて、次の試合にいつも変化をつけてくれています。
だから、このチームで働くのが僕はすごく好きだし、ひたむきにやっているチームがやはり報われるべきだとやっている最中です。たどり着くためにはもっとやらなければいけないと思っています。


-->