馬入日記

【馬入日記:7月21日】「チャンスは多くはない」

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先日の鳥栖戦で先発メンバーに名を連ねた金子大毅選手。試合後の会見で曺監督は「彼の中の100%は出した」と評しましたが、45分間に留まったJリーグ初先発のピッチに本人の悔しさは残ります。

「自己評価ですか…やっぱり低いですね。こういうチャンスをもらった中で良いプレーをしたかったですけど、自分の特長を出すことはできませんでした」

中断期間中の練習では「自分自身手応えがあった」と、中盤でのボール運びなどを自信を持ってプレー。そういった姿を評価されて掴んだ先発出場にも、しかしなかなか自身の良さを表現するには至りませんでした。

「気負いがあったかもしれません。ルヴァンカップとはまた少し雰囲気が違いましたし、緊張というより気負い。推進力や前に前にというプレーは自分の良さだと思いますし、そういうところを出したかったですが、それができなかったことが1番ネガティブです」

試合直後と同じよう「課題が多かった」と繰り返す金子選手。しかし下を向いてばかりいるわけではありません。どんな形であれ進めた一歩を、次の歩みにつなげていきます。立て続けに迫る試合の中、気持ちを切り替え視線は力強く前に向けます。

「チャンスは多くはない。だからこそそれを掴めるかどうかで今後の自分のサッカー人生は変わってくると思います。日頃の練習を積み重ねることでしかチャンスは回ってこないと思うので、またしっかりやっていきたいです」