馬入日記

【キャンプレポート:6月28日】「アイデアを持って」

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キャンプ3日目は午前中にリスタートでのプレーの確認などを約1時間行い、午後は今回のキャンプで初めてとなる対外試合を実施。選手やチームのあらゆる可能性を引き出すために、45分×3本という時間の中で様々な組み合わせやチームとして共有すべきプレーの要素を盛り込んでいきました。

「いやあ、きつかったです」試合後の夜、そう苦笑いを浮かべて話したのは石原広教選手。それは身体的なものだけではないようです。

「普段より間違いなく頭を使っているなと思います。練習でできていたことでも試合だとやりづらさがあったりだとか、受け方や動き方に変化が出てくるとやっぱり頭を使います。ただいますごくチームとしてポジティブなことをやっているなという感覚があるし、楽しいですね」

石原選手のシーズン前半戦は、ルヴァンカップではプレーオフステージを含め7試合で出場がありながら、リーグ戦では1試合、時間にして45分に止まりました。「前からの課題ですけれど」後半戦に向けて改善していきたいところは明確です。

「自分のところからゲームを作って、ゴールまで結びつけるというところは身につけていかなければいけないと思っています。練習の中でも曺さんに『今の場面は前にボールを出せたぞ』と指摘されることもありますし、自分がボールを持ったときにしっかりとアイデアを持って鍵となるようなパスを出していけるようにして選手としての幅を広げていかなければなと。練習の中でそういうアイデアを増やしていって、それをゲームで活かせるようにしたいです」

現在行われているワールドカップを見る中でも「同じポジションの選手のプレーは見ていますね」と話す石原選手。公式戦から少し離れた時間の中でも、向上心は弛むことなくピッチ内外に注がれています。